2007年07月

2007年07月13日

強くて弱いから

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今日も何度か勉強会の日程について質問を受けたので
あらためてご連絡です。

今月の勉強会は

7月25日(水) 18:30〜 若松地域センター第二集会室

で行います。テーマは「質問の技術」

詳細はこちらをご覧下さい。
勉強会070725 ( http://rikei.livedoor.biz/archives/50205495.html )

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人はそもそも強いのでしょうか?

僕は強いと信じています。
人はきっと強いものだと思いたいんです。

特に無意識の力は強大です。
その強大な無意識の力が、人を守ってくれている。


でも、やっぱり苦しいときはあります。

苦しいとき、人は自分の本当の強さを認めたくないのかもしれません。

そんなときは、強さを見ないようにしている弱い部分を大切にしたい。


苦しいとき、弱いとき、つらいとき、かなしいとき。

本当は強いから、弱くもなることができるのかもしれません。
弱くなっても大丈夫な強さを持っているから、弱くなれるのかもしれません。

弱いときは弱くなりたいときなのでしょうか。

それもいいような気がします。
弱いときは弱くていいような気がします。

弱い部分と一緒にいても大丈夫なだけの強い部分がきっとあると思うからです。


無理に強がろうとするから余計に苦しいという面もあるんじゃないでしょうか?

せっかく出てきている弱い部分を押し殺そうとするから
反発にあって余計に苦しい思いをするんじゃないかと思うんです。

弱くても大丈夫。
もともと強いから。
そんなことを思いました。


2007年07月12日

メンター

僕は本屋が好きです。

オンライン書店も便利なので利用しますが、
やっぱり実際に本を手にとって選ぶのが楽しいんですね。

会社員時代、職場の関係で山口県に住んでいたときは
週末の楽しみが本屋でした。

近くにある(車で5〜10分の)少し大きめの本屋2軒が行きつけでしたが、
たまに車で40分とか1時間とかをかけて大きな本屋に行くのも楽しみだったんです。
確か、宮脇書店だったかと思います。

本屋のために福岡まで出て行くことはしませんでしたから
年末年始、お盆、ゴールデンウィークといった長期の休みのたびに
東京に帰ってきては本を買いだめしていたのを思い出します。
休みの間に買った本の大部分は宅配便で山口に送っていました。

懐かしい思い出ですね。

そういえば、本屋ごとに決まったルートを見ていた気もします。
皆さんも本屋に行くと決まって立ち寄るコーナーがあったりするんじゃないでしょうか?


さて、今日も大き目の本屋に寄ってきたんですが
リーダーシップとかコーチングとかの本が並ぶコーナーに何冊か気になる本がありました。

それは「メンター」に関する本です。

メンター(mentor)というのは師匠とか信頼のおける先生とかいう意味で、
語源は古代ギリシャのオデュッセイアに出てくる
「メントール(mentor)」という人物だそうです。

実はNLPでも「メンター」というワークを行うんですが
とても充実感があって評判の良いワークなんです。
まぁ、ワークとしての「メンター」は本に書かれた内容とは全く違いますが。

本に出ていたのは、社内の人間関係のような場面で、メンターとなる人物が
指導(=メンタリング)を受ける人の師となって、仕事面から精神面まで
人間としてトータルにサポートするような内容です。

インターネットとかで「メンタリング」として調べると
このような師弟関係を結ぶケースが見つかってきます。

ちなみに、メンタリングを受ける人をメンティーなんて呼んだりもしますが
あまり浸透している感じはしませんね。

要するにメンターは先輩・先達であって、上下関係に近い印象があるわけです。

コーチングがパートナーシップというか横の関係、
あるいは支援者的な位置づけを感じさせるのに対して違いがあるんです。

社内でメンタリングということになると、仕事上でも先達であるわけですから
教えることもするし、育てることもするということになります。

こういった意味での良いメンターとなる人達は人間的魅力も伴っていることが望まれ、
「あの人から学びたい」「あの人についていきたい」
と思われる存在だと言えるんじゃないでしょうか。

こういった社内メンターを養成することが組織の活性化や人材育成、
メンタルヘルスの観点からも重要だということも言われています。

確かに上司・部下という上下関係が前提になる組織内では
コーチングを上手く機能させるのは難しい側面もありますから、
優れた社内メンターの養成が効果的だというのは納得できるというのが私見です。


