2011年03月

2011年03月31日

勉強会日程変更のおしらせ

4月の勉強会に関してですが、日程が変更になりました。

会場の関係で少し延期になります。


確定の日程は、

 5月1日(日) 10:00〜16:30

です。

詳細はこちらをご覧ください>>


先の日程で調整下さった方にはご迷惑をおかけします。
申し訳ございません。

変更後の日程は、ゴールデンウィークの間になりますから
色々とご予定があるかもしれませんが、
ご都合がつきましたら、是非、お越しください。


5月の勉強会は、下旬に別途行う予定です。
(22日あたりが有力です。確定後、ご案内いたします。)


2011年03月30日

ネイチャー vs ナーチャー

古典的な心理学関係の英語で良く使われる言い回しに
nature vs nurture
というものがあります。

「 nature 」には「自然」の意味の他にも、
「生まれついての特徴」というニュアンスで使われることがあります。

「 nurture 」は「養育」。

つまり、「生まれつき」か「育ち」か、ということ。

人の性格は「生まれつき」のものなのか、
「育った環境によって決まる」ものなのか、という議論がなされてきたわけです。

多くの心理臨床でも、自己啓発系の内容でも、NLPでも、
環境からの刺激に対する反応の仕方を学習してきた経験が
その人らしさを形作る、という見方が主流なようです。

生育歴で獲得してきた生き方の基本になる部分を
「ビリーフ・システム」と呼んだり、「プログラム」と呼んだりします。

心理系の人は、この環境要因の重要性に意識が向きやすいようです。
トラウマがビリーフを作って…云々と。

確かに、具体的な特定の状況に対する反応の仕方は
学習によって作られるものが多いはずです。

恐怖症などは典型例です。
犬にかまれてから犬が恐い、とか。

何かの刺激に対して、反応として生まれる生理状態が一緒に記憶される。
こういう仕組みで人の振る舞いを見ていくと、
学習された条件付けが「プログラム」と呼べるわけです。


一方、「性格」といったときには、その人の人生全般における振る舞いの傾向が出て
特定の状況に依存するということが少なくなります。
「積極的な性格」となると、「新しい体験に興味を持ちやすく
その行動を起こすのも速い」などの行動パターンが注目されます。

「性格」と言ったときには、刺激の結果として生まれる反応パターンではなく、
状況に関係なく起きている生理状態に注目が集まります。

僕は人をビリーフで見ていくのが好きではありませんが、
それは抽象度が高過ぎるところにも理由があります。
状況との関係が薄れてくる分、プログラムとしての側面が判別しにくい。

しかも、感情や気持ち、内面と呼ばれるものが
その人の体の中に起きる生理反応と密接に関わっているとしたら、
ホルモンの作られ方や血流、心拍、代謝活性など、体に由来する要因で
内面の状態が変わりやすくなる可能性があるわけです。

よくテレビ番組などで、臓器移植をして性格や食べ物の好みがドナーに近づく、
というエピソードが紹介されていますが、これもある意味自然なことでしょう。

心臓が変われば標準的な血流の状態が激変します。
内分泌系と関係する臓器を移植すれば、ホルモンバランスも変わります。

普通に、特別なことをしていないで、ただ椅子に座っているだけでも、
臓器の影響で生理状態が変わるんです。

今までよりも強い心臓に変わったとしたら、全身に廻るエネルギーが高まり
活動的な雰囲気が出てくるかもしれません。

人は自分の血流や体温変化、心拍数や呼吸の状態も意識できますから
臓器の機能が変わったことで違いを自覚すれば、
今までと比べて「興奮している」とか「息苦しい」とか
そんな気持ちや状態の変化を感じても妥当だろうと思えます。

つまり、人の「性格」と呼ばれるような全般的な傾向には
その人が平均的な活動をしているときの標準的な生理状態が
大きく関わっていると考えられることになります。

ビリーフなど学習された反応の仕方以上に、
生理的な反応のあらわれ方が強く関係している可能性があるわけです。


「性格」の定義は難しいものの、「性格」が「生まれつき」のものなのか、
「育ちによって決まる」ものなのかの議論と研究は古くからなされています。

「性格」を、上に説明したように、「生理反応の起きやすさの傾向」と捉えると
「生まれつき」の影響が大きくなりそうにも思えます。

「生まれつき」ということは遺伝子によって決まっていて、
「育ちによって決まる」ということは環境の影響が大きい、という意味です。

実は、これに関しての研究がいくつか報告されているんです。

古く、かつインパクトのあった研究は、以下の通り。


 その研究のスタートは1966年。

 研究対象は一卵性双生児の女児、アミーとベス。
 遺伝子は100%同じです。

 その双子が、それぞれ別の家に養子に出されます。
 養子先には共通点もありますが、明確に違うところがありました。

 どちらもニューヨーク州にあるユダヤ系の家庭。
 母親は専業主婦。
 家族構成は、父、母、長男。それに養子できた娘が加わります。
 長男は、どちらの家庭でも7歳年上。

