2018年04月

2018年04月30日

アウトプットの方向性

だいぶ僕の中で考えが定まってきた感じがします。
どういう形で心やコミュニケーションに取り組んでいくのか、について。


世の中には、紹介が上手い人たちがいます。
身近ですぐに使えて、ちょっと工夫できる技術を
本や大人数向けのセミナーで発信して、
学んだ人たちが自分で工夫して役立ててもらうスタンス。

具体的に何を言うか、何を質問するかといった
コミュニケーションの技法のみではなく、
悩みが楽になる考え方とか、目標達成しやすい考え方とか、
自分の心の中についての情報も扱われます。

「どうすればできるか?」と悩むほど高度な話ではないので、
その方法を知った人たちは使えそうな場面で使ってみて
効果を自ら試していくような形になると思われます。

もちろん学んだ人の中には「へぇー」と思って知識を増やしたものの
実際に使うことはない、という人もいることでしょう。

それでも知的欲求は満たせていますし、
そういう風に「知る」だけが目的の情報提供も沢山あります。
経済や歴史、宗教、芸術や科学の本を読んでも「教養」が目的で
それを実践するわけではない、というのも自然な話です。

コミュニケーション技法や心の分野においても
教養としてインプットされることもあるだろう、と。

そして場合によっては、「もっと深く知りたい」と興味を広げ、
より専門的な本を読んだり、高度な内容のセミナーに行ったり、
技術としてトレーニングを受け始めたりすることもあります。

このケースだと、実践や研究の入り口になっているといえそうです。

喩えるなら山についての本やテレビ番組のような感じでしょうか。
山の魅力や、山の現実、山登りの方法や準備・注意事項などを伝える。
それを一般教養として「登山とはこういうものだ」と知りたい人もいれば
ここがキッカケとなって山登りに出かけ始める人もいる、と。


また別の発信のパターンとしては「啓蒙」の形が見受けられます。

これは山の喩えでいうと、山の魅力を伝えることにも通じますが、
プラスアルファのメリットとして魅力を伝えるだけではなく、
むしろ山登りをしないことのデメリットとして必要性さえ説く感じです。

教養や入門としての情報発信は、必ずしも
その道に引き込もうとはしていません。
あくまで「こういうのがありますよ。こういうものですよ。」と
紹介をしているだけのことです。

少し興味を持った人たちが探して、その情報を見つけたときに、
引き続き「あぁ、これは面白そうだ」と興味をかきたてられるか、
それとも「へぇ、そういうことだったのか」と納得されて終わるか、
あるいは「なんだ、こんなものか」と興味を失わせることになるのか、
その結果については求めていない傾向があります。

それに対して「啓蒙」の場合には、
その先の道に進んでもらうことが目的となります。

当然、目的が果たせず、興味を持ってもらえないこともありますし
どれぐらい強引に引き込もうとするかには程度差がありますが、
それでも意図しているのは「この道に進んでもらう」ことです。

啓蒙でのポイントは「必要性」を感じてもらうことだといえます。
だからこそ「問題提起」がなされることが多い。
「こういう問題があるんですよ、知っていましたか?」と。

そして問題解決の必要性として動機づけをする。

心の話になると、例えば
「世の中にはこんな人たちがいる。その生き方でいいんですか?」
「歴史ではこうなっている。このようにあなたも生きるべきだ」
と駆り立てたり、
「今のままでいいんですか?こうすれば変われます」
「本当は辛いのに目を背けていませんか?こっちに幸せがあります」
と問題を指摘したり。

コミュニケーション技術の場合、
「普段こうしていませんか?これだと将来マズイことになります」
「普段どうやってますか?こういうやり方もあるんです。
あなたが本当にやりたいのは、こっちじゃないんですか?」
などと、一般的なやり方の問題点を指摘したり、
理想的なやり方を見せてショックを与えたりします。

それで啓蒙された人は
「今のままではダメかもしれない。
これからはもっと、こうやらなくては。」
と必要性から動機づけられる。

あるいは
「自分もそっち側で生きていきたい。
世の中のために何かをしたい。」
と自分の存在意義から動機づけられる。

こうした形は心理やコミュニケーション技術の分野に限らず
ビジネスや教育、仕事術、スピリチュアル分野などでも見受けられます。


それから技術トレーニングに重きを置くスタンスもあるようです。

トレーニングですから、趣旨は「上達、習得」です。

しかし「上達、習得」によって何を求めているか?においては
トレーニングの種類によって違いが見てとれます。

大きく分けると
「現状の問題解決」のため

「自分の成長」のため
とがありそうです。

前者の「現状の問題解決」は、
日々の中で困ったことがあって
それを何とかするための方法を身につけたいのが動機です。

直接的に現在関わっていなくても、
将来の方向性を踏まえながら身につけようとする場合もあります。

コミュニケーション以外て身近な例を挙げると、
パソコン作業で困っているからOfficeの勉強をするとか、
デザインに興味があるから(もしかしたら将来やるかもしれないし)
Webデザインやフォトショップを勉強しておくとか。