また、最近では起業家が多くなってきていることから
そういった人達にとっての先達、指導者という意味でのメンターも
注目されつつあるようです。

「メンタリング」という言葉を抜きにして、
単純に「メンター」という言葉だけを取り上げた場合には、
もしかすると尊敬する先生ぐらいの意味で組織を離れたメンターのほうが
浸透しつつあるのかもしれません。

本によると、起業家が成功するには良きメンターとの出会いが必要なのだとか。


僕にもメンターと仰ぐ先生が何人かいますが、
僕がメンターから教わったメンタリングは上のどちらとも違います。

位置づけとしてはコーチに近いです。

その意味合いでは、コーチングで効果が出るタイプの人と
メンタリングで効果が出るタイプの人は一致していることになります。

ポイントは気づきにあるからです。

意識的なスキルトレーニングから、深い無意識レベルの統合過程まで
全人格的に人を扱うという意味合いでは社内メンターに近い印象かもしれませんが、
成長のお手伝いをするという意味では先達である必要がないんです。

援助的というよりも、むしろ一人の大人の人間同士として
尊敬しあいながら関わる、と言ったほうが近いような気もします。

メンターは相手よりも上である必要が全く無いわけです。

全体的な成長のためのお手伝いという部分に専門性があるだけで
もしかすると、師という意味でのメンターからは逆に離れた印象すら与えかねません。


そして僕は、こっちのメンターこそが、これからの時代に求められると信じています。
師弟関係の部分にフォーカスしたものではなく
全体的アプローチの部分にフォーカスしたメンタリングこそ重要だ、と。

起業家が増えています。
経営者が増えるわけです。
孤独な人達が増えるんです。

その人達が頑張れるようにあって欲しいんです。


2007年07月11日

体と仲良く

先日、ある先生の下へ相談に行きました。

コーチングでもセラピーでも、カウンセリング、コンサルティングもそうですが、
相談にのる側の人間も、相談を受けてみるというのが非常に重要です。

僕の知人の催眠療法家は言っていました。
実際の自分の悩みを話す体験をすることが大切だ、と。
そうすることで悩みを話す人の気持ちが理解できるから。

相談しに行く人がどういった気持ちでテーマを口にするのか。
それが分かっているのと分かっていないのでは、話を聞く姿勢が全く違うんです。
違う内容ではあっても相談にのる側の人間が
自分自身で悩みを相談するということの意味を実感しているから、
悩みを相談してくる相手のことを尊敬できるんです。

立場は全く対等です。
一人の人間同士として対等に関わるんです。
そこには相手に対する敬意が生まれます。


今回、僕が相談に行った理由はそれだけではありませんが、
その時に印象的なことを聞きました。

僕は体と仲が悪かったそうです。

実際、僕は体を酷使してきました。
会社にいたときは住居が自転車で5分くらいのところでしたから終電なんてありません。
最後の方に会社を出るのを続けていると夜勤の守衛さんとも仲良しになります。

帰ってから自分が興味を持っていた心やコミュニケーション、脳科学などの勉強、
色々と音声教材も聞いていましたし、瞑想をしていた時期もあります。
英語の勉強にと「LOST」のDVDを見ていたときは寝るのが朝6時を過ぎていたり。

振り返っても酷いものです。

姿勢も悪いですし、肩コリと偏頭痛はずっと持ち続けていました。

相当に体の声を無視してきていたのだそうです。


肩コリがあるのに、気づかない人がいます。
凝っているのに気づかないのだから、別に良いだろう、っていうと
一概にそうとも言えないかもしれません。

気づかないというのは自分の体の声を聞いていないという意味でもあるからです。

もちろん、体の声を聞かなければならないわけでもありません。
ただ、実際に体というものがある。
だったら体に対してもう少し向き合ってみてもいいんじゃないか、と。

僕が体に向き合おうとしなかったのには、いくつか理由があると思います。
まぁ、プライベートなことなのでここでは言いませんが。

とにかく僕は仕事として人と正面から関わっていくことを選択したわけです。
そのためには人間全体として人を見れるほうが望ましい、ということです。

自分自身の体を知ることが重要なのでしょう。


言ってみれば、自分自身の体を相手にコミュニケーションを取っていくということ。
相手が自分自身の体なんです。
自分の体に敬意を持って関わっていくことが大切だと感じました。