 それ以外の条件は大きく違います。
 
 アミーの家は、経済的に豊かとは言えず、
 母親は自信のない人で、養子にきた娘を面倒臭がり、のけもの扱いしました。
 父親も、娘に失望していて、アミーのことで母親を怒鳴ることが多い。
 兄(長男)は勉強の良くできる子供でした。

 こちらは全般的に、質素で伝統的な生活を好み、
 勉学での成功を良しとするような価値観の家庭だったといいます。
 
 研究者たちによると、この家庭では
 「幸せな三人家族と一人ぼっちの少女」
 という構図があったそうです。
 

 ベスが育ったもう一方の家は裕福でした。
 母親は、陽気で自信に満ちたアクティブな人で、
 養子にきた娘を可愛がっていました。
 父親はフレンドリーで面倒見の良い人物。
 こちらの兄は社会的に問題を起こすことが多かったこともあり、
 ベスが家族の中心のように扱われていたとのことです。


 
ニューヨーク大の教授によってなされたこの研究の目的は、そもそも、
遺伝子が同じ双子が、全く別の環境で育った時の様子を観察することでした。

教授自身の仮説は、「環境が性格を決める」というものだったので、
この実験で、それを示そうとしたわけです。

遺伝子が全く同じなので、性格の違いは環境によって決まるだろう、と。


 家庭の中で孤立をしていたアミーのほうは
 幼少期から問題とみなされる行動を多く取っていました。
 指しゃぶり、爪噛み、よく泣く、おねしょ、悪夢…。
 アミーは、内気な性格で、深刻な学習障害があり、
 いつまでも子供っぽいままだった、という報告です。
 典型的な「家族に拒絶された子供」の様相だった、と。


…この話を聞くと、環境が与えた影響が原因のように想像したくなるかもしれません。
少なくとも心理学系の発想は、そうなりやすいでしょう。

もし、アミーも違った家庭に引き取られていたら
違った性格になっていたんじゃないか。
そんな発想も予想されます。

ところが。

 もう一方の家庭に養子にいったベス。
 
 こちらもアミーと全く同じ振る舞いをしていたそうです。

 指しゃぶり、爪噛み、よく泣く、おねしょ、など。
 暗い性格で、学校では同級生との関係に苦しみました。
 他人の気持ちが分からなかったからと考えられ、
 これもアミーと同じだったとのことです。

 アミーが良く泣いたのは、寂しいときに母を求めてだったようですが、
 ベスはアミーよりも母と親密にいられたにも関わらず
 それでは満足せずに寂しがり、母を求めて良く泣いたといいます。


 
この結果は明らかに、遺伝子の影響が
環境の影響よりも強いことを示しているように思えます。

当の研究者本人も、予想に反する結果に驚きながら発表したそうです。
心理学分野では大きな転換点の1つかもしれません。

まぁ、この研究のケースでは双子がともに、
今なら発達障害と名づけられるような特徴をしめしているので、
遺伝的影響が強調されて表れた可能性も考慮する必要がありそうです。

ただ、その後の多くの研究も、「生まれつき」の要因の強さを示したそうですから、
「性格」や、基本となる「能力」などには、
「遺伝子」の影響が大きいというのは信憑性を感じます。

僕個人としては、「性格」を「個人にとって平均的な生理状態と
起こりやすい生理的変化の傾向」
と解釈していますから、
脳だけでなく体の影響も強いと考えます。

その意味では、どのような体の中身を作るかという遺伝子情報が
「性格」に影響を強く及ぼすのは納得のいくところです。


「ビリーフ」が生育過程で学習によって作られることを考えると
抽象的なビリーフが個人に影響を与える度合いには一層疑問が高まります。

ビリーフに対してアプローチをしていくよりも
生理的な状態がダイレクトに変わるような生活習慣を取り入れるほうが
心身の健康面には効果が大きいんじゃないかと思っています。

行動や反応の癖は「プログラム」として扱って変えることもできます。
ですが「性格」は、その人の持ち味です。

性格とかビリーフとか、抽象度の高い部分を意識するとしたら、
 自信を高める
ということに集約しても十分な気がします。

注目している人の特徴が、どんな仕組みで生まれているのか。
そこを想像したほうが、役立つ方法を増やせると思うんです。

2011年03月28日

4月の勉強会(→5/1に変更です)

次回の勉強会のお知らせ

 ※日程が変更になりました

これまでにも様々なコミュニケーションの技術を扱ってきましたが、
今回からは少し技術のバリエーションを増やす方向で進んでみたいと考えています。

基本となる技術を組み合わせて、実際に使うことを想定する、ということです。

中心になるのは、
 ○ペーシング
 ○観察
 ○個性の理解
 ○言葉の中身の捉え方
 ○ねぎらい
 ○リフレーミング

あたりでしょう。

これらの技術に加えて、コールドリーディングなどの言語的な技術は
今後も実践トレーニングとして扱っていく予定です。

こういうのは基礎の内容ですから、積み重ねが効果を発揮していきます。
使おうと思えば、あらゆる場面で利用できるはずです。

また、実践トレーニングでは、こうした個別の技術を使うときの
注意の向け方も訓練していきます。

観察をするときと、ペーシングをするときでは、意識の使い方が異なります。
個別の技術の効果を上げるには、それぞれに適した意識の使い方があるんです。

普段から人を観察している人は、日常から観察向きの意識をしていて、
普段からペーシングしている人は、そういう意識の使い方が癖になっている。
得意・不得意は、そのあたりの意識の仕方の癖に反映されます。

