2008年03月25日
言葉の魔術師
コールドリーディングには色々な技術が含まれています。
その主役は話術だと思いますが、一方で「見る」ということも非常に重要なはずです。
僕はその両方においてコールドリーディングが実際に役立っているのを感じます。
話術としてのコールドリーディングには切り返しの妙という部分もあれば、
内容が外れないように言葉を選ぶ巧みさという部分もあります。
もちろん切り返しのときにも言葉選びは重要です。
となると自分の発言の中の単語を吟味する必要が出てくるわけです。
そこで鍵になるのは単語の具体性。
占い師が具体性を下げてリーディングをすれば、
「あなたには『悩み』がありますね?」
という言い方になります。
悩みがあるのは当たり前です。
だから占い師のところへ来るんですから。
仮に冷やかしだったとして、顔を見れば判断もしやすい範囲でしょう。
もう少し具体性を上げると(限定的にすると)、こうなります。
「あなたは『人間関係で悩んで』いますね?」
『人間関係の悩み』ということで、単なる『悩み』よりも具体的になるわけです。
外れるリスクは高まりますが、当たったときのインパクトは上がってきます。
もっと具体性を上げれば
「あなたは『職場の人間関係で悩んで』いますね?」
となるし、さらに上げれば
「あなたは『上司との関係で悩んで』いますね?」
となってくる。
言い当てる内容が具体的なほど、相手には「この人は分かっている!」と
思わせることができるわけですね。
つまり、コールドリーディングは話の具体性を上手にコントロールしながら
相手の内容と外れることを減らしつつ、かつ具体的事実を当てていくことになります。
これは催眠に共通する部分があるんです。
NLPではミルトン・モデルと呼ばれますが、
エリクソン催眠の言語パターンは相手に「No」の返事を出させないところに
その特徴があります。
Yesセットを繰り返していくと警戒心が下がる。
つまり意識の警戒的機能が低下して、トランス状態になっていくということです。
おそらくエリクソン自身は巧みな話術で相手に対して
「この人は分かってくれる」という信頼感を与えながら、
「No」という返事を出させないように話を進めていたんじゃないかと思いますが、
NLPのミルトン・モデルはシンプルになっています。
「No」を出させないところが強調される印象があるんです。
「悩みがありますね?」であれば
「何か好ましくないものをお持ちではありませんか?」
というような具合。
「ある感覚」といった感じで、曖昧な表現を使うわけです。
でも、あまりに曖昧だと何を言っているのか分からない印象も出てしまいます。
まぁ、催眠誘導に関して言えば、何を言ってるのか分からない状態が
トランスへ導くのに有効なプロセスでもあったりするわけですが。
ということで、コールドリーディングの話術をトレーニングすると
相手に「No」と言わせることを避けるだけでなく、
「そう、そうなんです!」と積極的な「Yes」の返事を得ることも可能なんです。
この言葉の選択は非常に重要だと思います。
それは相手に負担をかけず、安心感を生み出すためです。
ラポールのために大切だと思うんです。
「分かってくれた」という気持ちは大きな意味を持ちます。
ずっと抱えていた気持ちを分かってもらえたとき、
心がスッとするような感覚にもなります。
いわゆるカタルシスが起こることもあります。
やりきれない思いほど、分かってもらえた時の喜びは大きいでしょう。
しかし、相手の本当の気持ちを分かるのは難しくもあります。
分からないからこそ、分かろうとすることができるわけですが、
質問して分かっていくのにも技術が必要です。
そして、時間もかかりやすいでしょう。
相手を本当に分かろうと思ったら、沢山聞くことがあるはずですから。
そんな時にもコールドリーディングは役立ちます。
相手に「分かっている」と思ってもらうことができるわけです。
全てを分かるのは無理でしょう。
本人だって無理です。
他人が全てを理解するのは、もっと無理です。
だから、少しでも分かるために「話の聞き方」をトレーニングする方向性と、
実際には分かっていないけれど「分かってくれている」と思ってもらうために
「話術としての言葉選び(コールドリーディング)」をトレーニングする方向性、
この両方が必要なんだろうと思います。