整体も定期的に受けていこうと思っています。
酷使してきた体を大切に扱いたいんです。
「今まで無理させてきてゴメンね。頑張ってくれて、ありがとう」って。


2007年07月10日

ドライブ

ドライブをしている時のことを想像してみる・・・。

エンジンをかけるためにキーを回す。と、エンジンが回り始める音がする。
エンジンのアイドリング音を聞きながらギアを入れ、
足でブレーキペダルを踏みながらサイドブレーキを解除する。
両手をハンドルに戻し、ブレーキペダルから足を離すのと同時にアクセルを踏む。
エンジンの回転数が上がったのがエンジン音から分かる。
車が加速しているのは、後方へと流れていく景色で理解できる。
同時に、シートの背もたれに押し付けられるような後方への重力を感じる。
周囲の状況へ注意を向けながらアクセルの加減をする。
車がカーブに差し掛かると横方向へ体が持っていかれるような感じを味わう。
・・・。

と、いうのが一般的なドライブの状況だと思われます。

ところが、これは男性目線。

女性でも車の運転が好きな方、頻繁に運転をされる方もいますが、
多くの女性にとって「ドライブ」という単語から想像されるイメージは違うようです。

彼女たちは助手席にいるんです。
シートベルトの感覚や座席の感じ、路面の振動やエンジン音、流れる景色・・・
そういったものは感じていても、ハンドルやアクセル、ブレーキは
全く無関係なんだそうです。

むしろ、車内にかかっているBGMや、お菓子を食べるような楽しい気分、
隣の運転席に座っている男性の姿などのほうが印象深いようです。


「ドライブ」という単語で思い出されるものは必ず個人によって違っていますが、
大枠で見たときに男性と女性でも大きく違う部分があるということも忘れられません。

自分がある単語で思い出すこと、その内容は単語に結びついた体験の象徴なわけですが、
体験自体は人によって絶対に違うのですから、
誰かの話を聞いたときに理解できるという方が無理があるはずなんです。

前提は分からない、ということ。


例えば「美しい」というような単語の場合には非常に抽象的な表現ですから
個人によって意味合いはかなり違っていて当然だと考えられます。

その一方で、「美しい」という言葉を使ったときには、聞いた人・読んだ人が
それぞれ勝手に自分の中の「美しい」の概念で理解してくれるんです。
非常に楽なわけです。
使い勝手が良い。

ところが、一見すると具体的な単語、先ほどのドライブのような単語は
具体的で体験との結びつきが強く分かりやすい反面、
お互いに理解している体験の内容が実際には全然違っていたりするために
知らないうちに誤解の原因を作っていたりすることがあります。

カウンセリングなど、人の話を聞く場面では特にそうです。
注意が必要です。

「美しい」「愛」「真理」といったような抽象的な単語は
個々の体験に基づいた概念として抽象度が高いので、コミュニケーションの過程で
お互いの理解にギャップがあっても大きな問題にはなりにくいんです。
勝手に自分自身の概念で理解して、勝手に納得してくれるわけです。

それが抽象度の高い言葉のメリットと言えます。
セールスレターや広告などでは抽象度の高い言葉が頻繁に使われます。
コールドリーディングのストックスピールもそうです。
だから万人の心に響くメッセージになりやすいのでしょう。

逆に「ドライブ」のように体験の記憶を強く思い出しやすい単語は
話し手と聞き手で誤解が生じやすい単語と言えます。
抽象度が低いんです。具体的なんです。

話し手がドライブに関して話しているときに考えている体験の様子と
それを聞いた聞き手が勝手に想像したドライブの体験の様子はハッキリと違うはずです。
だからドライブの話をしていたのに全く話が通じなかったり、
誤解が起きてしまったりしやすいということになります。
運転する側の体験と助手席に座っている側の体験では全く意味が違いますから
誤解が起きやすいのも当然ではないでしょうか。


そういうわけで、比喩表現(メタファー)というのは効果的なんです。
メタファーは具体的な話を抽象的なメッセージとして伝えるために
誤解が生まれにくいわけです。
より正確に言うと、勝手に聞き手が良いように誤解をしてくれるわけです。