技術を使う目的意識がハッキリしているか、日常的かは別にして
使うことが想定されているのが特徴です。

一方、後者の「自分の成長」を目的としている場合、
「できるようになる」「技が増える」喜びが重視されます。

そして自信を高める。

その技術、手法そのものが必要かどうかよりも
「できなかったことができるようになる」実感が重要と。

そして「自分にも何かできる」
「自分も人の役に立てる」
「自分だって誰かに影響を与えられる」
という自信がつき、堂々と生きられるようになっていく。

こちらは色々な資格を集めるのと近いかもしれません。


そしてこの技術トレーニングの方向に
啓蒙の趣旨が加わる場合もあります。

「こういう技術が必要でしょう?
それを身につけましょう。
こうやればできるようになります。
…そして、
この技術で世の中に貢献してください。」
と。

貢献によって本人の幸福度も上がるし、
社会や身の周りの人に好影響が出る。

だからこの技術を身につけてください、というスタンスです。

啓蒙の要素が含まれますから、
正義や善意、正しさを伝えるところもあると言えます。

その意味で、発信する側に信念があって
リーダーシップやカリスマ性を発揮することも
求められるケースでしょう。


で、僕のスタンスは、どうやら
啓蒙をあまり含めない傾向があるようです。

技術トレーニングが中心で、とりわけ
その技術を使うことも想定している。

なので使う場面が限定される特殊なセラピー技法とかは
その技術が役立つ状況を想定しながら
紹介・トレーニングしているつもりです。

ですが、より望ましいのは
技術トレーニングが必要なときにトレーニングする形。

技術トレーニングよりも、心の癖を扱ったほうが
スムーズにいくこともあるんです。

知識提供だけで大丈夫な人だっています。

そういう点では、特定の技術を扱うセミナーなどよりも
目下の課題に向き合うワークショップのような形式で、
時には心の癖を扱い、時には技術の練習をする…
といった柔軟なスタイルが良さそうに感じます。

そうするとそれぞれの参加者が
自分の課題に向き合うことになる。
そして課題をクリアするための取り組みをする。

それによって日常が望ましい方向に変わり、
以前は問題だったことに困らなくなる。

そんな感じの流れが良さそうかなぁと。

そしてしばらくすると、また別の課題に遭遇して
その困りごとを解決するために自分の取り組みをして…
解決しては、新たな課題に向き合って。

そんな繰り返しをするたびに、その人の周りの関係性から
歪みが解消されて、全体としてのトラブルも減っていくはずです。

結局のところ、自分に降りかかってくる課題と
正面から向き合って、それをコツコツ解決していくというのが
自然でかつ、世の中へ役立つことなのではないか。

そんな発想に向かっていっている感じがしています。
僕の活動の方向性も、そっちに行くのかもしれません。

cozyharada at 23:30|Permalinkclip!NLP | 心理学

2018年04月27日

相談援助のポイント

僕が相談を受けるときの土台は、文字通りペーシングです。

観察力と共感力を活用して本人の中で起きていることを捉える。
そのことが9割ぐらいの割合を占めていると思います。

言葉の内容は、その人の内面で実際に起こっていることを
補足説明するためのものでしかありません。

なんなら本人よりも僕の方が上手く言葉にできる自信があることも。


そうやって本人の中で起きていることを把握しながら
現状の不具合として、本人にとって気がかりなものを探ります。
これは主にネガティブな感情の動きの強さとして判断します。

で、感情が大きく動く要因を捉えながら
相談内容としての話題を絞り込みます。

この段階ではあくまでテーマの候補が出ているところまで。


それと並行して現状の不具合を生み出している心の癖に注目します。
これは「どういうプログラムが関わっているか?」という話。

「何を学習してきて、どの学習結果が上手くいっていないか?」
「何を学習してこれなかったために上手くいっていないのか?」
といった発想がメインです。


そして現状の中から本人が気にかけている部分のいくつかを踏まえつつ、
どういう学習・再学習をしたら、気がかりなことが改善しそうかを
話し合いながら決めていく。

ここでコントラクトとなります。

そうしたら後はもう、必要な学習・再学習を
ワークやトレーニング、課題としてやるだけ。


つまり、
_燭魍惱・再学習したら問題状況が改善しそうかを特定する
△匹Δい取り組みをしたら、その学習・再学習が可能かを考える
3惱・再学習の取り組みをして、その進行をチェック
こ惱・再学習の効果を予測して大丈夫そうであれば終了
(ジ綟、その効果を検証)
といった流れ。

