2007年05月

2007年05月15日

輸入される言葉

欧米で作られた技術や考え方が日本に持ち込まれることは多いですね。
必ずしも欧米で使われている、ということが
日本で権威的に評価されるからではないとは思いますが、
心理やコミュニケーションに関しては割りと多いように感じられます。

NLPもコールドリーディングも、欧米から輸入されたものですが
こういった技術が日本に持ち込まれて使われるとき、
その用語の使われ方が少し気になるんです。


意識されているのかどうかは分かりませんが、
コールドリーディングの用語は英単語をカタカナ表記にしたものばかりです。
変に訳すよりもカッコイイ感じもありますね。

特に僕のような理系の人間にとってはカタカナ表記は馴染みが深いです。
IT系なんてカタカナ用語がそのまま使われる傾向が強そうですよね。

僕は違いますが、必要以上に英単語が混ざった会話をする人なんかもいますから。


一方、NLPでは結構、用語が日本語に訳されているんです。
どうもそれが僕にはシックリこないんです。

元は同じなのに、色々な訳語が飛び交っていることもあります。

典型的なのは「representative system」。
日本語では、「代表システム」、「表象システム」、「表出システム」
などと言われています。

同じNLPでも団体が違うと、元は同じ内容なのに、使う訳語が違っていたりして
非常にややこしいんですね。


ただ、それ以上に大きな問題も感じます。

それは元の言葉を訳したときに、意味が変わってくる可能性です。

英語圏の人が聞いた言葉には、それ相応のイメージとか体験がつながっています。
例えば「representative system」と言われれば、なんとなくイメージがあるはずなんです。


日本語で「川」と言われても、人それぞれ色々な川を想像しますよね。
山奥の水が綺麗な小川を想像する人もいれば、
魚釣りが出来そうな川を想像する人もいる。
まぁ、あまり都心の川をイメージする人は多くないかもしれませんが。

いずれにせよ、日本で「川」と言った場合には、細長いイメージだと思うんです。

でもアメリカで「river」と言った場合には、地域にもよりますが、
河口の近くに住んでいる人であれば、とてつもなく大きなものを想像するようです。
向こう岸が見えないような水の流れが「river」なんです。


言葉は体験と密接に関わっている。

そのことを踏まえて、日本語訳をするときには慎重になる必要がありそうに思います。

そして既に日本語訳されたものを学ぶ場合、
その訳される前の単語のニュアンスを、なるべく英語に近い意味合いとして
意識してみることが結構重要な意味を持つのではないかと思うんです。

それが最初に伝えようとした人の志に触れることではないかと思うからです。

2007年05月14日

たまには個人的な話も。


実は僕、何を隠そう、鯖好きなんです。
隠す必要もありませんが。

「好きな食べ物は何ですか?」って聞かれたら
「鯖です」って答えます。

魚へんに青と書いて、鯖。
長嶋茂雄流に言うと、魚へんにブルーです。

脂が乗っていて美味しいですよね。

たまに白いご飯が食べたくなると、鯖です。
鯖の塩焼きです。

鯖味噌もいいですけど、シンプルに塩鯖です。

鯖は味が濃いので、ご飯が進みますね。
ご飯を食べたい気分のときは、鯖の塩焼きなんです。
鯖でご飯をガバガバ頬張る。
それが好きなんですよね。


よくスーパーなんかで売られている鯖は、まずノルウェー産の鯖です。

ノルウェー産は国産のと比べて脂が格段に乗っています。
だから腹側の脂が多い部分よりも、尻尾側の脂の少ない部分がいいんです。
それぐらいで丁度いい。
骨も少ないし。

で、ノルウェー産の鯖と国産の鯖では背中の模様が違うらしいです。
ノルウェー産は縞模様。国産は斑点。
そこを見れば、どっちかが分かるそうです。

でも、あまり知られていないかもしれません。
知らない人にとっては、鯖の模様はどうでもいいことなんです。
見えていないんです。

そもそもノルウェー産か国産かすら、どうでもよかったりする人もいます。
知りたくないんですよね。
知る必要がない。


僕は鯖が好きだから、鯖の模様が気になります。
ノルウェー産か国産か、気になります。
だから模様を見ます。


知りたいという気持ちがあるから、違いに気づく意味がある。
知りたいという気持ちがあるから、違うということを知れる。
何かを学ぶときって、知りたいというが出発点なのかもしれませんね。



