2008年07月30日

便利なBGM

耳に残るBGMってありますね。
CMとしては耳に残るというのが大切なんだろうと思います。

最近、僕はコンビニのCMを見なくなっている気がするんですが、
それは単純にテレビを見る時間の問題かもしれません。
朝や昼間の時間帯だと放映しているんでしょうか?

以前は頻繁にセブンイレブンの新山千春や
ローソンの高島店長を見ていたように思います。
随分と前の話になりますね。

最近では、コンビニがCMを放送する理由として
何かのキャンペーンと重ねるケースが多くなっているようです。

10年以上前であれば新作のおにぎりが登場とかいう程度のCMや、
場合によってはコンビニそのもののイメージCMのようなものもあったようですが、
最近ではキャンペーンものが中心だということです。

それはCMに期待する役割が変わってきているということだと思われます。

10年以上前であれば、コンビニに足を運んでもらうこと自体が目的だった、
あるいは同業他社との差別化が目的だったのかもしれません。

でも、今ではコンビニの認知度は非常に高く、
誰もが気軽に足を運ぶ存在になってきているものと考えられます。

新商品開発も次々と行われているようですが、
その裏にはPOSシステムによって把握される売れ筋商品を中心とした仕入れがあって、
CMによる新商品のアピール自体が全ての店舗において
共通の効果を持たなくなってきているのかもしれません。

僕自身の印象として、コンビニの種類に選択肢があったとき
どこを選ぶかというのは、その時によって随分と違う気がするんです。

急いでいれば近いところ、欲しいものがあれば特定のコンビニ、
ATM目的であれば多少遠くても利用可能なコンビニに行くわけです。

それだけコンビニが気軽に入れる存在になってきているのだと思います。

そういったことを考えると、CMでキャンペーン情報を流すのは
同業他社ではなく特定のコンビニに足を運んでもらうキッカケ作りとして
有効な戦略なのでしょう。


すると、コンビニに足を運ぶという行為は、何かの目的を伴うことが中心のはずです。

これは小売店に足を運ぶわけですから当然と言えます。
何かを買いに行く。
そういう目的があるわけです。

それは小売業であれば共通することでしょう。
スーパーでも、家電量販店でも、ディスカウントストアでも。

ただ、コンビニの特殊なところは、非常に気軽に入れるというところだと思うんです。
「少し時間があるからコンビニでも行くか」
「5分だけコンビニで涼んでから行こうかな」
「帰り道だから少しコンビニでも寄って行こうかな」
そういう足の運び方があるわけです。

本を立ち読みしたくてコンビニに行く人もいるでしょう。
同時に、立ち読みをしたついでにジュースを買って帰る人もいるはずです。

このあたりがコンビニの特徴だと思うんです。

買う必要のあるものがなくても足を運ぶことがある。
だからこそ、そういった立ち寄り時に買ってもらうことも大切だろうと思うんです。

特に買うつもりは無かったのに、なんとなく目にとまったから買っていく。
なんとなく小腹が空いていることに気づいたから、パンを1つ買っていく。
たまたま新商品が目についたから買ってみよう。
そういうことも重要だろうということです。

そこで心理的な作用が期待できるのがBGMなんです。
聴覚的に音楽を使ってアンカリングするわけです。

コンビニに足を運ぶ大半は、何かを買うつもりで入ってくるときでしょう。
そして実際に何かを買って帰ることが多いはずです。

その購買意欲という心理状態がBGMでアンカリングされることが考えられます。

セブンイレブンであれば「ナナコでカオカオ、セブン、セブン」、
ローソンなら「ローソン、CSホットステーション」、
というような頻繁にかかっているメロディー。

人によっては、その音楽でコンビニにいるときの心境が
アンカリングされている可能性があります。

それが購買意欲とアンカリングされる人もいるでしょうし、
なんとなくウロウロと店内を眺めたい気持ちになる人もいるでしょう。
無性に立ち読みしたくなる人もいるかもしれません。

どの心境とアンカリングされるかは人それぞれですが、
コンビニに行くと、ついしてしまうことがあるという人は
コンビニの何かの要素にアンカリングされている可能性があります。

商品陳列や店内のデザインも視覚的なアンカーとなり得ます。
しかし、店内を『見て』まわるという行為の最中には、
意識から外れやすい聴覚情報のほうがアンカーとしては残りやすいように思われます。

コンビニに立ち寄ると、必要のないものを買ってしまうという人は
店内に張り巡らされたアンカーを探してみるのも面白いかもしれませんね。

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
おしらせ
  ◆ 次回の勉強会   
New!

【日時】 11月23日(月・祝)

【場所】 北とぴあ 806会議室
     (JR王子駅より徒歩2分)
     (南北線・王子駅直結)

【テーマ】『才能を身につける』
    〜頭と体と無意識の使い方
       
詳細はこちら>>


ホームページ
バナー1


プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
最近のコメント
見えない世界 (原田幸治)
砂を噛む思い (原田幸治)
砂を噛む思い (けんすけ)
名作 (原田幸治)
名作 (あみちっち)
リニューアルの場 (原田幸治)
QRコード
QRコード