大きなポイントは,鉢△任靴腓Α

何を学習・再学習したら改善するのかを話し合う段階と、
その学習・再学習をするための手法をか考える段階。

,里曚Δ倭綾劼猟未
 治
「何を相談のテーマにするか?」
「絡み合った困りごとのうち、どの部分を解決したいか?」
を決める作業と、
 治
「その困りごとを生み出しているのは
・何を学習していないからか?
・過去に学習したパターンのどれが空回りしているからか?」
を判断する作業、
の2つからなります。

が、自分の心の癖を「学習」という観点で捉えないクライアントには
 治欧里曚Δ枠獣任任ないほうが一般的です。

なのでそこは援助者側が積極的に見ていく必要がある部分でしょう。

そしてカウンセラーやコーチでも、
この「学習・再学習」という観点で取り組む内容を整理しないために
効果をだすための手法の選び方が曖昧になるケースが多いようです。

実際はそれほど取り組む内容を特定していなくても
セラピー的な手法をやっていくうちに
自然な流れで適切な落としどころに辿り着きますから、
それでも問題は起きにくいとは思いますが。

僕も振り返ると、
「とりあえずワークを初めてみて、様子を見ながら
クライアント自身が納得いくところに繋げていく」感じの
『結果オーライ』にする力に頼っていた時期がありました。

それは端的に、
「どの学習不足、どの学習の空回りが問題か?」
を見られていなかったのが理由の一つ。

もう一つの理由は、それが分かっても
「どういう手法で、どんな作業をしたら
その学習・再学習が可能か?」
を想定できていなかったことだと考えられます。

このことが⊆衙〜択の段階で困難さを生むようです。


ですから課題となるのは
学習・再学習の観点で取り組む内容を絞り込むことと、
学習・再学習のやり方を身につけること
でしょう。

様々な心理療法的手法がありますが、
それらが学習・再学習の観点ていえば何をしているのか?

その仕組みを理解した上で
効果を狙って手法を選べるようになれば、
『結果オーライ』ではない見立て通りの効果を
出しやすくなってくるはずです。

そしてこの部分こそ、学習・再学習を
「プログラム」として理解するNLPの特徴だと思うんですが、
残念ながらこの部分をトレーニングする機会は
滅多にないような気がします。