ですから、個別技術のトレーニングにあたっては、
自分自身の意識の使い方の癖を知り、
それを使い分けられるようになるのも重要なんです。

実践トレーニングの目指すところは、
 ・技術の練習
 ・その技術に適した意識の使い方の訓練

の両方を踏むことにあります。


こちらでコミュニケーションの基礎力を上げていこう、というわけです。


その一方で、この勉強会にご参加の方は、これまでのトレーニングの成果や
職業的に磨いてきた技術、あるいは生活歴で身につけた知恵など、
ベースとなるものが高いのも1つの特徴になっています。

そこで技術の組み合わせという発想が高まります。

組み合わせながらトレーニングをすることで
技術の効果的な使いどころが経験的に身についていくと期待されますし、
個別の技術も今までと違った刺激で練習できます。

継続的にご参加されている方には、繰り返しになる部分もあるかと思いますが
個別の技術をコミュニケーションの流れに中に組み込んでいくと
日常生活や仕事の場面においての応用が自然になっていくはずです。

サッカーでいえば、シュート練習、ドリブルの練習、パス回しの練習…、
そういった個別の技術を組み合わせて実践に近い練習をする感じです。

そこには戦術的な視点も含まれてきますから、個別の技術のレベル以外にも
高い視点から状況を捉えて、何をするかを決める必要も出てきます。

コミュニケーションの流れを捉え、相手の特徴を理解し、自分の状況を踏まえて
その瞬間に最適な手立てを考える。

こうしてコミュニケーションの質を高めるわけです。

このような作業は、特に他者から学べる度合いが大きいものです。
自分の発想にはなかった視点を得られます。

そこで広げたバリエーションが、実際の場面で頭に浮かぶ。
これが役に立つんです。

催眠療法家のミルトン・エリクソンの弟子は、多くが専門家として活躍しています。

偉大な師匠の名前が役に立っている側面もあるでしょうし、
指導してもらった部分や、自らが研究した成果もあるとは思います。
しかし、エリクソンのやり方を目の前で見て、取り入れられたことは
きっと彼らの大きな支えになっているはずです。

エリクソンは、こういうときに、これをしていた…と思い出せる。
それはエリクソンと会うことのできない我々には学びようのない
貴重な財産なのではないかと思います。

勉強会は、効果的なコミュニケーションのバリエーションを増やす場となります。


具体的に扱う内容は、カウンセリング寄りになると予想されます。

カウンセリングでなされることの大部分は、
多くのコミュニケーションに共通します。

職業的なコミュニケーションのほぼ全てで、
カウンセリングの流れの8〜9割ぐらいが利用されます。

そのため、カウンセリングに近い形式でトレーニングをします。
重要なのは、せっかくの練習をやりっ放しにしないことでしょう。

一度の流れの中から多くのことを学びとる。
そのためのトレーニング方法を用意します。

今後は、その回によって注目するポイントやトレーニングの目標を変えますが、
その中でも形式が似てくる可能性があることをご理解下さい。

個別の技術が結び付き、自然に使えるようになるよう意図しておきます。
(意図を知りたい方には、ご質問いただければ解説します。)


個別の技術を組み合わせてトレーニングしていく対象は
 ○テーマの焦点化
 ○臨床像の描き方
 ○相手に合わせた介入

といったところになるでしょう。

4月は『焦点化のための原則』を扱います。

会話の方向性を適切にコントロールするのに重要な技術です。
これを色々な角度から見ていきます。

『焦点化』とは「会話の中身を絞り込む」ことを意味しますから
話の進む方向を理解する技術として有効だと考えられます。

その意味では、進むべき先を知らなければ、絞り込めるはずがありません。
どこに向けて絞り込むのかを理解していただき、
そのための基本的なパターンもいくつか扱っていきます。

今回の内容を意識しておくだけで、
日常のコミュニケーションで迷いが減ることもあると期待しています。


個人的な体験を元にいえば、この『焦点化』というものを
今回やるような形で整理するまでには、結構な時間がかかりました。

結果的に、頭も整理されましたし、
気持ちの面でも安心して話を進められるようになりました。

何を心がけて情報収集すれば良いかが鮮明になったんでしょう。

相手のことを考え、気を遣いながら、中核となるテーマを思い描きつつ
カウンセリングをしようとすると、自分のしていることが最善と言えるのか、
自信が減ってきたり、戸惑いが出てきたりします。