----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
アンケート実施中

アンケートへ >>

ご協力のほど、よろしくお願いします。



cozyharada at 21:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!全般 

2007年05月13日

無意識の目標

書店に行くと成功法則の本が沢山あります。
コーチングの本も沢山出ています。

願望実現や目標達成をテーマにしたセミナーや教材も沢山ありますし、
NLPでも目標達成のための技術を色々と行います。
なお、NLPでは目標のことをアウトカムと呼びます。


どうしたら目標が達成できるか、どうすれば願望を実現できるか、
それは大きなテーマなのでしょうね。


で、目標となる状態と現状との差が悩みごととなるわけですが、
このギャップは現在と理想の未来の差とも考えられますし、
場合によっては意識で望んでいる状態と無意識がもたらす状態の差とも考えられます。

特に、悩みとなった場合には、「こうなりたいのに上手くいかない」
というようなケースが多いと思います。
それはまさに意識と無意識のギャップに葛藤を感じている状態だと言えるわけです。


無意識は膨大なリソース(資源・役に立つもの)を持っていると言われます。
催眠療法家のミルトン・エリクソンなどは
無意識のリソースを徹底的に信頼していたようです。

無尽蔵にある無意識のリソースの中には、
それぞれの肯定的意図が噛み合わず、折り合いが取れていない組み合わせもあります。
その折り合いの取れていない感じが葛藤になり、悩みになる、と。


意識で望む目標を達成するために必要なものも
無意識には全て備えられているという風に考えるわけですが、
それにも関わらず、その目標が達成できていない現状もあるわけです。

それは、現状を維持することの肯定的意図という、
無意識にある別のリソースによるものだと言えると考えられるんです。


それらの無意識のリソースの肯定的意図に折り合いをつけてやる。
それまで衝突していた部分がスムーズに進めるようになると言えばよいでしょうか。

そのように、折り合いをつける方法、つまり葛藤を解消する方法は
心理療法にもNLPの技術にも色々とあります。
ここではその内容には触れませんが、大事なことは
無意識のリソース同士の衝突が解消され、折り合いがついてくると、
どちらも力を合わせて本来進みたかった方向へ進むようになる、ということです。

種から芽を出して、植物として成長を続けていくように。
小さな子供が自然と立ち上がり、歩き、話せるようになっていくように。


抱えている葛藤が解消されていくと、人は自然と、ある方向へ進み始めるようです。
その進む先が、無意識が導いてくれる望ましい状態だということです。
無意識が知っている目標。

それはもしかすると、生まれたときに決められた
その人のあるべき姿なのかもしれません。
無意識は、生まれたときに与えられた使命に向かって
その人を導いているのかもしれません。


内なる葛藤を解消していくこと。
自分の内側にある無意識の力を1つになるように合わせていくこと。
つまり統合すること。

それが自然な目標達成の方法の1つなのかもしれない。
最近、そのことを考え始めています。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
アンケート実施中

アンケートへ >>

ご協力のほど、よろしくお願いします。


cozyharada at 23:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!NLP 

2007年05月12日

『ブッダ』

最近、手塚治虫さんの『ブッダ』を読み返しました。
文庫本のセットのヤツを買ったんです。

面白いんですね、これ。
仏典とは違う形に脚色された部分も多いようなんですが、
その分ストーリー性として大満足できます。

あまり直接的には語られない印象ですが、全ての生物を平等だとするような主張、
全ての関係性の中に生きている命という視点が腑に落ちる感じです。

個人的には、命の大元が1つに絡み合っている絵が
すごく自分の描いていたイメージにピッタリで心地よかったですね。


一部には、直線的因果律や運命論的な表現も見受けられますが、
哲学者・思想家としてのブッダの在り方が心を打つほうが、より本質的かもしれません。


一方、今年の初めにNLP関連のセミナーを受けたときに
取り組んだある課題で僕は重要なことを学びました。
今回『ブッダ』を読んだときに、そのことが頭に浮かんできたんです。

それは自分の命を何のために使うか、ということです。

『ブッダ』には印象的な話があるんです。

 ある聖人が飢えと戦いながら山を歩いていると
 動物たちが集まってきて助けてくれました。
 クマは川で魚を採り、キツネは木の実を取ってきました。
 でもウサギは何も食べ物を見つけることができなかったんです。
 そしてウサギは自ら焚き火の中に身を投じ、
 自分自身を食べ物として聖人に提供しました。