言葉というのは本当に奥が深いものですね。
その主役は話術だと思いますが、一方で「見る」ということも非常に重要なはずです。
僕はその両方においてコールドリーディングが実際に役立っているのを感じます。
話術としてのコールドリーディングには切り返しの妙という部分もあれば、
内容が外れないように言葉を選ぶ巧みさという部分もあります。
もちろん切り返しのときにも言葉選びは重要です。
となると自分の発言の中の単語を吟味する必要が出てくるわけです。
そこで鍵になるのは単語の具体性。
占い師が具体性を下げてリーディングをすれば、
「あなたには『悩み』がありますね?」
という言い方になります。
悩みがあるのは当たり前です。
だから占い師のところへ来るんですから。
仮に冷やかしだったとして、顔を見れば判断もしやすい範囲でしょう。
もう少し具体性を上げると(限定的にすると)、こうなります。
「あなたは『人間関係で悩んで』いますね?」
『人間関係の悩み』ということで、単なる『悩み』よりも具体的になるわけです。
外れるリスクは高まりますが、当たったときのインパクトは上がってきます。
もっと具体性を上げれば
「あなたは『職場の人間関係で悩んで』いますね?」
となるし、さらに上げれば
「あなたは『上司との関係で悩んで』いますね?」
となってくる。
言い当てる内容が具体的なほど、相手には「この人は分かっている!」と
思わせることができるわけですね。
つまり、コールドリーディングは話の具体性を上手にコントロールしながら
相手の内容と外れることを減らしつつ、かつ具体的事実を当てていくことになります。
これは催眠に共通する部分があるんです。
NLPではミルトン・モデルと呼ばれますが、
エリクソン催眠の言語パターンは相手に「No」の返事を出させないところに
その特徴があります。
Yesセットを繰り返していくと警戒心が下がる。
つまり意識の警戒的機能が低下して、トランス状態になっていくということです。
おそらくエリクソン自身は巧みな話術で相手に対して
「この人は分かってくれる」という信頼感を与えながら、
「No」という返事を出させないように話を進めていたんじゃないかと思いますが、
NLPのミルトン・モデルはシンプルになっています。
「No」を出させないところが強調される印象があるんです。
「悩みがありますね?」であれば
「何か好ましくないものをお持ちではありませんか?」
というような具合。
「ある感覚」といった感じで、曖昧な表現を使うわけです。
でも、あまりに曖昧だと何を言っているのか分からない印象も出てしまいます。
まぁ、催眠誘導に関して言えば、何を言ってるのか分からない状態が
トランスへ導くのに有効なプロセスでもあったりするわけですが。
ということで、コールドリーディングの話術をトレーニングすると
相手に「No」と言わせることを避けるだけでなく、
「そう、そうなんです!」と積極的な「Yes」の返事を得ることも可能なんです。
この言葉の選択は非常に重要だと思います。
それは相手に負担をかけず、安心感を生み出すためです。
ラポールのために大切だと思うんです。
「分かってくれた」という気持ちは大きな意味を持ちます。
ずっと抱えていた気持ちを分かってもらえたとき、
心がスッとするような感覚にもなります。
いわゆるカタルシスが起こることもあります。
やりきれない思いほど、分かってもらえた時の喜びは大きいでしょう。
しかし、相手の本当の気持ちを分かるのは難しくもあります。
分からないからこそ、分かろうとすることができるわけですが、
質問して分かっていくのにも技術が必要です。
そして、時間もかかりやすいでしょう。
相手を本当に分かろうと思ったら、沢山聞くことがあるはずですから。
そんな時にもコールドリーディングは役立ちます。
相手に「分かっている」と思ってもらうことができるわけです。
全てを分かるのは無理でしょう。
本人だって無理です。
他人が全てを理解するのは、もっと無理です。
だから、少しでも分かるために「話の聞き方」をトレーニングする方向性と、
実際には分かっていないけれど「分かってくれている」と思ってもらうために
「話術としての言葉選び(コールドリーディング)」をトレーニングする方向性、
この両方が必要なんだろうと思います。
言葉というのは本当に奥が深いものですね。