抽象度が高いために上手く伝わってくれるのがメタファーのメリットですから
メタファーを使うときには抽象的になるように気をつけるのがポイントになりそうです。

誰でも感じるであろうこと、誰にでもあるような体験、
ありきたりの自然な現象、そういったものに喩えると効果的でしょうね。

だからと言って、抽象的過ぎても理解できません。
「むかしむかし、あるところに一匹の動物がいました。
 動物が遠くへ向かって進んでいくと別の動物が近づいてきました」
では想像すらできないわけです。

「あるところ」「動物」「遠く」では抽象的過ぎます。
「山」とか「海」とか「川」とか「犬」とか「猿」とか、
その程度の具体性はあったほうがイメージがしやすいですから。

その上で、話の中に何かの意味を感じさせる。


メタファー。とても奥が深いですね。
こうやって抽象的に解説をしようとすると非常に難しく感じられます。

でも実際には使ってみると思いの外、使いやすいものです。
突き詰めようとすると複雑ではありますが。

メタファーに関してはもっと深く考えてみたいと思います。


2007年07月08日

ゴッドハンドの続き

今回も引き続き、天才脳外科医・上山博康氏の話。

人生をかけて手術台に登る患者さん。
それに向き合う覚悟。
それに加えて、上山医師は素晴らしいことをおっしゃっていました。

「思い入れが裏目に出ることがある」と。

絶対にこの命を救いたい。
患者さんの人生を救いたい。
その思いが原動力になっている反面、強すぎる思いは逆効果を生むこともある、と。
重要な場面で緊張して手が震えたり、ミスを怖れすぎては意味が無いということです。

なるほど、全くその通りだと思います。

出来ることを必死でやる。あきらめない。限界まで可能性を追い求める。
と同時に、自由であること。振り回されていはいけないということかもしれません。

営業にも似たようなことがあると言います。
絶対に売るんだ、と自分のできる全力を尽くし、妥協を許さない姿勢。
それと同時に、でも買うか買わないかはお客様次第、と割り切る余裕。
この二つを同時に持つことが大事だということです。

自分にできることと、自分にコントロールできないことを割り切る。
そういった心のコントロールも重要なのだと思います。


必死で全力を尽くし、何が何でも救うんだという強い意志を持つことと、
それに振り回されすぎないことの両方を可能にする。

そのための方法。
上山医師の場合は『ぼやき』でした。
独り言を言いながら難手術を進めていくんです。

これもまた天才特有の行動ですね。
・・・僕の持論ですが。

さすがに心理的援助の場面で、ぼやきや独り言は言えませんが、
それに似たスキルはあるんです。
非常に効果的なヤツが。

その本質は『吐き出す』ということです。
これが非常に重要だと思います。

独り言に関しましては、また別の機会にお伝えできると思いますから
ここでは詳しくはいいませんが、天才には共通点があるものかもしれませんね。


脳外科と心理療法。
分野は違えど、人生を相手にする仕事という意味においては
共通する部分が多いのだなぁと感じます。

実に有意義なテレビ番組でした。

2007年07月07日

神の手

先日、とても印象的なテレビ番組を見ました。

天才と言われる脳神経外科医・上山博康氏を特集した番組です。
ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか?


僕は個人的に小さい頃から、『天才モノ』の話に弱いんです。
なぜか惹かれてしまうんですね。

マンガも天才モノが好きでしたし、映画もそうです。
『グッド・ウィル・ハンティング』とか『ビューティフル・マインド』とか。


ただ、これは完全に実話です。ノンフィクション。
現在も第一線でご活躍の先生です。
メチャクチャかっこいいんです。

旭川の病院に勤務されているそうですが、
脳外科という非常に神経をすり減らす仕事を尋常じゃない量でこなすわけです。
それには心の安定を図るためにも北海道の大自然が必要だと語っていました。

ストレスケアという観点からも納得したんですが、
それ以上に、常に冷静な状態で最高のパフォーマンスを発揮する必要のある
自分の立場を客観的に見ることができていることがスゴイと思ったんです。
逆に、それだけの自己客観視能力がなければ、
その天才的技術には至らなかったのでしょうね。