そのような話がとても感動的なエピソードとして語られています。

自己犠牲の精神なのかと思います。


自分以外の何者かのために、自分の命を使う。
その命の使い方は労働であったり、奉仕であったり、色々だと思います。
自分の身を挺して誰かを救うというのは、とてつもなく尊いことだと思います。

コールドリーディングは人を幸せにするために使うように教えられました。
人を幸せにする技術だと。

自分以外の誰かのために、という視点が自分に力を与えてくれるのでしょう。


ただ、僕は『ブッダ』のその自己犠牲のエピソードを読んで思ったんです。

ウサギの行為は尊い。
でも、それを目の当たりにして、その想いを背負って生きていく
残されたクマ、キツネ、聖人も非常に大きな勇気と覚悟を必要とするだろう、と。


自己犠牲の精神は素晴らしいと思います。
でも、それを受け止めて生き続けていくことも、同じか、それ以上に素晴らしい。
命の重さを背負っていくわけですから。


そして、命の重さが平等であるなら、
その命の一部を使って誰かがしてくれたこともまた
大事な命の一部を受け取ることと同じではないかと思うんです。

どんな食べ物であっても命を貰っているという意味では感謝は同じ。
誰かがしてれくた何かの行動には、
その人の命の一部を貰っているという意味で同じように感謝をしていきたい。


いつでも自分以外の何者かの命の一部を貰って生きている。
そう思えたら、様々なことに対して、素直に感謝ができるのではないでしょうか。

2007年05月11日

アンケート

ちょっと今日は、アンケートのお願いです。
前置きに興味のない方はそのまま終わりの方を見てください。



僕がNLPのセミナーにトレーナーとして参加して
受講生の方のフォローなどをしていると、僕の着眼点に興味を持たれる方が多いんです。

それは割りと資格取得コースの終盤であったり、
あるいはトレーナー同士であっても、そう言って頂けることがあって
これまでは「あぁ、そんなもんかな」ぐらいに思っていたんです。

きっとそれは、僕がコールドリーディングとかもやっているからだろう、と。
コールドリーディング的な観察っていうのも、おそらく僕には染み付いていますから。


一方、僕が石井道場の人と一緒にいたり、コールドリーディングの勉強をしていたりすると
その場でも僕のリーディングに興味を持って下さる方がいるんですね。
「なんでそんなこと思ったの?」みたいに。

それはきっとNLPをやっているからじゃないか、って思っていました。
NLPでは注意深く観察することをキャリブレーションと呼んで大切にしますので。
(僕個人的には、本当は「キャリブレーション=観察」ではないと思いますが)


ところが、どうも一概にそうでもないようなんです。
コールドリーディング的な観察もNLPのキャリブレーションも、
僕の中で入り混じっていたようです。


そして、それには僕がバイオ系の研究職として
理系でずっとやってきた経験も加わっているようです。

言うまでもなく、実験をする上で観察は非常に重要なポイントです。
でも同じ実験を二人でやっていたとしても、
観察して何を発見するかというのは人それぞれであるわけです。

例えば、仕事のある場面で今までにない不調が続いてしまったとしましょう。
おそらく関係者は大勢で、その仕事のデータを分析して原因追求をするでしょう。
その時に見ているはずの情報は同じです。
でも誰が何に気づくか、どこが本質かを見抜けるかどうかは人それぞれです。

それもまた観察力なわけです。



で、色々と観察ということについて考えていくと
僕の中にはハッキリとしたポイントがあるんです。
思いのほか、この話を聞いた方が面白がってくださったんですね。

ということで、今後の予定として
観察力を養うためのセミナーをやってみようかと考え始めました。

このブログを読んで下さっている方々の中で
どの程度の方々が関心を持って下さるのかを知りたいので、
アンケートにご協力いただきたいんです。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

アンケート

観察力のセミナーに興味がおありの方は

 「○」
もしくは「興味アリ」

と、ご記入いただき、以下のアドレスにメールして頂けますと幸いです。


 cozyharada(atmark)gmail.com

※お手数ですが、『(atmark)』の部分を『@』に置き換えて送信ください。(迷惑メール対策)


