2009年01月30日

シャットアウト

病み上がりの体は色々と敏感になっているようです。

電車に乗れば、目に入るもの、耳に入るものが刺激的で
なんでもないような電車の移動が苦しく感じる場合もあったり。

人間のセンサーというものに普段よりも意識が向きやすい感じがします。
そして、普段の自分がどれぐらい他人に対して関心を向けているかにも気づきました。

家の中で寝込んでいて、人を見ない時間を長く過ごしてみて、
僕が普段、世の中を行き交う人たちを観察する癖がついていることを意識したわけです。

歩き方、姿勢、目線、他人とのすれ違い方…。
一人で歩いている人を見ていても色々なところが気になっています。

会話があったりすると更に意識は過敏になります。
声や仕草も気になり出します。

飲食店で隣の席に座った二人組なんかは気になって仕方ない。
それぞれの心の動きを追いかけているような状態だったみたいです。
ビデオに撮って解説したら面白いかも、なんて思ったりもします。

店員さんという存在にも意識が向きやすいようです。
特に店員さんとお客さんが話し始めたりすると関心は大きくなります。

店員さんが気を遣って話を合わせている様子や
体の一部がその場を離れたがっている様子などが気になる。

電車に乗れば、向いの席に座っている会社の上司と新人の会話の様子も見てしまいます。
 飲み会帰りで酔っ払った上司が、新人の女の子のほうへ体を傾けながら
 ノリノリで話をしていると、女の子も合わせて笑いながら話を聞いている。
 でも、女の子の表情には緊張感があり、上半身は上司から離れるように傾いていて、
 手元ではカバンの紐の端っこをずっと触り続けている。

顔では笑って合わせているけど、嫌なんだろうなぁと思えてきます。


これはもう「気になってしまう」という言い方がピッタリな感じがしていて、
気にしないでいるというほうが無理な気がします。
一度、周囲の話声が気になると、それを無視できなくなるのと近い感じ。

電車の中で二人組の話している内容が、聞いている自分にとって関心のあるものだと
自然と聞き耳を立ててしまうことがあるじゃないですか。

 A:「ほら、なんだっけ、あの芸能人。ボキャブラ天国に出てた…」
 B:「あぁ、誰だっけ?替え歌の人でしょ?えーっと…」
   ―自分:(あぁ、金谷ヒデユキね)        

他人の会話だから入らないけど、内容が聞こえてしまって
その後もしばらく気になってしまう、あんな感じです。

周りで起きていることへ関心が随分と高まっていたんだと思いました。

だからこそ、目や心を休めるという意味では
全く外出しないで家に閉じこもっている時間が、どこかで必要なのかもしれません。

それを体調を崩す以外のやり方で出来るようになると良いんでしょうね。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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