「割りきれるようになった」というと表現は少し違いますが、
安心して話を進められるようになったのには、
「焦点化」というものが整理できた部分が大きいと感じます。

コミュニケーションを考える上で大切なテーマでもあると思いますので
ご都合の合う方は、是非お越しください。

きっと、お役に立つと思います。



<ご参加に際しての注意事項>

※NLPの専門用語の説明などは省略するつもりですので、
 NLPなどに対する知識と経験のある方、もしくは
 過去に勉強会でトレーニングを積まれた方
のご参加をお薦めします。

 ☆気がかりがありましたら、お問い合わせください。

※諸事情により資料作成にかけられる時間が限られていますので
 ご用意できる資料が不十分になってしまう可能性があります。

 その点をご理解いただいた上で、ご参加ください。



  定員を超える場合には先着順での受付とさせて頂きますのでご了承下さい。

  ※勉強会の趣旨に関しましては、こちら(勉強会070725)をご覧下さい。


詳細は以下のとおりです。




【勉強会の詳細】


【日時】 5月1日(日) 10:00〜16:30
    ※日程が変更になりました。

     ★今回は終日でのご参加となります。


【場所】 滝野川会館 304集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)


【参加費】当日、会場にてお支払いください。

     ・・・7,000円
    
    
【テーマ】  『焦点化』のための原則

 *多くの方にご興味を抱いて頂けるようになってきましたので、
  学びの密度を考えて、一定数で募集を打ち切らせていただくことがあります。
  ご了承ください。




英語の勉強に取り組んだことで学べたものは沢山あります。

学校教育は、英語の文章を読めるようにすることと、文法を学ぶこと
に特化していたように記憶しています。

英語を日本語に訳せるように練習をして、
場合によっては英語に訳せるようにも練習する。
文法的なルールを学び、意味と文章の形に合わせた単語の使い方を学ぶ。

最近は会話の時間もあるようですが、以前はそんな感じでした。

話せるようにはなりませんでしたが、そういうルールを学んだおかげで、
「英語の文章を読んで、日本語に訳して理解する」
という能力は培われたように思います。

「日本語に訳す」というと、いわゆる英語脳みたいな説明をする人は
必要のない作業だと言われそうですが、訳すことを繰り返すうちに
「 This is a pen. 」ぐらいは、意味が分かるようになります。

頭の中に、うっすらと「これはペンです」が浮かんでいるかもしれませんが、
それを意識しなくても内容が分かる感じにはなっていくものです。

トレーニングは進んでいたんです。

細かな文法まで覚えていなくても、ある程度の文章は辞書を使えば訳せるし
簡単なものならスムーズに理解することもできる。
そこまでのトレーニングは、多くの日本人がやってきているでしょう。

そうすると、次に物を言うのは単語力かもしれません。
知っている単語が増え、聞いた瞬間に意味が浮かぶようになっていれば
日本語訳を意識する時間が減っていきます。
「 flower 」と聞けば、自然と「花」の絵が思い浮かぶような状態です。

そういう単語量が増えていけば、文法と
読むときのルールをトレーニングした日本人の多くは
ある程度の英語の文章を読んで理解できるようになると考えられます。


ですが、読めても英語の音が聞き取れない、話せない、
…といったことは普通に起きます。
その方向のトレーニングをしていないのですから当然です。

次に身につける必要のある能力があるわけです。
そのためのトレーニングが必要になります。

聞きとるためには、音の違いを識別する能力が重要です。
これが身についてくると、ここでもう一度、単語の知識が重要になります。

知らない単語は聞き取れません。

個別の能力に繋がりが出てくるんです。

会話でもそうです。
読んだり聞いたりするときには分かる単語が
話すときには思い浮かばないということはザラにあります。

知っている単語を発話の状況で選べるようにトレーニングする。
こちらの方向の訓練もまた必要になります。

そして、自分が話せる内容が増えてくると、
自分が話せるぐらいの文章の構造や単語は、
聞き取りも理解も楽になっていきます。


個別の能力の向上が、他の能力をサポートしてくれたりする。
同じことを続けていても伸びにくいものが、
違うトレーニングをすると急激に伸びたりもするんです。

実際の会話を繰り返すことが効果的な段階もあれば、そうでない段階もあるわけです。
会話の時間を増やすよりも、単語を覚えたほうが効果的な時期もあるはずです。

逆に、会話の中で単語を覚えていったほうが忘れにくいときもあるでしょう。

学習には効果的な段階がある。

基礎が身についてきた段階で、それぞれを組み合わせて使う練習が有効になり、
集中的に取り組むべき課題も見えてきます。

ある程度、基礎能力を組み合わせて使えるようになったら、
今度は壁に当たったように停滞を感じることもあるかもしれません。

そこで再び、基礎力を上げる必要が出てくるのでしょう。

個別の基礎力を伸ばし、それを組み合わせて運用する力も身につける。
そんなバランスが重要なようです。

今回は、コミュニケーション技術の運用面をトレーニングするということです。

実りある時間となれば何よりです。

終了しました

トレーニングには色々あります。
無意識にアプローチする手法であれば、一度の取り組みで効果が出る場合も多々あります。
一方、話術や聞く技術のように、地道なトレーニングによって効果を発揮するものもあります。
この勉強会では地道なトレーニングが主体と考えていただいて良いかもしれません。