ホントに気軽なアンケートですので、特に御礼はご用意できませんが、
メールを頂いた方にはセミナー開催時に優先的にご案内を差し上げます。
もちろん無理な勧誘などは一切いたしません。

メールアドレスを知られることに抵抗のある方は
コメントとして書き込みをして下さいますようお願いいたします。

なお本アンケートは一定期間の後に削除させていただきます。


お手数をおかけしますが、ご協力のほど、よろしくおねがいします。

2007年05月09日

「なぜ、あの占い師はセールスが上手いのか?」

石井裕之先生のコールドリーディングを利用した営業&販売の本が
5月10日頃から書店で発売されます。

この本の著者は森下裕道さん。石井裕之先生は監修にあたっています。

なぜ、あの占い師はセールスが上手いのか?~誰でも何でも売れるセールス・テクニック「コールドリーディング・セールス」


著者の森下さんは石井道場の第一期生で、炎のスーパー接客マスターとして
今までに3冊の著書を出しています。

最近は講演活動や執筆活動などで本当に忙しい毎日を過ごされているそうです。

とても熱い人で、どんなときでも周りの皆を元気にしてくれる
とてつもないパワーを持った方です。
僕はいつも森下さんを、南国の太陽のような人だと表現していますが、
実は表向きの無尽蔵な明るさのパワーの裏には
人知れぬ努力や深い人間性が感じられるんです。

森下さんの情や頑張りに興味をもたれた方は、著作の
『7日間続ければあなたは変わる ピッカピカ―今日からあなたを接客サービスの天才にする本』

を読まれることをオススメします。


この新刊には、そんな森下さんの個性が文章やら行間ににじみ出ていて、
これまでのコールドリーディング本とは少し違った雰囲気が味わえると思います。
ちなみに、僕は一足先に池袋でこの本を購入しましたが、
平積みになっている量が今後の売れ行きを予想しているようでした。

セールスということに関してコールドリーディングのテクニックを焦点化した内容で、
本当にコールドリーディングを熟知している人にとっては
それほど真新しさは感じられない内容に思えるかもしれませんが、
その分、納得感を強く感じられるのではないかと思います。
そして、コールドリーディングを知るほどに、細かく読んでいくと
この本自体をじっくりと楽しめる部分もありそうですよ。

ちなみに今回の記事にも、この本に紹介されているテクニックを入れてみました。


そして最終章には今まで石井道場の中だけでしか公開されなかった
コールドリーディングのテクニックを、監修者の石井先生が書いています。

これはホントに凄いんです。

僕は最初に石井道場でこのテクニックを学んだとき、
正直に言うと、それほどシックリこなかったんです。

要するに当たり前っぽいんです。普通に感じられるんです。
一見するとスゴクなさそうなんです。

でも。

これは『コロンブスの卵』な発想なんです。

当時は分からなかったこの凄さを、
理解できるようになっていた今の自分に気づけたことも嬉しかったぐらいです。

それは実践してきた経験に基づいても確信して言えることですし、
人間の意識と潜在意識について理論的にも学んできたから納得した部分でもあります。


無意識は全てを知覚している。
それをどうやって意識に上げるか。
実はこのことと直観力とか大きく関わっているんですが、
それに関しては別の場でお伝えできたらと思います。


ちなみに、『TVチャンピオン』好きの僕としては個人的に
石井先生のあとがきが非常に印象に残っています

2007年05月08日

伝えるということ

5月の4日、5日にNLPのセミナーを開催しました。

参加してくださった皆さんからは好評を頂きまして、
とても充実感を感じられた2日間となりました。

皆さん、非常に志の高い方が集まってくださいまして
こちらとしても思う存分にやらせて頂けた気分です。

とても柔軟性の高い上に、もともと会話によるコミュニケーションが上手な方ばかりで
ワークの最中も安心して見ているばかりでした。
見ていた僕も気づきを貰うこともできましたし。


そんな中で嬉しかったのは、大勢いらして下さった参加者の方々の中に、
大体10人に2,3人の割り合いで
「原田さんがやると聞いたので参加しました」
とおっしゃった方がいたということです。

