2008年06月08日

6月の勉強会

6月の勉強会のお知らせ

今月はスケジュール的に開催日を決めるのが難しかったんですが、
今までにない変則的な日時での開催となりました。

詳細は以下をご覧ください。


さて、今月のテーマですが、とても本質的な内容を扱うつもりです。
本来は丸一日、丁寧にやれば2日ぐらいかけてもいいほどの重要性があります。
「話を聴く」ということのトレーニングも何度か行っていますが、
そこにも通じる大切なポイントと言えます。

4月、5月と「インクルーシブ・コミュニケーション」をテーマにしました。
また、「気づき」をテーマにしたときもあります。
その過程に必ず含まれている内容を扱います。

リフレーミングです。

これまでの勉強会でも何度となくリフレーミングという単語は出てきたかと思います。
その際に大まかな概念的説明はあっても、
リフレーミングそのものを丁寧に考える時間は意外とありませんでした。

ところが、リフレーミングとは非常に深いテーマです。
その深さをお気づきの方もいるかもしれませんが、
言い換えれば、その深さまで辿り着くのは一筋縄ではいかない部分もあるわけです。

だからこそ、リフレーミングというものを整理して理解し、
それを使いこなすためのトレーニングを行うことが重要だと考えられます。

リフレーミングはポジティブ・シンキングとは違います。

ポジティブ・シンキングが時に人を苦しめることになる理由に関しては
「インクルーシブ・コミュニケーション」でサブパーソナリティという考えを
ご理解いただいた方には納得していただけると思います。

人の心の中には様々な自分がいるわけです。
ポジティブ・シンキングというのは、苦しんでいる自分を無視しているんです。
何よりもポジティブに考えようとしている自分に気づいている状態なのが問題です。

リフレーミングというのは、物の見方を広げることで
気持ちの上で楽になることを言います。
苦しんでいる自分を無視するのではなく、許せるようになるわけです。

つまり、リフレーミングとは本人の中で起こるものだということです。

勉強会で扱うのは、主に言葉がけの方法ということになりますが、その場合でも
リフレーミングは言葉がけの結果として相手の中に「起こること」と捉えるのが大切です。

相手に受け入れられないリフレーミングも当然あるでしょう。
その部分の見極めも勉強会の大きなテーマとなるはずです。


リフレーミングと似た印象のものに「ねぎらい」や「保証」があります。
言葉がけの方法には定義として違いがありますが、
「ねぎらい」や「保証」の結果として、相手の中にリフレーミングが起きることもあります。

また、あらゆる心理臨床の目指すところもリフレーミングと言えます。
リフレーミングという言葉を使っていなくても、
リフレーミングのプロセスを経ることなく改善に向かうことはありえません。

「楽になる」ということを目的とした場合、
コミュニケーションにはリフレーミングが欠かせないわけです。

「ねぎらい」に関しては、その次のテーマに組み込もうと考えています。


勉強会で「リフレーミング」に対する見方が変われば、
それもまたリフレーミングと言えますね。

お時間の調整が難しい時間帯かもしれませんが、
ご興味とご都合に折り合いがつく方は、是非ご参加ください。
 ※今月は土曜日の夜の開催になります。


※勉強会の趣旨に関しましては
勉強会070725 ( http://rikei.livedoor.biz/archives/50205495.html )をご覧下さい。


【勉強会の詳細】

【日時】 6月28日(土)
     18:30〜21:30


【場所】 北とぴあ 901会議室
    (JR京浜東北線・王子駅 北口より徒歩2分)
    (東京メトロ南北線・王子駅 5番出口直結)

【参加費】当日、会場にてお支払いください。
     初めてのご参加の方は、お試し割引きとなります。(ほんのチョットですけど)

     《通常のご参加の方》 ・・・ 5,000円

     《初回のご参加の方》 ・・・ 4,000円(お試し割引が適用されます)
    
    
テーマ:『リフレーミング』
    
*多くの方にご興味を抱いて頂けるようになってきましたので、
 学びの密度を考えて、一定数で募集を打ち切らせていただくことがあります。
 ご了承ください。



一見するとシンプルに見えるものが奥の深いものだというケースは頻繁にあります。

リフレーミングをシンプルに理解しようとすれば、
ある程度の体験学習まで含めても30分程度で学べるはずです。

実際、多くのNLPの団体ではリフレーミングに時間を割かないと聞きます。
それはリフレーミングの奥深さを実感してもらうまでに
ある程度のプロセスを通る必要があるからかもしれません。

シンプルさゆえに起きてしまうことのように思います。

大まかにすることと、分かりやすくすることは違います。

ゴチャゴチャと混濁した状態では底のほうまで見ることはできません。
深いところまで見るためには、スッキリと澄んだ状態にすることが必要です。

リフレーミングの奥深さを他の方と共有していただけたらと思います。
是非、参加費の元を取る以上の学びをお持ち帰りください。


参加をご希望される方はこちらのフォームに入力してください。
(*は必須項目です)


終了しました

トレーニングには色々あります。
無意識にアプローチする手法であれば、一度の取り組みで効果が出る場合も多々あります。
一方、話術や聞く技術のように、地道なトレーニングによって効果を発揮するものもあります。
この勉強会では地道なトレーニングが主体と考えていただいて良いかもしれません。


是非、お互いの頭を上手く利用し合いましょう。

今後、参加者のご様子を伺いながら、徐々にクローズドな会合にしていく方針です。
ご興味がおありの方は、お早めに一度ご参加下さいますことをお勧めいたします。

いずれの回からのご参加でも、初めて起こしになるときはお試し価格を適用いたします。
その旨をお伝えください。


また、お気軽にお友達やお知り合いをお誘いいただけると喜ばしいです。
学びの幅が広がるとともに、勉強会が新たな学びの機会となっていただけることを
心から願っているためです。


【その他のご連絡事項】
ご自分の学びのアウトプットとして、勉強会で発表したいことがある方は
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。
お時間などの相談をさせていただきます。


勉強会の最中には、質問をお気軽にドンドンして下さい。
話題を遮っていただいて構いません。

その時によって、どんな情報が関連して出てくるかは分かりません。
質問に答える側としても、その時間は非常に有意義なものです。

また、テーマに関して事前にご関心の強い点がありましたら
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。

調査して勉強会にあたります。



それでは当日お会いできることを楽しみにしています。

cozyharada at 23:08│Comments(0)TrackBack(0)clip!セミナー情報 | NLP

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【場所】 
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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