そのカッコよさというのは、まぎれもなく覚悟に現れるカッコよさでした。
風貌はと言えば、眼光にはもちろん超一流のものが感じられますが、
通勤カバンが紙袋だそうですから。
なんとも天才にありがちなエピソードです。

その覚悟はハッキリと発言に現れます。
脳神経外科です。
ミスをしたら命を失ってしまうわけです。
ほんの小さなミスですら、後遺症を引き起こすんです。
本当に怖いと思います。
とてつもない責任です。

でも上山医師は語っていました。(正確には覚えていません)
患者さんは命をかけて医者を信頼し、手術台に上がる。
それを受ける覚悟がいるんだ、と。

「できない手術はない」
ハッキリと断言していました。
「非常に難しい手術はあります。でも、できない手術はないんです」

ミルトン・エリクソンを思い出しました。

信じる。
口で言うのは簡単です。

患者さんもクライアントさんも人生をかけてやってくるんです。
それに向き合う覚悟。
「必ず良くなる」と医師やセラピストが信じて関わること。
人生をかけた選択に向き合うには、覚悟が必要だと思います。

自分は人と関わっていくにあたって、どれだけ信じられるだろうか。
どれだけの覚悟を持って人と関わっていけるだろうか。
そのことをあらためて考えさせられた時間でした。


2007年07月05日

エンターテイメント

久しぶりにDVDを見ました。
といっても初めて見たものではないんですが。

ジム・キャリー主演「マン・オン・ザ・ムーン」という映画。

マン・オン・ザ・ムーン デラックス版


ハートウォーミングなコメディです。
実在のコメディアンを描いたものだそうですが、
思わず笑ってしまうようものもあれば、鼻で笑っちゃうもの、
中にはチョット引いてしまうようなネタもありました。

僕のお気に入りは「マイティ・マウス」のテーマ曲を使った芸。
たぶん一番分かりやすいところかと。

全体としても、もう何がなんだか・・・と言った感じで
良く分からない部分もあったわけですが、
とても心暖まる要素もあって素敵な映画です。
個人的にジム・キャリーが好きですし。

ちなみに僕はジム・キャリーを見ているとネプチューンの原田泰造を思い出します。


それはさておき、別に映画の批評をしたいわけではないんです。

実はこのDVD、知人に貰ったものです。
プレゼントだったんです。

自分の一番好きな映画だから、と言って贈ってくれた。
これは本当に嬉しかったです。

自分が好きだから相手も気に入るだろう、とかいう発想ではないのでしょうね。
むしろ、何か大切なものを貰った感じがしました。
そう、まるで宝物をもらったかのような。
彼の思いが詰まっている気がするんです。

結果的に知人のお気に入りのシーンは、
僕の一番のお気に入りにはならなかったわけですが、
この映画を選んだこと、お気に入りのシーン、そのシーンを伝えてくれたこと、
そういった全てのことから彼の人柄が伺えました。


好きな映画や、その中の好きなシーン。
そんな話をするとお互いの価値観が感じられるものなんでしょうね。

映画には人生を中心に、1つの世界が表されているようですから。



2007年07月04日

新刊とキャンペーン

石井裕之先生の新刊が発売になりました。

「心のDNA」の育て方~夢と目標を実現する7つの心理セラピー~(CD付)