これはセミナーをやる側としては最高の誉め言葉ですね。

もちろん、内容にも関心がおありだったとは思いますが、
「原田さんだから」というのは格別な言葉でした。

いつかそんな言葉を聞きたいなぁ、と思っていたことが
思いのほか早く聞けてしまったんです。
ホント、開催して良かったなぁ、と感じています。


実は、僕の中にはNLPを伝えていくことに対して、色々な考えがあったんです。
正直に言って、資格取得コースを開催する意思はほとんど無かったんです。

それは僕自身がNLPというものに深い思い入れを持っているためです。

誤解してもらいたくない、という思い。
自分の主張にあまり影響されて欲しくないという思い。
創始者であるリチャード・バンドラーの意思を尊重したいという思い。

様々なことを考えたとき、僕はNLPの伝え方に対して考えがまとまらなかったんです。

なぜなら、僕の考えるNLPというものの性質上(これには自信がありますが)、
僕が伝えるNLPは必然的に「原田幸治のNLP」になってしまうんです。

ところが、伝わって欲しいNLPは、NLPをやる人それぞれのNLPなんです。

先日のセミナーでもお伝えしたんですが、NLPは人それぞれ違うものなんです。
絶対に。これは断言できます。

そこに多少の迷いがあったわけです。

変な先入観は持ってもらいたくない。
でも僕には、僕が大切にしていることを伝えたいという思いもある。


で、セミナーの2日目(中級)が終わった後、また嬉しい言葉を頂いたんです。
「原田さんから一通りNLPを習いたい」
って。

それで少し考えが変わりました。

誤解の少ないように、僕の思いと、本来大切にされるべきところと、
全てを慎重に伝えていけばいいのかもしれない、と。

何よりも、望んでくださる方がいたことが最大のキッカケでしょうね。

慎重に、大切に、丁寧に。
他の資格取得コースよりも時間をかけるかもしれませんし、
他のNLPの教え方よりも理屈っぽいかもしれません。

でも、
僕が良いと思うことと、
受講する方が良いと感じたことと、
客観的に良いだろうことと、
それらを大切にしていけば、僕が伝えるのも良いかもしれない。
そんな風に思い始めました。


僕にしか出来ないことがある。
僕を必要としてくれる人がいる。

そこを重視してみようかと思い始めています。

cozyharada at 23:16|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!NLP | 全般

2007年05月07日

執着の対象

レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿や絵画を見ていて感じたこと。

それは「悲しさ」「寂しさ」に通じるものでした。

彼の自然科学、人体への興味は執着に近く、
その執着は命への執着ではないかと感じました。

自分という存在。
生きている理由。
自分が自分として、今この場にいる理由。

そのようなものへの追求が自然と命への執着になっていたのではないかと思いました。


そしてその悲しさや寂しさは「モナ・リザ」には感じられないんです。

何かを見つけたのかもしれません。

母の愛。
自分への愛。
モナ・リザの中にはレオナルド・ダ・ヴィンチ自身への
愛が表れているのかもしれません。


彼が愛を見つけたのだとしたら、それはいつだったのでしょう?

彼の歴史を紐解いて、モナ・リザへ至る経緯を探ってみるのも
面白いかもしれません。

2007年05月05日

天才の実像

いつの頃からかは覚えていませんが、僕はレオナルド・ダ・ヴィンチが好きでした。
もちろん今も好きです。

あの興味の対象の広さ。
時代を先取りする知性。
執着に近いほどの好奇心。

自然と科学が完全に融合しているような世界が好きなんです。

いつかルーブルに行きたいなぁ、と思っているんです。


で、先日、上野でやっている特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ−天才の実像」を見てきました。

内容としてはレオナルドの生涯に焦点化した感じで、
芸術性よりは科学的な側面が強調されているようでした。
本物の絵画などよりも、彼の膨大な量の手記の一部や、
手記を元に再現された彼のアイデアが大半を占めていたようです。


とても色々なことを感じ、考え、ますます彼が好きになったのと同時に
彼自身の人生というか心というか、その内面により興味が沸いてきました。

無意識とか心理とか、
そういったことを色々と学んできた今だからこそ気づけたことが沢山ありました。


今日は、その中でも彼の手記の筆跡に関して書いてみます。


僕はコールドリーディングとして筆跡鑑定を行います。
一般的な筆跡鑑定も勉強しましたが、それ以上に
「文字に内面が現れている」
というスタンスで文字を見て、それに対して解釈を加えていくことをよくします。

