2008年04月15日

階段

今日はチョットだけ役に立つお話を。

…といって書き始めてみたら、随分前のことを思い出しました。

Windows95が出始めて、インターネットが普及し始めた頃、
友人とメールで遊んでいたんです。

たわいもない話がほとんどでした。
時には、一言ネタみたいなもので楽しんだり。

そんな中で、僕は結構「マメ知識」みたいなものを書いていた記憶があります。
ちょっとした話として書き始めると、大体長くなるんです。
当時から、現在のこのブログに通じるようなものがあったんだなぁと感じます。


さて。

ナンバという動きがありますね。

古武術で有名な、日本人古来の歩き方と言われるものです。
同じ側の手と足が同時に前に出る歩き方。

運動会の行進で、緊張した子供が陥ってしまうギクシャクしたアレです。

今でこそ不自然な動きに見えますが、意外と理にかなっているのだそうです。
体をネジらないので、疲れにくいのだとか。

飛脚はナンバで走っていたという話も聞きます。
竿をかついで走っているわけですから、手を振りにくいというのもあるでしょう。

また和服の場合には、現代人のような手と足を交互に大きく振って歩いてしまうと
着物がはだけやすいということもあるんだそうですね。

実際にやってみると分かりますが、ナンバの歩き方は重心の移動が特徴的で
力を入れずにスイスイと進むような不思議な感覚が味わえます。

通常の歩き方だと、上体を固定しておいて、足で前に進むような印象がありますが、
ナンバは肩を積極的に使っている感じがします。

上半身から下半身まで一枚の板としてネジらない感覚とでも言いましょうか。
竹馬を思い出してもらえると近い気がします。

で、このナンバ歩き。
「疲れにくい」ということを実感していただける場面があるんです。

それは、階段。

僕は頻繁に東京メトロ南北線を利用しますが、南北線は新しい部類の路線なので
線路が地中深いところにあって、ホームへは地下へ深く降りなくてはいけないんです。

そのため階段を長く登る必要があるわけです。

もちろんエスカレーターやエレベーターもありますが、
僕はエスカレーターを歩くことのほうが多いんです。

そういった登り階段のときこそ、ナンバの効果を実感できます。

疲労感が全く違います。

通常の歩き方ですと、階段を登るにはモモのあたりに力が入りますよね。
それが圧倒的に少なくなります。

足の力でグイグイと上に登るような印象は、ナンバには全くありません。
不思議なほど楽に進めます。

是非、一度お試しいただきたいと思います。

あまり大きく手を振りながらやるとチョット不自然に見えますが、
階段程度であれば目立ちにくいですから、なおさらオススメです。

人の体の構造も色々と探ってみると面白いですね。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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