今度、手法の仕組みと効果を解説したり
効果を出すために必要な流れを練習するような
トレーニングをしてもいいかもしれません。

2018年04月23日

ネットの買い物

アイマスクを探しています。

飛行機や新幹線など移動が多いのと
光に眼が弱くて眼の痛みが出やすいのとで
遮光するだけでも楽になるのではないかという考えです。

飛行機と新幹線の場合は、特に昼間の移動だと
窓から差し込む光が辛いんです。

窓側の人が外を見ていたりすると抵抗もできませんし。
上着や毛布をかぶって我慢するのも息苦しい。

新幹線は電灯が眩しく感じるときもあります。

アイマスクがあれば少しは楽になるのでは、と。


店頭で探しても構わないんですが、
それだと選択肢が少ないこともよくあります。

世の中には自分に合うものがあるにもかかわらず
それが足を運んだ店にないという理由で見つけられない…
というのは残念です。

なので最近はネットで候補を探して
試せる場合は店頭でもチェックすることが増えてきました。

Amazonでも楽天でも、僕が探すときは
評価の低いレビューを参考にするようにしています。

評価のつけ方には個人の癖が出やすく
適当に高評価にする人もいますし、
少しでも不満があるだけで過剰な低評価にする人もいます。

また無難な範囲はわざわざレビューを書かなかったり
宣伝目的に近い高評価もあったりして
評価そのものは当てにならない気がするんです。

むしろクレームに近い低評価のほうが
その商品の特徴を正直に書いてくれていると感じます。

もちろん問題と捉えて不満を抱くかどうかは
個人の好みが大きく影響しますから、中には
「そこは自分なら気にならない」というポイントもあります。

逆に自分が気にしているポイントを不満として挙げてあれば
他がどれほど高評価でも選択肢から外せます。


あとは候補の中で使用感として気になるものがあれば
店頭で確認できるかどうかを調べる。
それで納得できれば購入に至りやすいですし。

まあ、長時間使用するものの場合、
店頭で試したぐらいでは気づかないものもあるんですが。

実際、枕は店頭でも試したにもかかわらず
若干の後悔があります。

アイマスクは価格帯も低いので
無駄にする覚悟でいくつか買っても良いのかもしれません。

使えるものが見つかれば嬉しいです。

cozyharada at 23:52|Permalinkclip!NLP | コミュニケーション

2018年04月20日

一年を振り返ると

ジムに通い始めて1年ぐらいになりました。

だいぶ慣れてきた感じがあるのと、
体力がついてきた実感もあります。

運動の影響は意外と大きいものですね。
姿勢も維持しやすくなってきた気がします。


そして最近、ジムのほうとしてもオープンから一年少し経って
内装や機材にリニューアルを加え始めたようです。

大型のテレビモニターが3台追加されましたし、
マシンも入れ替えが行われていました。

トレッドミルが2台撤去され、その代わりに新しいマシンが3台追加。

新しいマシンでは細かい重さ調整がしにくいみたいですが
その代わり、1台で可能な運動の種類が多いようです。

腿の外旋・内旋ができるマシンとか、
ケーブルで重りを引っ張れるマシンとか。

ケーブルのヤツは、自分で角度を工夫すると
今までのマシンでは動かせなかった筋肉でも運動ができます。

日常生活では動かしていない部位を動かすと
軽い負荷でも体が軽くなるのが実感できます。

背中のハリを取るには良さそうです。


反面、近頃は膝周りが痛くなりやすい傾向が出てきました。
胡坐がしにくい感じ。

力を入れるだけでなく、緩める方向でも
体を動かす必要があるんでしょうか。

ストレッチとかも取り入れないといけないのかなぁと考え中です。

身体のケアも丁寧にしていきたいものです。

cozyharada at 23:11|Permalinkclip!心理学 | 全般

2018年04月19日

一年の変化

ジムに通い始めて1年ぐらいになりました。

だいぶ慣れてきた感じがあるのと、
体力がついてきた実感もあります。

運動の影響は意外と大きいものですね。
姿勢も維持しやすくなってきた気がします。


そして最近、ジムのほうとしてもオープンから一年少し経って
内装や機材にリニューアルを加え始めたようです。

大型のテレビモニターが3台追加されましたし、
マシンも入れ替えが行われていました。

トレッドミルが2台撤去され、その代わりに新しいマシンが3台追加。

新しいマシンでは細かい重さ調整がしにくいみたいですが
その代わり、1台で可能な運動の種類が多いようです。

腿の外旋・内旋ができるマシンとか、
ケーブルで重りを引っ張れるマシンとか。

ケーブルのヤツは、自分で角度を工夫すると
今までのマシンでは動かせなかった筋肉でも運動ができます。

日常生活では動かしていない部位を動かすと
軽い負荷でも体が軽くなるのが実感できます。

背中のハリを取るには良さそうです。


反面、近頃は膝周りが痛くなりやすい傾向が出てきました。