これが本当に良く内面を表現しているわけです。

部分は全体を包括する。

自然界で言えばフラクタルとかとも関連するのかもしれません。

とにかく、文字にすら人の内面は克明に現れているんです。


そういう僕の目から見たレオナルド・ダ・ヴィンチの筆跡は実に興味深かったんです。


これは有名なんでしょうか?
彼の手記に書かれている文字は鏡写しのように左右反転しているんです。

そして非常に丁寧で、読みやすく、バランスが整った文字でした。
筆圧も安定していて、石井裕之先生のコールドリーディングで分類すると
ソムナムビュリストに多い文字です。
ソムナムビュリストは自分を押し殺しやすく、人に合わせる傾向があって、
いつでもキッチリと正しくなければならない、というような思いが強いと言われます。

レオナルドもキッチリしていようとした雰囲気だったんです。

その雰囲気は人体への異常なまでの興味にも如実に現れているでしょう。


そして、その最大の特徴とも言える左右の反転。


一説では、それがもし鏡文字であることがすぐに解明されていたら
科学の歴史が大きく変わっていただろうと言われるほどに、
その手記の内容は当時のレベルを大きく上回っていたそうです。

彼は人に読まれて情報を盗まれることを恐れていたのでしょうか?

僕はそうでないと思いました。

おそらく彼の膨大な手記は誰かに向けたものではないと思ったんです。
彼自身が沸きあがってくる考えを整理するためのものだった。
だから彼にとって書くこと、それ自体に大きな意味があったと僕には思えます。

それは無意識とか心理とか言うことを考えるとシックリするわけですが、
それに関してはまた別の機会に書くとします。

とにかく彼は書きたかったんだろう。
文字を見ているとそう思えるんです。

それには彼がソムナムビュリストであることに加えて、
彼が左利きであったことが関係していると思うんです。

彼が左利きであることは有名ですが、
それはデッサンでのペンの動きの方向から見て取れます。


左利きの彼が鏡文字を書くメリット。

それは書きやすさです。
スピードを出しやすいんです。


現在であればボールペンにしろ鉛筆にしろサインペンにしろ、
押して書くことに、それほどの不自由はないかもしれません。

でも彼が使っていたのは、いわゆるペンだと思うんです。
ペン先にインクを浸して書くタイプの。

であれば、押して書くことはかなりの苦痛だったはずなんです。

通常のアルファベットや日本語の文字はペン先を引いて書く動きが標準です。
ただしそれは右利きの話。

左利きの人がアルファベットをかくと押す動きになります。

書くほどに左手が書いた文字の上に乗ります。
インクが乾いていなければ当然、インクをこすります。
手についたインクは別の場所に写ります。

そして、インクをつけて書くタイプのペン先は引いて書くように出来ているんです。
押したら紙が破れやすいんです。


だから彼は鏡文字を書いた。
左手で文字を書きながら、ペンを引いて動かすために。

それが僕の推測です。
もしかすると、ある分野では常識なのかもしれません。
でも僕はそんなことは知りません。
ただ、文字からそう読み取れた、という話に過ぎません。


で、文字を反転させてまで書きやすさを優先したのは
彼が文字を早く書きたかったからだろう、と。

キッチリしていなければ気がすまない彼が、左手でペンを持って
もっとも快適に文字を綺麗に書きとめていく方法が鏡文字だったろうと思うんです。


そしてそれは、彼が沸きあがってくる考えを早く紙に書きたかったから。
沸き上がる考えのスピードに一番スムーズに対応したかったんじゃないでしょうか?


だから僕には、
レオナルド・ダ・ヴィンチの手記が自分のアイデアをまとめるためのツールであって、
誰かに向けた記録でも、自分が見直すための研究資料でもなかったと思えるんです。

ただ書き留めること、それが考えを整理するための方法だったように思えるわけです。
それもまた天才を感じさせる部分だと、
展示されていた手記を見ていた僕には思えたんです。


2007年05月02日

Yesセット

「笑っていいとも!」で見られる光景。

「こんにちは!」 「こんにちは!!」
「天気いいね!」 「そうですね!!」
「明日は雨になるらしいね」  「そうですね!!」
「このまま梅雨入りだって」  「そうですね!!」
「んなこたないよ」

Yesセットです。

有名かもしれませんね。

返事が「Yes」となるような質問を繰り返していると
相手は「Yes」と答えやすい心理状態になるという。


NLPで言われるバックトラッキングは
カウンセリングの場面ではオウム返しとしてよく知られていますが、
相手の言ったことを繰り返せば、必ず返事は「Yes」になるわけです。

