2009年03月21日

人の特徴

今回の勉強会は、皆さんで話し合って理解を深めようという取り組みだったので
セミナーというよりも、まさに「勉強会」という表現が適切だったように思います。

初めて意識する着眼点だったりすると、整理するのには時間がかかるものですが
一度でも意識に上げておくと、何かの機会で気にすることができるメリットもあります。

特に、コミュニケーションという意味合いにおいては
自分と相手の違いを知っておくというのが大切なことだと思いますから、
「相手は自分と別の人間だ」と自覚するための情報や役立つはずです。

個人的に、僕の中には人は全員違うというスタンスが固まってきているようで、
他人に対して勝手な予測を立てて期待することは減ってきた気がします。

どのような気持ちが沸いてきたとしても、自分の気持ちに対して
自分で責任を取ろうとしているつもりです。

自分の気持ちに対して無理に制約をかけることも、
他人を自分の基準に当てはめて判断することも、
どちらも自分の気持ちを正面から受け止めようとする行為ではないと思います。


例えば、僕は喫茶店でコーヒーを飲みながら本を読むことがありますが、
そのときに隣の席の話し声が大きいと気が散って本に集中できなくなります。
「うるさいな」と思います。

この気持ちが沸き上がるのは事実です。

それを意識しないように隠すこともできます。
「この人たちだって楽しく時間を過ごしたいんだ」
「もしかしたら、久しく会って話せていない相手なのかもしれない」
「あるいは、日頃のストレスを解消するための大事な時間という可能性もある」
…そんな風に想像力を働かせれば、不満の気持ちは静まっていくものです。

それも1つの対応です。
ですが、僕は自分に不満の気持ちがあることにも気づいています。

直接「うるさいですよ」と伝える選択肢もあります。
どんな言い方で伝えるかも工夫ができるところです。

ただ、僕が不満なのは、自分が本を読もうとしているのに邪魔だという理由からです。
間違っても「公共の場では静かにするものだ」という第三者的なルールから
隣の席の話し声に不満が沸いているのではありません。

他人の気持ちを考えないで自分勝手に大声で話していることへの不満でもありません。
「周りへの影響を考えるべきだ」という思いから不満が出ているのではないんです。

「自分は静かにしているし、自分のしたいことをしたい。
 あなた方にも、したいことがあるのかもしれないけれど
 こっちも我慢しているのだから、あなた方も我慢しなさい」
というような平等意識から来る不満でもありません。

僕が不満を感じるのは、
「この場で本を集中して読みたい。本を読むつもりでやってきた。
 なのに、それを邪魔された。目的が果たせない。だから不満だ。」
ということなんです。

極めてワガママで自分勝手な不満なんです。
相手の立場とか、社会のルールなんて考えていません。

単なるワガママで沸き起こってくる不満。
それを誤魔化したり、別の形に変えたりして感情を変えるのは
自分自身に対して正直に気づけていないように思うということです。

自分には、そういうワガママなところがある。
そのことを自覚していることも大切な気がします。

そして、さらに大切なのは、そのワガママも24時間ではないということです。
自分の中にワガママが沸いてくるのは、特定の状況に限られているんです。

ワガママになる状況は、自分にとって大切なときなんです。

ただ、それだけ大切なんだったら、もっと大切にする方法も考えられるわけです。

周りの人の話し声で本が読めないのが嫌だったら、
静かな図書館に行く方法もあるわけです。
ノイズキャンセリング・ヘッドホンをつける方法もあるわけです。

ただ、僕にとってはコーヒーの匂いも大事ですし、
図書館の雰囲気や特有の匂いが好きでなかったりもしますし、
ヘッドホンを長時間つけるときの耳の痛みが嫌だったりもする、
という具体に色々な好みがあるんです。

そうしたことを考えると、僕が本を読むのに最も快適なのが
喫茶店で特定の話し声が聞こえてこないぐらいのザワザワした環境となります。

ただ、その環境は残念ながら自分の意志だけでは作り出せない部分があります。
運が悪いと隣の人が大きな声で話し始めてしまいます。
ベストな環境が自分で作り出せるものではない、という事実を知っています。

だから自分の対応を選択できるんじゃないかと思うんです。
ベストな環境が得られなかったときに何をするかを選べるわけです。

まぁ、多くの場合、僕は別の環境に移動することを選択するんですが。

それでも、移動するという選択は意識的になされたものだという自覚があります。
様々な選択肢の中から自分で最善策を選びだしたという思いがあります。

ですから、不満を我慢をして場所を変えるのでもなく、
自分の気持ちを隠して、合理的に考えて納得しようとしているのでもないんです。

自分にとって責任の取れる範囲を自覚して選択しようとしているんです。


自分を知っておくこと。
相手の中の、どうにもならない特徴を知っておくこと。
それによって自分ができることに気づけるようになると思います。

特徴を知っておくというのは、そういう意味もあると考えています。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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