胡坐がしにくい感じ。

力を入れるだけでなく、緩める方向でも
体を動かす必要があるんでしょうか。

ストレッチとかも取り入れないといけないのかなぁと考え中です。

身体のケアも丁寧にしていきたいものです。

cozyharada at 23:13|Permalinkclip!NLP | 全般

2018年04月15日

歴史と思想

なんとなく勉強したい気持ちが高まっていて
本屋に行ってみました。

心理系で新しく興味を引かれるものは、もう何年もありませんし
語学は勉強というよりもトレーニングなので趣旨が違います。

そこで手を取ったのがこちら。



NHKでやっている「100分で名著」という番組のテキストにあたるもの。

この番組、名著を短くまとめて解説してくれるだけではありません。

古典的名著を簡潔に解説してくれるものは
本でもテレビ番組でも、数多く見受けられます。

実際、僕も概要を掴むためだけの目的であれば
そういう簡単な解説本を読むこともあります。

しかしそれはあくまで導入としての目的のみ。
そこで興味を引かれれば原典に近づこうとします。

そして原典に触れたとき、情報量が多くなる長い本を読むにあたって
概要を抑えてあることが情報整理に役立ちます。

先に地図を見てから現地を歩くような感じでしょうか。

場合によっては概要を知っていると楽しみが失われることもあるので
常に有効なやり方ではないと思いますが、
情報収集と理解のための読書であれば役立つと感じています。

ただし、ここで注意が求められるのが、概要を書く人の視点。
簡潔にまとめたものは元の趣旨を正確に反映しているとは限りません。

概要をまとめる人の重視するところが色濃く表れるわけです。
まとめる人の理解の仕方が如実に影響してしまう、と。

そういう意味で解説本を選ぶのは難しい気がします。

その点「100分で名著」は、ただの要約ではないんです。
その本について理解が深い人が、個人的に重視するところを
堂々と強調して解説してくれます。

ですから必ずしも概要にはなっていないわけです。
むしろ映画のコメンテーターのような感じ。
その人が気に入ったところを教えてくれる。

この番組では個人的な見解が多いのが前提になっている
といった印象を受けます。

その前提での「法華経」の解説のテキストです。
番組で見たときよりも詳しくまとまっていますから
個人的にはテレビよりもずっと好印象でした。

そしてその解説の偏りは、法華経の教えの本質ということよりも
法華経が編纂される歴史的背景とか、編纂における思想とか
そういう社会的・歴史的な観点が中心なんです。

仏教の教えよりも時代背景が強調されている。

ここが興味深かったです。


僕は学生時代、社会科が好きではなかったんです。
ただの暗記科目のように捉えていましたし。

しかしそこには当時の時代背景と
そこに至るまでの過去の積み重ね、
当時を生きた人たちの心の動きが表れているようです。

そこまで踏まえて歴史を見ていくと面白いものですね。

だからこそ、どんな思想でも教えでも、
時代背景や社会情勢、生活スタイルや文化など
その考え方を提唱するに至ったバックグラウンドを踏まえてこそ
趣旨や意味が浮き彫りになってくるように思います。

後世になって内容そのものだけ取り上げると
ポイントがずれてしまうことだってあるのかもしれません。

そして逆に、今の時代背景だったら
どういう内容として提唱されていただろうか?
と考えてみるのも重要な気がします。

2018年04月11日

ヤル気が出ないとき

ようやくセミナーが集まった時期が終わりました。

一区切りついて身体としても休息を取れましたし、
内面にも落ち着きや余裕が出てきた感じがします。

体力的に消耗の大きいものが固まって予定されていると
その時期を過ごすだけでやっとになってしまうようです。

内面のエネルギーも低下するような印象になって
些細な作業に対しても一歩を踏み出すのに
腰が重くなってしまう感じがありました。

やればすぐに終わりそうなデスクワークでも取りかからないとか、
Amazonでの注文さえ放置してしまいがちになります。

身体が先に疲れているのか、内面のほうから来ているのか
そのあたりは分かりませんが、心身ともに過労気味だったみたいです。


身体の面でいうと、セミナーの予定が落ち着いてきてから
眠りが浅くなりました。

実際には「長時間の深い眠りが必要なくなってきた」のでしょう。

忙しい時期には8時間寝ても眠気が残っていたのが
最近は4時間ぐらいでも問題ない感じです。

まあ、それでも睡眠時間として念のためキープしておきたくもあるので
4時間ぐらいで目が覚めた後も、まだ眠りを取るようにしています。

つまり寝ている間に何度か目が覚めるようになってきたわけです。
これはバタバタしている時期にはない傾向でした。

また、眠りが浅くなっているのは夢を覚えている度合いでも実感します。
年明けから3月いっぱいまで、夢を覚えていなかったんです。
もちろん、覚えていないことさえ気にしていませんでしたが。