といっても、さすがに全ての会話をオウム返ししていたら不自然なこともありますから
自分がした発言に対して相手から「No」の返事が返ってきたときに
バックトラッキング(オウム返し)をするのが効果的だと考えられます。
「No」が出た瞬間にすぐ「Yes」に挽回できるわけですから。


で、コールドリーディングのセッションをしていると
このYesセットの効果というのは如実に感じられるんです。

コールドリーディングの話術というのは相手に「Yes」と思わせる技術とも見れます。
リーディングが当たる(ヒットする)のは「Yes」の返事が取れたとも言えるわけです。

そうなると、セッション中には、ほとんど「No」の返事が来ない方が良さそうです。


ところが、実際にはセッションの後半ほど相手から「Yes」が出てきやすい気がします。

話している自分からすると、初めの部分でも後半でも、
内容が当てはまる度合いは、それほど変わっていないように思えるんです。
にもかかわらず、相手のリアクションは後半ほど良い。

それは相手に「Yes」を積み重ねていくことで
「Yes」の反応が得られやすくなってきたと見ることができるのではないでしょうか。


でも、それは「Yesセット」という見方をした場合の話なんです。

僕の目線からするとラポールの度合いの方が大きい。

コールドリーディングのセッション後半ほどラポールが深まってきているから
相手は心を開いてくれる。
それによって自分から勝手に当てはまるように解釈してくれやすくなるのだろうと。

また、単純にリアクションという観点でも、自分の感情をさらけ出すわけですから
それにもラポールが関わっています。


そして、僕の感覚の中でコールドリーディングのセッションの本質は
「相手に楽をさせる」ことだと思うんです。

相手の方が「自分は何も気を遣わなくても、この人がやってくれる」という
安心感を感じてもらうことが重要だということです。

不安や緊張は全てこちらでフォローする。相手が気にしなくていいように。
色々と考えを巡らせるような負担もかけさせない。
無意識的に持っている、ここから先は踏み込まないで欲しい、という範囲は
こちらで徹底的に警戒しておく。

いくら相手の方が積極的に話をしていても、
その話が、その人にとって普段どおりの話では心は開かれていないんです。
絶対に踏み込まれたくない部分を持っているからこそ、
話しても大丈夫な内容を自分の中で決めているんです。
その範囲だったら明るく楽しく積極的に話ができても、
それは同時に「この話題以外は離しませんよ」というメッセージでもあるんです。


心を開いてくれているかというのは、
他の人には話せないことを話せるかどうかでも少し判断できるのではないでしょうか。

「この人は私を傷つけない。いつも私のことを考えてくれている」と
意識にあがらない範囲で感じてもらえたとき、安心感が生まれると思うんです。

それには相手に楽をさせること。
相手の心配は全てこちらが代わりにする。
相手が意識で色々と判断しなくていいように会話をすること。

そういったこと全てを合わせて「Yesセット」って言うんじゃないかと思います。


「Yes」が続くから、ついつい「Yes」って答えやすくなるのではない。
自分の全てに「Yes」を出してくれる人だと感じてもらえると心を開いてくれる。
その結果として、「Yes」って言いたくなるんじゃないでしょうか。

おしらせ
 ◆ セミナー情報 

New!

《コミュニケーション講座》
 〜人を育てる指導力〜

【日時】 
  2019年6月16日(日)
   10:00〜16:30


【場所】 
  北とぴあ 601会議室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《瞑想講座》

【日時】 
  2019年6月22日(土)

  午後の部 13:30〜16:30
  夜間の部 18:00〜21:00

【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《怒りの取り扱いマニュアル》
 〜期待の手放し方と
  ゆるしの技法〜


【日時】 
  2019年7月6日(土)
     7月7日(日)
   10:00〜18:30


【場所】 
  滝野川会館

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
   南北線西ヶ原駅より7分

詳細はこちら>>
次回未定


 ◆ 過去の講座 

《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


当時の内容はこちら>>


《勉強会》 

【テーマ】 変化の流れを考える

当時の内容はこちら>>
次回は未定



 ◆ お問い合わせ 
  技術向上、
  コンサルティング、
  スーパーバイズ、
  執筆・講演…

  諸々のお問い合わせはこちらへ>>



ホームページ
バナー1


プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
Archives
最近のコメント
QRコード
QRコード