2007年11月30日
「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法
石井裕之さんの新刊『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』が大好評のようです。
「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)
『「心のブレーキ」の外し方』、『「心のDNA」の育て方』と
シリーズになった本ということですが、潜在意識ということについて
また違った説明がされているので、印象はかなり違いますね。
石井裕之さんの本や教材は、色々な視点で大切な考え方を伝えてくれていますが、
今回の『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』は
具体的に潜在意識を活用する方法とかいうよりも、
潜在意識というものがどういう性質のものかを教えてくれているようです。
潜在意識の仕組みを踏まえて、どういう考え方で、どういう行動をすれば良いか
という部分に関しては『ダイナマイト・モチベーション』などが適しているようですが、
この本では、色々な説明の中心になる性質が書かれているように思います。
本質的な話だと感じました。
そもそも潜在意識というのが何であるか、と問われれば、
僕はそれをメタファーだと思っていますが、非常に有効なメタファーだと思うんです。
すごく沢山の情報を理解した上でも説明しきれないような複雑なものを
うまく表現して納得しやすくするのが「潜在意識」というメタファーだろう、と。
その意味でいうと、僕の中では「潜在意識」と「無意識」ではニュアンスが違います。
メタファーとして表現するものが違うような印象があるんです。
どっちが良いとかいうことではなく、僕の中では関わり方が違います。
無意識は信頼する対象です。
潜在意識はうまく関わっていく相手です。
シンプルで分かりやすいのは潜在意識との関わり方を意識することだと感じます。
特に多くの人に共通して理解しやすいという意味では。
そして何かの課題や問題、目標ということを考えた場合、
意識的な努力と、それとは別に感じられるもう1つの働きがあります。
それが無意識のストッパーや、潜在意識のメカニズムとして見られますが、
「意識でやろうとしても、なかなか出来ない」という部分に葛藤があるわけです。
この葛藤にどのようにアプローチしていくか、という話です。
おそらく石井裕之さんも、ご自分でセラピーをやっていたときには
目の前の一人のクライアントさんに合わせて具体的なアプローチを変えていたと
僕は推測していますが、そこから抜き出した本質は多くの人に利用可能なんでしょうね。
問題解決や目標達成に向けて出来る努力を続けていくこと。
それが本質だと書かれているように思います。
こう書いてしまえばシンプルです。
でも実際は非常に奥深い意味が込められているように思います。
なぜなら、努力の方向自体が間違っていることもあるからです。
いや、むしろ悩みを抱えた人は努力の方向が間違っていることのほうが多いでしょう。
短期に問題解決を目指すならば、努力の方向そのものもアプローチの対象です。
ただクライアントさんの人生に本気で関わる覚悟を持って接したとき、
その間違っている方向への努力まで信じることも有効な方法だと思うんです。
確かに努力の方向が間違っていれば、なかなかすぐには結果が出ないかもしれません。
しかし、それでもクライアントさんを信じて応援する。
そのうちにクライアントさん自身で努力の方向性の間違いに気づく時が来るかもない。
もしかしたら何年かかっても努力の仕方が変わらないかもしれない。
それでもいいじゃないか、と信じて応援する。
そんな姿勢が潜在意識との上手い付き合い方の中にあるような気がします。
努力の方向が間違ってたっていい。
目標達成・問題解決に向けて努力する姿勢そのものに意味があると捉える。
そんな印象を受けます。
僕は個人的な好みとして、目の前の一人との関わりを大切にしたいので
その人の無意識が頑張っている方向を見ようとする傾向があります。
ただ、それは大勢の人に伝えられるものではありません。
一人一人違っているものだからです。
多くの人が自分の進みたい方向へ進むためには
この『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』が効果的だろうと思います。
そして、多くの人に向けられたこの本を書いた石井裕之さんには