是非、お互いの頭を上手く利用し合いましょう。

今後、参加者のご様子を伺いながら、徐々にクローズドな会合にしていく方針です。
ご興味がおありの方は、お早めに一度ご参加下さいますことをお勧めいたします。


また、お気軽にお友達やお知り合いをお誘いいただけると喜ばしいです。
学びの幅が広がるとともに、勉強会が新たな学びの機会となっていただけることを
心から願っているためです。


【その他のご連絡事項】
ご自分の学びのアウトプットとして、勉強会で発表したいことがある方は
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。
お時間などの相談をさせていただきます。


勉強会の最中には、質問をお気軽にドンドンして下さい。
話題を遮っていただいて構いません。

その時によって、どんな情報が関連して出てくるかは分かりません。
質問に答える側としても、その時間は非常に有意義なものです。

また、テーマに関して事前にご関心の強い点がありましたら
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。

調査して勉強会にあたります。



それでは当日お会いできることを楽しみにしています

2011年03月26日

分かりやすくはなくても

先日のNHKで放送された堀之内先生の内容
『震災ストレスと心のケア』
は youtube で見ることもできるようです。
 →こちらから>>

見逃した方は、どうぞ。

全く内容とは関係ありませんが、最初のほうで少し噛むところがあり、
そこでニヤリと笑っているのが個人的には面白くて、気になってしまいました。



さて、最近気づいたんですが、僕は「分かりやすい」ということに対して
あまりコダワリがないみたいです。

特に「分かりやすく」説明しよう、という意欲も高くないですし、
「分かりやすく」説明してもらいたい、とも思っていません。

おそらく、受け取る側の技術のトレーニングを集中的にしてきたために
心がける部分が変わってきたんだと思います。

研究職の頃はある程度、「分かりやすいプレゼン」を意識していましたから。


根本的に、『人は他人のことを理解できない』という発想が高まり、
「全ての説明が理解されることはない」ことを前提にしているんでしょう。

伝わる度合いは相手によるし、本当に分かってもらうためには
抽象的になされる言葉での説明を、個人が自分の体験と当てはめて
関連付けられる必要があると考えます。

その作業は体験が違う分、個人差が生まれてしまって
理解度を高めるには説明以外の工夫が重要だとも考えるようになりました。

特に、僕の場合、説明を聞いている相手の様子を観察して
発信する情報を変える傾向がありますから、
「分かりやすい」説明かどうかよりも、
「相手に納得してもらうかどうか」のほうが重要になっています。

なので、
 こういう説明の仕方が分かりやすい
という、1つのやり方に沿って考えていないようなんです。


他人の話を理解するときは、余計にそうです。
圧倒的に、「読み取ろう」とする度合いが高い。

言葉になっていないものを読み取ろうとするので
「分かりやすい」と言われる情報が含まれているかどうかは
僕にとって重要じゃないんです。

まして、人柄や特性を察するにあたっては、実際に言葉で説明される内容以上に
その文章の書き方や文字に表れる情報のほうが有力だとも思いますし。

どうやら、話の内容に対して「分かりやすさ」を求めなくなったようです。


僕にとって「分かりにくい」文章というのは、内容とは無関係で
言語的なレベルで起きている気がします。

単語の選び方や、言葉の繋げ方、単語の配置の仕方など
言葉遣いとして理解度が落ちるケースはあります。

なんとなく「読みにくい」と感じるときです。

そういうケースではなく、普通の会話のなかであれば
分からなければ、分かるように質問すれば良い、と考えてしまいます。

そうした想いと経験が、「分かりやすさ」を重視しない方向に
僕の視点をズラしていったんじゃないかと考えています。

…ただ、世の中には、僕が大事にしていない「分かりやすさ」を
1つの正しい説明の仕方のように捉えている人たちもいるようなので、
そんな人たちに合わせるには自分で工夫する必要があります。

トレーニングが求められそうです。

2011年03月23日

災害ストレスについてのテレビ情報

災害時のメンタルケアついて、
横浜国立大の堀之内高久先生がNHKで解説するそうです。

24日(木)の22:50〜23:00、
NHK教育テレビ「視点・論点」です。

英会話番組の「リトル・チャロ」の前にやっている番組ですね。
専門家が出てきて、画面の中で一人話し続ける形式のはずです。

再放送は、そのまま日が変わって25日(金)の4:20〜4:30。
こちらはNHK総合での放送になります。

タイトルは「心のケアとPTSD」とのこと。


堀之内先生が記憶違いをしていて、間違った案内が何度も届きましたが、
修正版は上記の内容です。

被災者へのケアの具体的な方法を紹介するそうです。

ご参考までに。

2011年03月21日

「今、何ができるか?」の話

コマーシャルから目に入る情報にも、ニュースから入る情報にしても、
社会的な正義を感じさせる内容が少なくない気がします。

災害時だから力を合わせるということは大切なことでしょうし、
自分にできる協力をしていくことも重要だと思います。

ただ、この「皆で力を合わせて」という言葉には、強い拘束力もあると思うんです。
何もしないという選択は許されない。
何か特別なことをしないといけない雰囲気を受け取りやすいはずです。