それが最近、夜中に何度か目を覚ますようになってきて
夢を覚えていることが増えてきました。

そして体力が回復して、睡眠を必要とする度合いが下がってきた頃から
出張先のホテルで、なかなか寝られなくなってきました。

ホテルで寝にくいのは以前からあった兆候だったんですが
3月ぐらいまでは、そんなことも気にならなくなる状態だったようです。

ホテルだと一晩に4回ぐらいは目が覚めますし、
一度目が覚めるとなかなか寝つけないことも多いんです。
外出先だとあまり寝られないほうなんでしょう。

そんなことも忘れてしまっていました。

睡眠の質は僕にとって、疲労度のバロメーターのようです。


そして内面の点では、小さなことに踏み出せない感じがありました。
端的にいうと義務感で動いていて、
アクションを起こすのに抵抗が大きい状態です。

退屈でヤル気がないとか、気分が落ち込んで動けないのとは違い、
ただ体と心が重たくて一歩を踏み出せない感じ。
そういう種類の「ヤル気のなさ」もあるみたいです。

ちょっとした掃除とか、手間のかからない作業とかでも
手が付けられないまま時間が過ぎてしまったりしました。

一歩を踏み出す時の小さなエネルギーを出すのが大変なんでしょう。

化学反応で「活性化エネルギー」というのがあって
反応が起こるのに必要なエネルギーのことをいいます。

例えば水素ガスはすごく不安定で、
水素ガス単体の状態を保っておく方が不自然なんです。
なので、すぐに酸素と反応して水になろうとします。

水素は酸素とくっついている方が安定で、自然界では大部分
水素原子は、水素ガスではなく水として存在しています。

水素と酸素をくっつけて水を作る方が、
水を分解して水素と酸素に分けるよりもずっと楽なんです。

でも水素と酸素のガスをそのまま混ぜておくだけでは反応はしません。
ちょっと熱を加える必要があります。

ほんのちょっとの熱で化学反応がスタートして
あっという間に水素は酸素と結合して水になります。

まるで余分な緊張状態を吐き出してリラックスするかのように、
不安定な水素ガスとして存在するために使っていた沢山のエネルギーを
一気に吐き出して、安定な水に変化するわけです。

(このときに大量の熱を発して爆発を引き起こすんですが。
 だから水素ガスは可燃性で、火を近づけると危険なんです。)

本来は水素ガスとして存在するほうがエネルギーを必要としていて
酸素と結びついてしまった方がエネルギーのいらない安定した状態
(イメージでいうと落ち着いて楽な状態)になれるのに、
その化学反応にはチョットしたキッカケとして
外から熱エネルギーを加えてやる必要がある、ということです。

この「反応を起こすために加える必要のあるエネルギー」が
活性化エネルギーというヤツで、
人間に喩えると一歩を踏み出すエネルギーのようなものだといえます。

日常的な些細な行動、やらなければならない作業は
やってしまった後のほうが気持ちは楽になるのは分かっているのに、
それでもなかなか一歩を踏み出せないことがあります。

この一歩を踏み出すためのエネルギーとして
”心の活性化エネルギー”みたいなものがあるんでしょう。

意思決定をするとか、何かについて考え始めるとか、
1つのことを選択するとか、1つの作業に取り掛かるとか。

その内容そのものがどれだけ労力を必要としないものでも、
やってしまったメリットの方が大きくても、
止まった状態から動き出すための小さな一歩が
ある程度の”心の活性化エネルギー”を必要とするんだと思われます。

そして心身ともに厳しいスケジュールに身を置いていると
その小さな一歩のための”心の活性化エネルギー”も
絞り出すのが困難になっていくのかもしれません。

日常的な行動においても、必要性を基にして優先順位を判断して
エネルギーを配分しながら日々を過ごしているのでしょう。

逆に余裕が出てくると、いろいろな行動が踏み出しやすく感じます。
”心の活性化エネルギー”分以上のエネルギーが蓄えられているようです。

単にエネルギー不足のため、身近なことにヤル気が出ない
という場合は、休息が必要になる可能性がありそうです。

なお、化学反応では活性化エネルギーを下げるものとして
触媒というものが知られています。
触媒があれば高熱をかけなくてもスムーズに反応が始まります。

僕の場合、”心の活性化エネルギー”を下げる触媒は
「目の前の人の苦しそうな状態」みたいです。

どうやら、これがあると自然と動いてしまいます。

だからこそ定期的なリフレッシュが大事そうに思います。

cozyharada at 23:44|Permalinkclip!NLP | 心理学

2018年04月05日

【セミナー】幅を広げるリフレーミング

ご案内: 4月22日(日)

   コミュニケーション講座 〜幅を広げるリフレーミング〜


直前のご案内となりますが、今度の講座についてです。
お申込みフォームは下の方にあります。

最近、何かと慌ただしくてお知らせが遅くなってしまいました。
次回の講座開催も少し先になる見込みです。
(7月か8月ぐらいでしょうか)


さて今回のテーマです。
『幅を広げるリフレーミング』

大きく分けると2つの内容が含まれています。
『幅を広げる』の部分と『リフレーミング』の部分。

まずはリフレーミングについてです。
「リフレーミング」とは物事の捉え方を変えて、新たな意味を見出すこと。

ある程度の知識・経験があることを想像していますが
全く初めて耳にする方もいらっしゃるかもしれませんので、
オーソドックスな部分の解説から始める予定です。

NLPでよくなされる分類として
 崗況のリフレーミング」
◆崙睛討離螢侫譟璽潺鵐亜
の2つを区別するところから。

事前に簡単な説明をしておくと、
 崗況のリフレーミング」は、主に行動パターンについて
それが役に立つ場面を指摘することになります。

それに対して◆崙睛討離螢侫譟璽潺鵐亜廚蓮⊆腓出来事の意味づけについて。
ある日に体験された出来事、現状で置かれている場面などが対象です。

言い換えると、
ー分の行動パターンについて客観的に振り返って
 その意味を考え直す 
⊆分の周りに起きていることについて
 その意味を考え直す
という違い。

この辺りの整理をした上で、そこからさらに発展させて
 峭堝哀僖拭璽鵝廚砲弔い道訶世諒僂方のバリエーションを増やします。

リフレーミングの技術を向上させる上でのポイントは
・どれぐらいのバリエーションを使い分けられるか
・1つの視点についても複数の見方を提案できるか
が特に重要となります。