あらゆる人の夢や目標を丸ごと応援するような意気込みが感じられました。
色々と刺激を受ける本です。
考えさせられます。
「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法~思い通りに自分を動かす4つの法則~(CD付)
『「心のブレーキ」の外し方』、『「心のDNA」の育て方』と
シリーズになった本ということですが、潜在意識ということについて
また違った説明がされているので、印象はかなり違いますね。
石井裕之さんの本や教材は、色々な視点で大切な考え方を伝えてくれていますが、
今回の『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』は
具体的に潜在意識を活用する方法とかいうよりも、
潜在意識というものがどういう性質のものかを教えてくれているようです。
潜在意識の仕組みを踏まえて、どういう考え方で、どういう行動をすれば良いか
という部分に関しては『ダイナマイト・モチベーション』などが適しているようですが、
この本では、色々な説明の中心になる性質が書かれているように思います。
本質的な話だと感じました。
そもそも潜在意識というのが何であるか、と問われれば、
僕はそれをメタファーだと思っていますが、非常に有効なメタファーだと思うんです。
すごく沢山の情報を理解した上でも説明しきれないような複雑なものを
うまく表現して納得しやすくするのが「潜在意識」というメタファーだろう、と。
その意味でいうと、僕の中では「潜在意識」と「無意識」ではニュアンスが違います。
メタファーとして表現するものが違うような印象があるんです。
どっちが良いとかいうことではなく、僕の中では関わり方が違います。
無意識は信頼する対象です。
潜在意識はうまく関わっていく相手です。
シンプルで分かりやすいのは潜在意識との関わり方を意識することだと感じます。
特に多くの人に共通して理解しやすいという意味では。
そして何かの課題や問題、目標ということを考えた場合、
意識的な努力と、それとは別に感じられるもう1つの働きがあります。
それが無意識のストッパーや、潜在意識のメカニズムとして見られますが、
「意識でやろうとしても、なかなか出来ない」という部分に葛藤があるわけです。
この葛藤にどのようにアプローチしていくか、という話です。
おそらく石井裕之さんも、ご自分でセラピーをやっていたときには
目の前の一人のクライアントさんに合わせて具体的なアプローチを変えていたと
僕は推測していますが、そこから抜き出した本質は多くの人に利用可能なんでしょうね。
問題解決や目標達成に向けて出来る努力を続けていくこと。
それが本質だと書かれているように思います。
こう書いてしまえばシンプルです。
でも実際は非常に奥深い意味が込められているように思います。
なぜなら、努力の方向自体が間違っていることもあるからです。
いや、むしろ悩みを抱えた人は努力の方向が間違っていることのほうが多いでしょう。
短期に問題解決を目指すならば、努力の方向そのものもアプローチの対象です。
ただクライアントさんの人生に本気で関わる覚悟を持って接したとき、
その間違っている方向への努力まで信じることも有効な方法だと思うんです。
確かに努力の方向が間違っていれば、なかなかすぐには結果が出ないかもしれません。
しかし、それでもクライアントさんを信じて応援する。
そのうちにクライアントさん自身で努力の方向性の間違いに気づく時が来るかもない。
もしかしたら何年かかっても努力の仕方が変わらないかもしれない。
それでもいいじゃないか、と信じて応援する。
そんな姿勢が潜在意識との上手い付き合い方の中にあるような気がします。
努力の方向が間違ってたっていい。
目標達成・問題解決に向けて努力する姿勢そのものに意味があると捉える。
そんな印象を受けます。
僕は個人的な好みとして、目の前の一人との関わりを大切にしたいので
その人の無意識が頑張っている方向を見ようとする傾向があります。
ただ、それは大勢の人に伝えられるものではありません。
一人一人違っているものだからです。
多くの人が自分の進みたい方向へ進むためには
この『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』が効果的だろうと思います。
そして、多くの人に向けられたこの本を書いた石井裕之さんには
あらゆる人の夢や目標を丸ごと応援するような意気込みが感じられました。
色々と刺激を受ける本です。
考えさせられます。