「自分にできること」という発想もそうです。
「何ができるだろうか?」と問う場合、強力な前提が働いています。
それは「何かをする」という前提です。

『何もしない』選択は許されていないような印象を受けます。
人によっては「できない」ことへ無力感を感じさせる可能性もあるでしょう。


実際、人が『何もしない』ということはありえません。
生きている限り、何かをしています。

けれども、いつも通りのことでは不十分だ、と。
何か特別なことをしなくてはいけない。
そんな義務感を生んでいる可能性も無視できません。

この「特別に何かをしなくてはいけない」雰囲気は、
それがそのまま「今は、非常事態である」というメッセージになります。

「何ができるだろうか?」という問いを持つことそのものが
自らを非常事態に入れる方向に強調しているとも取れるわけです。

「自分にできることをしよう」という想いも似ている場合があります。

発する言葉が同じでも、内面の状態が違うことがありますから
必ずしも「できる」という言葉が危険なわけではありませんが、
自分の行動の選択に『義務感』や『罪悪感の回避』がないか
を吟味するのは役に立つことだと思います。

義務感から「何かしなくては…」と感じたり、
申し訳なさから「自分には何ができるだろう」と感じたり、
自分の罪悪感に言い聞かせるように「自分にできることをしよう」と考えたり、
そうした気持ちが、自分に対して
 非常事態であることを強調していないか
を注意すると良いんじゃないでしょうか。

非常事態を続けるということは、非常事態のための生理反応が持続させることになる。
ストレスがかかった状態が続くんです。

一時的なストレス反応は自然なものですが、
それが長続きするというのは身体的に見ても良いとは言えません。

ストレス反応が役に立つ場面もあるんです。
それが身を守る場面もある。

ですが、それなりに震災前と変わらない生活を送れる環境にあるのなら、
そのストレス反応を維持させておくことは、
体に負荷をかけるデメリットを高めるとも考えられます。

長い目で見た場合には、自分が健康に長く社会生活を送れることのほうが
世の中にとって大切なことだ、とも言えると思うんです。

「私が健康に生きて、私が社会生活を送ることが
 日本の歴史において価値のあることだ」
そうやって考えてみても良い気がします。


今は震災のことを最優先で考えているほうが
社会的に見て立派なことのように捉えられがちかもしれません。

そうしたい人は、そうするのが自然な行動だと思います。
自分の欲求に従っていますから。

自分の行動が、社会的な雰囲気や無言のプレッシャーに影響を受けていて、
罪悪感や申し訳なさを原動力にしているようであれば、
それは自分の体をストレスにさらし続けている可能性があります。