すぐにリフレーミングの言葉がけは思いつく場合でも、多くの人が
意外と自分の得意なパターンだけを使っているのが実情です。

決まった視点にしか捉え方を広げられないと
それでは対処できなくなったときに再び行き詰ってしまいます。

数多くの見方ができるに越したことがないのは言うまでもないでしょう。

そしてそういう風に様々な捉え方ができるように増やしていくには
コツコツと新たな見方を探すのが標準的。

特に自分で気になったこと、悩ましいことを
地道にリフレーミングしていくのがオススメです。

そうすると以前にリフレーミングして解消したつもりの問題が
再び「いや、やっぱりこれは問題かも…」という時が来たりします。
ここでもう一度、新たな物の見方を探すことで、ようやく
自分に馴染みのない新たな視点が手に入るわけです。

ですから、ある程度の型に沿って、区別をつけながら
地道にリフレーミングを続けていくのが効果的なわけです。

付け加えるとしたら、他人の力を借りることでしょうか。
自分では思いつかない物の見方を、他人から聞けることがあります。

その意味でも、講座の中で他の参加者と話し合いながら
リフレーミングの練習をするのが有効なんです。

…ということで、々堝哀僖拭璽鵑砲弔い討離螢侫譟璽潺鵐阿
視点のバリエーションを紹介したうえで、
そのバリエーションを意識的に区別しながら練習することになります。


そしてもう一方、⊇侏荵の意味についてのリフレーミングです。

こちらは実際のところ、使いどころ、使い方が繊細な技術なんです。

他者に対してリフレーミングをするとき、タイミングや言い回しによっては
相手に不快な思いをさせたり、怒りを買ったりもしかねません。

自分に起こった出来事についても、
無理やり自分を言い聞かせるようなリフレーミングは
感情を抑圧してストレスを溜め込む理由になってしまうことがあります。

このあたりの注意点を踏まえながら、
・受け入れやすい安全な言葉遣いの工夫
・感情レベルのケアも同時に行うための『ねぎらい』との組み合わせ
を技法として練習します。

そのうえで『幅を広げる』という視点を追加します。

本人のこれまでのやり方では上手く対処できない出来事だとしたら
その人自身の幅を広げて対応力をつける必要があるかもしれません。

そういった方向性での考え方を出していくトレーニングです。


この『幅を広げる』観点について、
実際に「自分の幅を広げる」手法も紹介します。

主にイメージワークが中心になるかと思いますが、
それほど大げさではない簡単なやり方です。

とはいえ意外と効果は重要。
なぜなら多くの人が日常生活で気づかないうちに、
そのときの状況に応じた対処法に偏っていってしまうからです。

例えば、日々の仕事の中で他人から厳しく当たられていると
その当たりの強さに耐えるため、体の表面の筋肉に力を入れて
身を守るようなことをしたりすることがあります。

それが続いていくと、そういう体の緊張具合が日常的になり、
そうでない体の状態が体験されなくなってしまうんです。
力を入れて身を守ることに偏ってしまう、と。
それも知らないうちに、です。

もちろん、過去に身につけたワンパターンの対処法が
癖として自動的に出てしまう場合もあります。

人前に出ると緊張する、初対面の人に構えてしまう、
なんていうのは良い例でしょう。

これも偏った対応ですから、幅を広げるだけで
一気に今までにない可能性が出てきます。

新しく効果的な対処法を体験した後には、
そのことについて意識的な振り返りをすると
そこで新しい物の見方・考え方が作られます。

ここでも再びリフレーミングが起こるわけです。

イメージを使って体験的に幅を広げ、
それを知的に振り返ることで新しい意味を見つける。
文字通り『幅を広げるリフレーミング』を体感してもらえると思います。


想定している内容は以上です。
あとは細かいやり方の問題。
そこは当日にトレーニングしましょう。

他者とのコミュニケーション技術、他者支援の技術として
リフレーミングの言葉がけを磨くことができます。

そのバリエーションを増やすだけでなく、
言葉遣いの工夫によって受け取りやすさを高められます。

高度なリフレーミングについても、注意点を踏まえれば
安全で効果的な関わり方をしやすくなるはずです。

そして自分の心の癖、最近の心の状態についても見つめ直し、
その幅を広げる体験もしていただきます。

自分のストレスをメンテナンスしたり、柔軟性を高めたり…
自分を楽にするための手法としてお持ち帰りしてもらいますが、
その手法を用いて他者のサポートすることも可能でしょう。