スゴイ本です。
「これ、いいの?」って感じです。

僕は読んだとき、ビックリしました。
実用的な考え方としては個人的に2章が素晴らしいと思うんですが、
後半は、とにかくスゴイ内容です。

なんだかメチャクチャ売れているそうです。
書店でもamazonでも、すごい売れ行きだとか。

僕も色々な書店で平積みになっているのを見ています。


付録のCDに収録されているトークショーの音源もスゴイです。

新宿の紀伊国屋で行われたトークショーの模様ですが、
実際にその場で聞いていたときも、とても心に残る話でした。

怖いというか、重さがあるというか、身が引き締まる思いというか、
とても意味深な話を聞いた、という印象だったのを思い出します。


併せて行われているamazonキャンペーン。
http://www.forestpub.co.jp/amazon/dna/

これでダウンロードできる音源は、先日のリブロ東池袋店のトークショーですが
これもやっぱり、とてもいい話でした。
個人的にすごく納得したんです。

あぁ、石井先生はこうやって種を植えていくんだ、って。

話の内容ももちろんですが、これは文字では効果が低いんだと感じました。
生の石井裕之という人物から発せられる全てのメッセージが種になっているんだ、と。

こうやってBeを伝えていくのが石井流なのかと推測しました。


何やら、もう1つのトークショーの模様も聞けるそうなので
トークショーに行けなかった方はキャンペーン中に購入するのが良さそうですね。




2007年07月02日

勉強会070725

7月の勉強会のお知らせ

6月の勉強会はお蔭様で充実した学びの場となりました。
ご参加いただいた方にも好評をいただきまして嬉しい限りです。

6月のテーマ「ラポール」は非常に深い部分ですので
今後も取り上げていく予定です。
目的とするコミュニケーションによって、
求められるラポールのためのスキルも変わってきますから
他のテーマであっても重なってくる可能性が高いわけです。

7月の勉強会では直接ラポールをテーマとはしませんが
ラポールについて勉強会を実施したことでインスパイアされてきた内容を中心とします。

7月は平日開催ですから、遠方の方はお仕事が遅くまである方は
ご参加いただくことが難しいかもしれませんが、
ご都合のつく方にはご自身の頭と体験を他の皆さんにシェアしていただけたら幸いです。

(詳細と申し込みフォームは記事の後半にあります)




【勉強会の趣旨】
「相互の学び合いと実践的スキルトレーニング」


テーマは「心とコミュニケーション」
限定はいたしません。
心理療法的なものも、脳科学的な内容も、日常的なコミュニケーションも、
社内の人間関係も、組織運営に関することも、
「心とコミュニケーション」に関わることであれば、いずれも範囲内です。

次回のテーマを各回の勉強会の中で決定していきます。
そして、そのテーマに関して学びを深めていく流れとなります。

テーマによっては参加者の方々の素養を活用した議論になることもあれば、
実践として地道なトレーニングを行うケースもあります。
(個人の内的な問題に関しては、基本的に取り扱いません。)

毎回のテーマに関して、こちらで説明やレクチャーを行う時間も設けます。
この際に、どんなテーマであっても毎回、新たに勉強を加えていくことをお約束します。
ですから、仮に同じテーマとなっても説明の仕方は変わってきますし、
参加者の方の質問や話題の提供によっても流動的に学ぶ内容は変わっていくわけです。

この情報提供の部分への対価と運営のため費用として、
参加費を徴収させていただくことをご了承ください。



【対象とする方】

心とコミュニケーションに対して関心を抱かれる方であれば、
どなたでもご参加いただけます。
お友達やお知り合いなどをお誘いいただいて、お気軽にお越しください。
楽しい学びの時間にしましょう。

1つのテーマで掘り下げていくメリットは、
「興味はあったけど良く分かりません」という方から
「そのテーマだったら私の専門分野です」という達人のような方まで、
それぞれの方に応じた学びを得られるという部分にもあります。

皆さんの持ち味をお互いに利用できることが求める形と言えます。



【質問に関して】

お気軽にドンドン質問して下さい。
遮っていただいて構いません。

1つの内容に関して、ある視点からまとめ上げたものであっても、
質問者の視点を導入してもらうことによって、また別のまとめ方が生まれてきます。
説明の仕方は無限にあるわけです。

その時によって、どんな情報が関連して出てくるかは分かりません。
質問に答える側としても、その時間は非常に有意義なものです。

また、テーマに関して事前にご関心の強い点がありましたら
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。

調査して勉強会にあたります。



【その他】

意欲的に学ばれている方の中には、御自分のインプットしたものを
アウトプットしたくなる時期を迎える方がいらっしゃるようです。
そんな方には、ご自身の学びをアウトプットする機会としてもご利用いただけます。

その時でも必ず、同じテーマでこちらも考えをまとめていきますので
参加者の方は同時に複数の視点でテーマについて学ぶチャンスとなる仕組みです。

テーマに関して、ご自分なりの発表を希望される方は
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。




【勉強会の詳細】

日時: 7月25日(水) 18:30〜21:30

場所: 若松地域センター 2階 第二集会室
   (都営大江戸線 若松河田駅 下車徒歩2分

参加費:当日、会場にてお支払いください。
    初めてのご参加の方は、お試し割引きとなります。(ほんのチョットですけど)

    通常のご参加・・・ 5,000円
    初回のご参加・・・ 4,000円 (お試し割引)