ポイントは、
『自分がしたいかどうか』
です。

「できること」を探すのではなく
「何がしたいか」を感じ取る。

その「したいこと」がボランティアだったら、そうすれば良いと思います。

ドライに言ってしまえば、どんなに義務感を感じていても
「したい」と思えないことの場合、「できる」内容には限界があります。

仮に、被災地から遠く離れた人が「できること」を考えたとすると、
全てを放っておいて被災地に飛んで行く、という人は多くないでしょう。

ですが、遠く離れていても、そこに自分の家族が住んでいたとしたら
全てをおいて近くにいたいと思うんじゃないかと想像します。

その行動を引きだすのは、自分の中から生まれる「したい」気持ちです。

長い目で見て、幅広く影響を考えて、心の中を良く感じて、
本当に「したい」ことをする。

その「したい」ことは、人によって異なるはずです。
それが良く吟味した選択であれば、自信を持ってやって良い気がします。


僕は個人的に、原発の心配をするよりも、
原発のトラブル回避に当たっている人たちを応援したいので
応援しています。

僕の知り合いで、計画停電で生活に不便が出ている人たちがいるので、
その人たちが少しでも停電を回避できることを望んでいるので
チョットだけ節電しています。

「結局のところ、皆、大丈夫だ」と信じたいので、
そう信じています。

2011年03月19日

節電のはなし

24時間営業の店が営業時間を短縮しているのを目にします。
夕方6時から7時ぐらいには閉店になる。
スーパーでも、ファストフード店でも。

明確な理由は説明されません。
「震災の影響で…」などという貼り紙があります。

まぁ、それは分かりますけど、言われなくても分かっています。
説明にはなっていないと思います。

一部の貼り紙には節電に関係した説明も書かれていますが、
まぁ、それは一部でしょう。

商品が十分に供給されていないので売り上げが上がらない。
経費を抑えるためには、客数の多い時間帯に集中して営業したほうが効率的。
…そんなところでしょうか。

たぶん、「深夜に営業を中止すると電力消費が抑えられる」
ということは関係ないと考えられます。


深夜に電気を使うことを「節電に協力していない」ことと関連付けるのは
単なるイメージの問題だけで、論理的じゃないと思います。



深夜に煌々と電気がついていて、利用者も少ないのに店を開いている…
確かに電気を無駄遣いしている印象はあって当然かもしれません。

確かに深夜営業しなければ、その時間帯の電力消費は抑えられますから
地球全体のエネルギー消費や総二酸化炭素排出量の観点からは意味があると言えます。

が、現状の関東地方の電力供給不足に対しては、
ほとんど効果が無いはずです。

電力消費のピークは夕方から夜10時ぐらいまででしょうか?

帰宅ラッシュと夕飯に関係した家事が大きく関係すると想像できます。
今の時期だと気温が下がり始める日暮れ以降に暖房器具の使用も高まるでしょう。

多くの人が、夕方から夜にかけて活動をします。
ここが電力消費のピークになるのなら、
そのピークをずらすことが電力供給不足の軽減に効果を生みます。

しかし、そもそも電力消費のピークではない時間帯であれば
電力供給がまかなえる可能性だってあるはずなんです。

おそらく多くの人が寝ている深夜の時間帯では消費電力は低いと考えられます。

そもそも電力消費量の少ない深夜の時間帯に営業を中止しても
電力不足に対しての効果は小さいと思うんです。


街中で聞こえてきた会話に
「早寝早起きをして節電している」
という内容がありました。

夜は早めに寝て、電気の無駄遣いを減らそう、というのでしょう。

夜7時には寝ているのであれば意味があると思います。
そして朝は3時ぐらいに起きて、電車が動くまでの間に家事を終える。
それなら消費のピーク時間帯で節電ができます。

ただ、そうでないのであれば残念ながら効果は小さいと思うんです。

全体的に節電をする心がけは大事だと思います。
それで実際に電力消費量が抑えられているようですし。

でも早く寝ることには、あまり効果がないような気がします。

もし、早く寝ようとして一般的な電力消費のピーク時間に
日常的な活動の大半を集中させてしまったら、
逆に、時間当たりの電力消費量を上げてしまう皮肉な結果さえ想定されます。


電気は溜めておけないんです。

消費量に合わせて供給量を調整するために発電をする。
この基本的な仕組みを意識しながら節電をすると、
より効果的じゃないかと思います。

消費のピークをずらす。

電気に関していえば、個人的には
・効果的な蓄電のしくみ
・損失の小さい送電法
の開発が重要じゃないかと思います。

余った電気を溜めておけたら、消費の少ない深夜の時間帯に発電しておけます。
そもそも必要になる発電所の規模が小さくできるかもしれません。

電気は電線を通して送るだけで、電線の抵抗によってロスが出ます。
だから高圧線も必要になる。
高温超電導を含めて、電気抵抗の小さい送電システムがあれば
発電する量も削減できると思います。

たぶん、そういう研究をしている人たちもいるんじゃないでしょうか。

そういう状態ではない現在においては、
「その瞬間における全エリアの消費電力」がポイントです。

一気に使うのが問題なんです。

電力消費のピークをずらす工夫が、現状の電力供給不足に役立つと思います。

深夜に活動できる人は、ピークの時間をずらすのに良いかもしれません。

2011年03月17日

似ていますか?

災害や、それに伴う原発事故で大変な時に、全く関係のない話なんですが。

どうしても前から思っていたことだったので。


「AさんとBさんが似ている」と言ったとき、
その「似ている」の判断基準は人によって違います。

典型的な顔の見た目情報の中で、何を基準においているか。
そこの差が出るんです。

基準値というか平均値というか、その人の中でスタンダードになっている
「これぞ顔」というパターンがあって、そこからの離れ具合を特徴と捉える。

日本人の場合は、日本人っぽい顔の特徴の中から違いを見るように
基準ができていると考えられますから、
見慣れていない西洋系やアフリカ系の顔の特徴は
日本人の標準的な特徴から大きく離れている可能性が考えられます。

日本人の顔特徴を敏感に見分けられるようにチューニングされると
そこから離れた周りの領域では感度が落ちてくるとも言えます。

重さを計る秤に喩えると、料理に使うような秤は
数十グラムから1キログラムをメインで計るように調整されているので
100ミリグラムの薬品を計り取ったり、
体重60キログラムを計ったりするのには向いていない
…という感じでしょうか。

1キロを超えると「凄く重い」、
1グラム以下は「凄く微量」、
という程度の精度でしか見られないわけです。

おそらく人の顔を見る時も、そんな具合に基準を作っているだろう、と。

その情報は、「顔」という1つの対象に対して更に細分化され、
本人にとって敏感な情報と、敏感じゃない情報とに区別されているように思えます。

目を中心にチューニングしていると、目の形や配置の違いに敏感になり、
輪郭を中心にチューニングしていると、顔の形などに敏感になるということです。

なので、人によって顔を見るときに注目する場所が違い、
その違いが同じ人を見たときの印象の違いに反映されるんでしょう。


「似ている」「似ていない」という判断は、
その特徴をピックアップして比較することでなされますから、
どこに注目するかによって「似ている」と判断されるかどうかも違ってくるはずです。