技術の練習をしながら、自分自身も楽にする趣旨です。
言葉の技術としてはメインの1つだと思います。

自分の内面を通して、他者のサポートを通して
安定感が高まっていくことを願っています。



◆録音に関しまして
ワークショップ中の内容は、ICレコーダーや
スマートフォンなどで記録いただいても構いませんが、
あくまで個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
 十分にご配慮ください。



※内容の密度の関係で定員を設けています。
もしかすると逆に、最少決行人数へ届かない場合もあるかもしれません。
いずれの際も改めてお知らせいたしますので、なにとぞ御了承ください。





【講座の詳細】

≪コミュニケーション講座 〜幅を広げるリフレーミング〜≫

【日時】  2018年 4月22日(日)
       10:00〜16:30


       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。


【場所】 滝野川会館 304集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。

    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。



終了しました


コミュニケーションの技術を考えていったとき
とりわけ言葉がけの手法として重要なのは
ねぎらい、力づけ、質問、リフレーミングあたりかと思われます。

いずれも使う上で重要なポイントは
・自分の意図を自覚して想定する効果を考える
・狙った効果を出すために適切な言い回しを考える
・相手に理解されやすく、不快にさせない表現を工夫する
といったところでしょう。

とりわけ質問は、意図と効果を踏まえさえすれば
どんなパターンでも生み出せます。

むしろ効果的な質問というものが最初からあるわけではなく、
意図と効果が伝わりやすい形の質問に組み立てる技術が求められる。

あとは、どういう情報を引き出すかという話。
これは質問そのものの技術ではなく、情報収集の枠組みの問題です。

そうやって考えると、言葉がけの技術の大半は
意図と効果(つまり目的意識をもって使うこと)と
そのために適切な表現に整えること
にあると言えそうです。

今回の講座では、技法としての意図を明確にしながら
どういう効果を狙うかを自覚しつつトレーニングする形を考えています。

余裕があれば言い回しの微妙な違いで
どういった影響の差が出るかも考えてみたいと思います。

これには、
 実際に言葉を語りかけてみたとき
 相手がどういう受け取り方をするか
という反応のチェックをするのが効果的でしょう。

一人で考えたときには想像でしかないものが、
直接相手から感想を教えてもらえれば
言い回しの違いの効果を実感してもらいやすいはずです。

丁寧な取り組みをしていきたいと考えています。

その意義を感じ取って頂けたら幸いです。

お越しをお待ちしています。

2018年04月01日

4月22日の講座内容

少し状況が落ち着いてきたので
直近ですが22日の講座内容をお知らせします。

バタバタしていると頭の中もスムーズに働かなくなるものですね。
ようやく考える余裕ができて、アイデアが出てきました。


今回は『幅を広げるリフレーミング』をテーマにします。

実際にはリフレーミングの言葉がけだけでなく、
イメージワークや簡単な催眠誘導のようなものを使ったりして
体験的にも自然とリフレーミングが起きるような手法も扱います。

狙いとする効果は「行き詰まりから抜け出る」のがメインでしょうか。

問題となる行動パターンをリフレーミングして気楽になる趣旨でもなく、
問題のパターンが起こらなくなるようなリフレーミングでもなく、
一過性の状況・出来事として行き詰った感じを打破する意図です。


コミュニケーション技術としてのトレーニング効果だけでなく、
日々のストレスで偏りがちなバランスを修正したり
ご自身の能力や考えの柔軟性を高めたりする効果も想定しています。

お申込みフォームは近日中に載せる予定です。

今しばらくお待ちください。

おしらせ
 ◆ セミナー情報 

New!

《コミュニケーション講座》
瞑想のモデリング


【日時】 
  2018年10月21日(日)
  10:00〜16:30


【場所】 
  滝野川会館
  304集会室

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
   南北線西ヶ原駅より7分

詳細はこちら>>
次回は年末ごろの予定


 ◆ 過去の講座 

《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


当時の内容はこちら>>


《勉強会》 

【テーマ】 変化の流れを考える

当時の内容はこちら>>
次回は未定



 ◆ お問い合わせ 
  技術向上、
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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