2009年03月02日
石焼イモ
寒い日、薪の焦げる匂いと芋の甘い香りが漂ってくる。
焼き芋。
2つに割ると立ち上がる湯気。
皮の茶色と実の黄色のコントラスト。
ホクホクとした甘さ。
たまに焼き芋が食べたくなります。
時折、近所を石焼きイモの車が通ると「いいなぁ」と思いますが、
寒い中を外に出ていってまで買うとなると少しハードルが高いですね。
外を歩いているときに通りがかる焼きイモ屋だからこそ
寒さの中で惹かれるところが大きいのかもしれません。
昨日、駅の近くを歩いていたら、石焼きイモの屋台の車が
あの「やーきいもー、やきいも、石焼ーきイモー…」という声を響かせていました。
ただし、猛スピードで。
軽トラックですから60kmぐらい出るのは当然ですが、
焼きイモの声をスピーカーから流しながら、その速さで走るのは
ちょっと異様な光景でした。
あの焼きイモの声で、ドップラー効果を感じるほどでしたから。
目の前を通り過ぎると声が低くなる。
あっという間に通り過ぎていく焼きイモ屋を誰が止めるんだろうと思います。
…まぁ、移動中だっただけだとは思いますが、
それならスピーカーを止めておけば良さそうな気もします。
さて、僕はこの石焼きイモの声を聞くと、ある歌を思い出します。
ブリーフ&トランクスの『石焼イモ』。
2000年に有線などで少しヒットした曲です。
石焼イモ
石焼きイモのフレーズをそのままメロディーに変え、
曲に発展させていったという話ですが、これが意外と良い歌なんです。
青春です。
歌詞はここに載っています。
youtubeで検索しても出てきますが、PVの画像がチョットふざけているので
曲だけを聴いてもらう形をオススメします。
画面を最小化するとか、目をつぶるとか、別画面にするとか、してみて下さい。
歌詞の内容は、高校生カップルの場面から始まります。
二人の関係の大切な場面で、必ず邪魔をしてくれる「石焼きイモ」の声。
苦々しい思いを感じながら彼らは成長していきます。
そして結婚。
しかし家庭を持った二人の間には徐々にすれ違いが…。
そんな時に窓の外から聞こえてくる「石焼きイモ」の声。
その声で、当時の記憶が蘇ってくる。
あの時には邪魔で仕方なかった「石焼きイモ」の声が、今では懐かしくさえある。
その頃の思いを思い出した二人は、再び…。
なんていうストーリー展開なわけです。
「石焼きイモ」の声にアンカリングされていた思い出。
その感じが、ふざけ半分な感じの曲の中で1つのドラマを作っています。
世の中の歌は抽象的で、なんとでも取れる歌詞が多いものですが、
この曲は抒情的なエピソードとして映画のような味わいを見せてくれる気がします。
ふざけた名曲です。
日テレの「誰も知らない泣ける歌」に出てきても良いくらいじゃないでしょうか。
焼き芋。
2つに割ると立ち上がる湯気。
皮の茶色と実の黄色のコントラスト。
ホクホクとした甘さ。
たまに焼き芋が食べたくなります。
時折、近所を石焼きイモの車が通ると「いいなぁ」と思いますが、
寒い中を外に出ていってまで買うとなると少しハードルが高いですね。
外を歩いているときに通りがかる焼きイモ屋だからこそ
寒さの中で惹かれるところが大きいのかもしれません。
昨日、駅の近くを歩いていたら、石焼きイモの屋台の車が
あの「やーきいもー、やきいも、石焼ーきイモー…」という声を響かせていました。
ただし、猛スピードで。
軽トラックですから60kmぐらい出るのは当然ですが、
焼きイモの声をスピーカーから流しながら、その速さで走るのは
ちょっと異様な光景でした。
あの焼きイモの声で、ドップラー効果を感じるほどでしたから。
目の前を通り過ぎると声が低くなる。
あっという間に通り過ぎていく焼きイモ屋を誰が止めるんだろうと思います。
…まぁ、移動中だっただけだとは思いますが、
それならスピーカーを止めておけば良さそうな気もします。
さて、僕はこの石焼きイモの声を聞くと、ある歌を思い出します。
ブリーフ&トランクスの『石焼イモ』。
2000年に有線などで少しヒットした曲です。
石焼イモ
石焼きイモのフレーズをそのままメロディーに変え、
曲に発展させていったという話ですが、これが意外と良い歌なんです。
青春です。
歌詞はここに載っています。
youtubeで検索しても出てきますが、PVの画像がチョットふざけているので
曲だけを聴いてもらう形をオススメします。
画面を最小化するとか、目をつぶるとか、別画面にするとか、してみて下さい。
歌詞の内容は、高校生カップルの場面から始まります。
二人の関係の大切な場面で、必ず邪魔をしてくれる「石焼きイモ」の声。
苦々しい思いを感じながら彼らは成長していきます。
そして結婚。
しかし家庭を持った二人の間には徐々にすれ違いが…。
そんな時に窓の外から聞こえてくる「石焼きイモ」の声。
その声で、当時の記憶が蘇ってくる。
あの時には邪魔で仕方なかった「石焼きイモ」の声が、今では懐かしくさえある。
その頃の思いを思い出した二人は、再び…。
なんていうストーリー展開なわけです。
「石焼きイモ」の声にアンカリングされていた思い出。
その感じが、ふざけ半分な感じの曲の中で1つのドラマを作っています。
世の中の歌は抽象的で、なんとでも取れる歌詞が多いものですが、
この曲は抒情的なエピソードとして映画のような味わいを見せてくれる気がします。
ふざけた名曲です。
日テレの「誰も知らない泣ける歌」に出てきても良いくらいじゃないでしょうか。