ちなみに、僕の知り合いには「似ている」「似ていない」の判断を
自分の感じ取った体感覚の印象で判断する、という人もいます。
見た目で判断していない、と。

僕も多少、その傾向を含んでいますが、見た目情報も含んでいます。

別の知人は、髪型の印象で似ているかどうかを判断すると言っていましたが、
僕にはサッパリ理解できません。
髪型なんて変えれば変わるものですし、何より僕自身が髪型への興味が小さい。

どうやら僕の場合、鼻から下あたりを中心に見る癖がありそうです。
さほど目を重視していないので、
「目元が似ている」
という人とは意見が合いません。

最近、「似ている」と思ったのは、この2人。

プロ野球、読売巨人軍の外野手「長野久義」選手
http://www.giants.jp/G/player/prof_27147.html
と、
お笑い芸人、吉本興業のハイキングウォーキング「松田洋昌」さん
http://matsuda.laff.jp/blog/blog.html

どうでしょう?

僕は相当「似ている」と判断しますが、
きっと異論のある方もいることと思います。

それは着眼点が違うんでしょうね。

僕は誰かと、こういう話をするのが以前から好きだったんですが
最近は他の人の意見を「どうしたら理解できるか」
という発想で聞くようになりました。

僕と違う着眼点の人がいたら、その人の着眼点を真似しようというわけです。

「ここに焦点を当てて、これぐらいの視野の範囲で見ると確かに似ているな」
なんて感じられたら、その人の見方に少し近づけたことになるんじゃないか。
そんなことを思っているからです。

文字通り「見方を広げる」トレーニングとも言えそうな気がします。

cozyharada at 23:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!NLP | 全般

2011年03月15日

3月21日勉強会は開催します

3月21に予定している勉強会ですが、予定通り開催いたします。

会場に連絡を取ったところ、現時点で計画停電の影響はないとのことで
通常通り使用できるという話でした。

Yahoo!の情報では、21日にも計画停電は予定されているようです。

交通の面も心配ですが、お越しになられる方は余裕を持って頂ければ幸いです。


ご自身の内面を探索し、意欲のある方々と接する時間というのは
それだけでも力になる部分があるような気がします。

ストレスが蔓延しているように見えます。

都心部では、落ち込んだ様子や途方に暮れた雰囲気は減ってきた気がします。
むしろ、不安と不満が結びついて、やり場のない怒りに近いものが
奥底に溜まっている様子がありそうです。

影響を受けやすい方は、体に力が入っているのを感じることが多いかもしれません。

人は集団からの影響を受けやすいものだと思います。

しっかりと安定したご自分を維持できることが
今のような時期に役立つものではないかと考えます。

そのように安定した方が一人でもいると、
周りの人々にも良い影響を与えられる可能性があります。

気楽な状態で楽しんでいただくことが何よりだと思っています。

皆さんの様子を見て、ストレスケアに役立ちそうな方法も
少し混ぜ込むかもしれません。

まだお席はありますので、ご予定があえばお越しください。

cozyharada at 23:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!セミナー情報 | NLP

2011年03月13日

音の力

地震以来、テレビからCMが消えていました。

テレビ東京では時折、通常の番組も放送しているようです。
CMがあります。

今まで目に入り続けていた映像と違うことで、
気が紛れる部分もあるのかもしれません。

ただ、僕にとって大きいと感じたのはBGMの効果です。
音楽が流れていました。

この効果は大きい。
心に与える影響が大きいです。

テレビが流しているのは映像とナレーションからなる情報だけではありません。
視野に入るもの全て、耳に入るもの全てが影響力を持っているものです。

アナウンサーやキャスターの声のトーンも表情も、見る側の気持ちに影響します。

気を紛らわすことが、過酷な現実から目を背けるようで
罪悪感を感じる人もいるかもしれませんし、
そんな余裕がない人たちもいると思います。

それでも、目や耳から入ってくるものには影響力があるのは事実です。

同じニュースの内容でも伝え方が変われば
受け取られる意味合いも変わってくるでしょう。

変なことをする必要はないと思いますが、
ただ少し音楽を流すだけで気持ちが変わるところもある気がします。

音楽で力づけられる人たちもいるかもしれません。

人類が長い歴史の中で作り上げ、受け継いできた力が
音楽の中にはあるんじゃないでしょうか。

自然の力の凄さは、音の中にも含まれていると思うんです。

普段聞かないような音楽でも聞いてみようという気がしてきました。

cozyharada at 19:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!全般 | NLP
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  夜間の部 18:00〜21:00

【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

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《怒りの取り扱いマニュアル》
 〜期待の手放し方と
  ゆるしの技法〜


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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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