2008年03月17日
未来に起きること
テレビで「ペイチェック」という映画をやっていました。
見た方もいらっしゃるのではないかと思います。
ペイチェック 消された記憶
僕は数年前にビデオで借りて見た記憶があります。
今に見直すと、少し違った視点で面白さを感じました。
ちなみに「ペイチェック(paycheck)」は「給料」という意味らしいです。
多少、ネタをバラしてしまう感じもありますので、
知りたくない方は、この先を読まないで下さい。
で、
簡単にまとめて話を説明すると…、
主人公が自分の未来を知るという話です。
タイトルにある通り、主人公は記憶を消されるわけですが、
その前に自分の未来を見ているという部分がポイント。
記憶を消される前に自分の未来に起こる危機を知り、
それを乗り越えるための道具を自分宛てに送るんです。
その20個の道具は、至って普通のものばかり。
タバコとか、ライターとか、ヘアスプレーとか、クリップとか、
クロスワードパズルの切り抜きとか、どこかの鍵とか、マッチとか、
どこにでもあるようなものが重要なアイテムなんです。
つまり、自分の未来の危機を乗り越えるために役立つ道具でありながら、
主人公の記憶を消してしまった連中に怪しまれない必要があったということです。
もちろん、どのタイミングで、どの道具が役立つのかは分かりません。
でも主人公は上手いこと工夫しながら、その道具をベストな使い方で役立て
ピンチを乗り越えていきます。
この展開が面白いんですね。
ハラハラするようなアクションシーンが魅力の映画なのでしょうし、
決して感動する名作というわけではないと思いますが、
素直に楽しめる映画だと思います。
そして、数年前に見たときには感じなかった印象。
それは自分の内面の変化に伴って生まれてきた解釈です。
メタファー的に捉えることがあったんです。
それは、何か人生を喩えたことのように思えました。
人は多くの苦難にぶつかる。
でも、その時に必ず役に立つものが近くにある。
それはその時にならないと分からないし、努力しなければ使いこなせない。
柔軟性を発揮しながら、苦難を乗り越えようとしたときに
初めて役に立つ何かに気づくことができる。
我々は色々な道具を持っているんでしょうね。
でも、それは他の誰かに気づかれないような、
一見すると何でもない、ごく普通のものに見えるものかもしれません。
映画の中では危機を乗り切るために、20個の限定された道具から工夫します。
「20個の中の何かが役立つ」と知っているから
道具を工夫して乗り切ろうとできた可能性もあります。
しかしながら、普通に生活している中で
苦難に対して20個もの選択肢を見つけることなんて滅多にありません。
そんなに広く見てはいないでしょう。
肝心なのは、映画の主人公が「この道具のどれかを使えばピンチを乗り切れる」と
信じていたことではないでしょうか。
「乗り越えられない課題は与えられない」などという言葉はよく耳にします。
ただ、なかなかそれを確信できる人は多くないでしょう。
そうは思っていても苦しいものです。
この映画の主人公のように、
「どれかを上手く使えばピンチを乗り切れる」と信じることができていたら、
本当に乗り越えられない課題はないのかもしれません。
自分の身の回りにあるものから、工夫して役立つものを見つけ出す。
それは努力以外のなにものでもないわけです。
乗り越えたいと心の底から思えたとき、
ありきたりの道具から役立つ使い道が見つかるのかもしれませんね。
見た方もいらっしゃるのではないかと思います。
ペイチェック 消された記憶
僕は数年前にビデオで借りて見た記憶があります。
今に見直すと、少し違った視点で面白さを感じました。
ちなみに「ペイチェック(paycheck)」は「給料」という意味らしいです。
多少、ネタをバラしてしまう感じもありますので、
知りたくない方は、この先を読まないで下さい。
で、
簡単にまとめて話を説明すると…、
主人公が自分の未来を知るという話です。
タイトルにある通り、主人公は記憶を消されるわけですが、
その前に自分の未来を見ているという部分がポイント。
記憶を消される前に自分の未来に起こる危機を知り、
それを乗り越えるための道具を自分宛てに送るんです。
その20個の道具は、至って普通のものばかり。
タバコとか、ライターとか、ヘアスプレーとか、クリップとか、
クロスワードパズルの切り抜きとか、どこかの鍵とか、マッチとか、
どこにでもあるようなものが重要なアイテムなんです。
つまり、自分の未来の危機を乗り越えるために役立つ道具でありながら、
主人公の記憶を消してしまった連中に怪しまれない必要があったということです。
もちろん、どのタイミングで、どの道具が役立つのかは分かりません。
でも主人公は上手いこと工夫しながら、その道具をベストな使い方で役立て
ピンチを乗り越えていきます。
この展開が面白いんですね。
ハラハラするようなアクションシーンが魅力の映画なのでしょうし、
決して感動する名作というわけではないと思いますが、
素直に楽しめる映画だと思います。
そして、数年前に見たときには感じなかった印象。
それは自分の内面の変化に伴って生まれてきた解釈です。
メタファー的に捉えることがあったんです。
それは、何か人生を喩えたことのように思えました。
人は多くの苦難にぶつかる。
でも、その時に必ず役に立つものが近くにある。
それはその時にならないと分からないし、努力しなければ使いこなせない。
柔軟性を発揮しながら、苦難を乗り越えようとしたときに
初めて役に立つ何かに気づくことができる。
我々は色々な道具を持っているんでしょうね。
でも、それは他の誰かに気づかれないような、
一見すると何でもない、ごく普通のものに見えるものかもしれません。
映画の中では危機を乗り切るために、20個の限定された道具から工夫します。
「20個の中の何かが役立つ」と知っているから
道具を工夫して乗り切ろうとできた可能性もあります。
しかしながら、普通に生活している中で
苦難に対して20個もの選択肢を見つけることなんて滅多にありません。
そんなに広く見てはいないでしょう。
肝心なのは、映画の主人公が「この道具のどれかを使えばピンチを乗り切れる」と
信じていたことではないでしょうか。
「乗り越えられない課題は与えられない」などという言葉はよく耳にします。
ただ、なかなかそれを確信できる人は多くないでしょう。
そうは思っていても苦しいものです。
この映画の主人公のように、
「どれかを上手く使えばピンチを乗り切れる」と信じることができていたら、
本当に乗り越えられない課題はないのかもしれません。
自分の身の回りにあるものから、工夫して役立つものを見つけ出す。
それは努力以外のなにものでもないわけです。
乗り越えたいと心の底から思えたとき、
ありきたりの道具から役立つ使い道が見つかるのかもしれませんね。