2007年12月25日

大人になると

物事には必ず良い面と悪い面がある。
その両方を自由に見られるような視点を持てると悩みは減ってくるでしょうね。

NLPではリフレーミングという言い方で伝えています。
物事のある一面のみに注目するのではなく、様々な見方が出来るようになる。
見方を拡げるということです。

ネガティブなものをポジティブに見れるようになるだけで
随分と世の中の見え方が変わってくるのは確かですが、
一方でリフレーミングを学んだばかりに苦しくなる人もいるのが事実です。

NLPの考え方には素晴らしいものが沢山あります。

ただ、NLPは誰にでも使いやすく作られているため
どういった状況で誰が使うのかという部分が抜けているのです。

抜けているというと悪い印象を与えがちかもしれませんが
それはNLPの最大の長所でもあるのです。

そこにも良い面と悪い面があるわけです。

誰にでも仕えるように作られたために、
具体的な状況に関して伝えるものが少なくなってしまっているんですね。

本質的な部分だけを抽象的に抜き出したからこそ、具体的な部分がないんです。

コミュニケーションを円滑にしたり、目標達成に向けて利用したり、
悩みを解消したりするスキルは沢山つまっていますが、
実際にどういう場面で、どうやって使ったらいいかというのは含まれないということです。

だからこそ、実際に自分が使ってみて判断するということが求められると思うんです。
やってみて上手くいかなかったら、違う方法にすればいいんです。

使う人が状況に合わせて色々と試してみる。
そして上手くいかなそうなら、やめるのも重要なことだと思います。


リフレーミングというのは柔軟にものの見方を変えることを言うはずです。

なのにリフレーミングの考え方に固まってしまっては本末転倒です。


悩みや苦しみがある。
それをリフレーミングして受け入れようとする。
「このことは何を教えようとしてくれているんだろうか?」

それで受け入れられるかどうかは意識だけの問題ではありません。

分かっていてもできないことだって沢山あるんです。
今まで自分を支えてくれたものが受け入れられなくなることもあります。
それを受け入れようとするのは非常に苦しいことです。

悩みや苦しみの意味を探してリフレーミングしようとする。
それに凝り固まったとき、それは再び別のリフレーミングが求められる時かもしれません。

  『悩み・苦しみはリフレーミングすると楽になれる』
 から
  『悩み・苦しみは、すぐにリフレーミングしないほうが良いこともある』
 へ。


岡本吏郎さんの『稼ぐ超思考法』という本に素敵な言葉が載っていました。

 子供の頃の苦痛など、たかがしれている。
 大人から見たら、子供の悩みなど悩みではない。

 もう少し大人になったら、今の悩みなど悩みではなくなる。
 でも、その悩みがなかったら大人にはなれない。

成長するほど悩みのレベルも上がっていくということでしょう。

今の苦しみは成長したから現れた苦しみ。
今の苦しみは成長するための苦しみ。

苦しみを苦しみとして受け入のも強さなのかもしれません。



・・・クリスマスに書く内容じゃありませんね。

cozyharada at 23:50│Comments(0)TrackBack(0)clip!NLP | 全般

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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