テーマ:質問の技術
     (コーチング的な内容も一部含みます)
    
*学びの密度を考えて、一定数で募集を打ち切らせていただくことがあります。
 ご了承ください。






今回のテーマ「質問の技術」も深いテーマです。
とても一回では終われない内容ですね。
仕事で使う場合、日常会話で使う場合、恋愛で使う場合、夫婦関係で使う場合、・・・。
色々なことが考えられそうで楽しみです。


是非、参加費の元を取る以上の学びをお持ち帰りください。



参加をご希望される方はこちらのフォームに入力してください。
(*は必須項目です)


終了しました


トレーニングには色々あります。
無意識にアプローチする手法であれば、一度の取り組みで効果が出る場合も多々あります。
一方、話術や聞く技術のように、地道なトレーニングによって効果を発揮するものもあります。
この勉強会では地道なトレーニングが主体と考えていただいて良いかもしれません。


是非、お互いの頭を上手く利用し合いましょう。

今後、参加者のご様子を伺いながら、徐々にクローズドな会合にしていく方針です。
ご興味がおありの方は、お早めに一度ご参加下さいますことをお勧めいたします。

いずれの回からのご参加でも、初めて起こしになるときはお試し価格を適用いたします。
その旨をお伝えください。


それでは当日お会いできることを楽しみにしています。

2007年07月01日

何度やっても

人は不思議なほどパターンを繰り返します。

良くやってしまう人間関係の失敗。
それはその人が繰り返すパターンだと言えます。
交流分析でいうゲームやラケットです。

何度も何度も同じように嫌な気分を味わう。

でも、それは生きてくる過程、特に幼少期に必要な学習の結果だったと思われます。
歪んだパターンかもしれないけれど、その方法によって生き抜いてきたんです。

だからと言って、いつまでもそのパターンを
持ち続けているほうが良いわけではないでしょう。

状況によって、そのパターンでは対応できないケースが出てくることがあります。
気づかないうちにやってしまうパターンによって、嫌な気分だけを味わってしまう。

皆そうならないように工夫して、一生懸命に生きているんだと思います。


そのパターンを作り出した生育過程での歪んだ学習は
色々な部分と結びついています。
性格、癖、行動傾向、考え方、・・・。
長所にもなっているんです。

信じて行動してきたこと、個性として長所として自らを助けてきてくれたこと、
自分の拠り所でもあったこともあるんです。

でも、その拠り所としてきたやり方では対処しきれないことも出てきます。
そんなとき、困ったパターンにハマってしまったりするようです。

その困ったことや問題は、
「今までのやり方を変える時だ」というメッセージなのかもしれません。

大変なことです。

今まで良かれと思ってやってきたことがダメになるわけですから。
自分の拠り所を捨てなければならないわけですから。

「どうしてこうなってしまうんだろう?」と
悩みや問題を味わっている方が、もしかしたら楽かもしれません。
今までの自分を形作っていたものを壊すよりも。
「今までの自分を壊さなくてはいけない」と気づいてしまうよりも。


ただ、こんな風にも思います。
それは壊したり捨てたりするものではないのかもしれない。
むしろ、今まで捨てていたものを取り戻すことかもしれない。

目を背けていた所を直視するのは苦しいものです。
見る側にとっては苦しいものです。
でも、見捨てられていた側にとっては嬉しいことでもあるんでしょうね。


おしらせ
 ◆ セミナー情報 

New!

《コミュニケーション講座》
 〜人を育てる指導力〜

【日時】 
  2019年6月16日(日)
   10:00〜16:30


【場所】 
  北とぴあ 601会議室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《瞑想講座》

【日時】 
  2019年6月22日(土)

  午後の部 13:30〜16:30
  夜間の部 18:00〜21:00

【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《怒りの取り扱いマニュアル》
 〜期待の手放し方と
  ゆるしの技法〜


【日時】 
  2019年7月6日(土)
     7月7日(日)
   10:00〜18:30


【場所】 
  滝野川会館

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
   南北線西ヶ原駅より7分

詳細はこちら>>
次回未定


 ◆ 過去の講座 

《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


当時の内容はこちら>>


《勉強会》 

【テーマ】 変化の流れを考える

当時の内容はこちら>>
次回は未定



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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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