2009年03月28日

ツボ

最近youtubeで、お笑いの動画を見たりしています。
便利ですね。

個人的なお気に入りは
 エハラマサヒロ
 ビーグル38
 ハライチ
 ガリガリガリクソン
あたり。

見ていると時間が過ぎるのが早いです。

こういう動画で面白いのは、内容を見られるところもありますが、
その動画の年代が必ずしも最新のものではないというところにもあります。
テレビで見ていたら常に最新の状態を見ることになりますから。

すると、そういう芸人さんたちの変化に気づくことができるわけです。

多くの場合、売れてきて人気が出てきているから動画として配信されるので
最近の内容のほうが面白いというか、一般的に評価されやすいものとなっています。
つまり変化の中に、売れるようになってきた要因が見えるということです。

「なるほど、売れてきたわけだ」と実感できるくらいの変化が見てとれる人も多数。
それは大まかに言えば、個性や型と呼ばれるものができてきた時期のように思えます。

他にはないオリジナリティとリズム感や間合い。
空回りする感じや独りよがりな感じがなくなって、
見ている人を巻き込めるような雰囲気を生み出しています。

そこには明らかに安心感、ラポールがあるわけです。

言うまでもなく、笑うためには緊張していては難しいですから
会場とラポールを作り、自分たちの空間に引き込んでいく力も求められます。

見ている側からすると、演者たちの余裕を感じさせる雰囲気や期待感が
笑える状態に入れてもらえる要因になると考えられます。

こうした雰囲気をベテランと呼ばれる人たちは皆、身につけている気がします。
会場を楽しませるのと同時に、その場や雰囲気そのものも楽しんでいる様子。
それがまた会場を巻き込んで、笑いの準備を広げていくというわけです。

皮肉なことに、笑いが取れないときほど誰もが焦り、必死で笑わせようと頑張り始めます。
テンポも早くなり、間が狂い始め、会場とのラポールが更に失われる。
その結果、何をしても空回りになって、ウケなくなってしまう…。

そんな体験を繰り返してしまったら自信が得られることもなく、
自分たちの長所を磨いていくことも難しくなるでしょう。


笑いを取れた経験が余裕を生み出し、笑いが起こる場としてラポールが強まる。
ラポールによって会場を巻き込めるから笑いも取りやすくなる。
そうして自分たちの上手くいくパターンを見つけていくことができる。

笑いをコンスタントに取れるようになれば人気が出てきて、
最初から会場に受け入れられた状態で舞台に立てるので、更にやりやすくなるでしょう。
会場も笑うことを期待している状態になっているので相乗効果で笑いが期待できます。

一方、笑いが取れない、いわゆるスベった状態を繰り返してしまうと、
余裕を失い、ラポールも失われ、自信を失っていくことになります。
何をしていいのか分からないまま空回りを繰り返し、悪循環にはまっていく。

差が大きくなってしまうわけです。


また、オリジナリティや個性、型、スタイルといったものが固まると
見る側も、いつも通りの状態を期待して安心することができます。
笑いという結果に安定感が出やすくなると考えられます。

ですから、オリジナリティや型が見えてきた頃というのは
自然と人気も高まりパフォーマンスにも安定感が出てくる時期と言えるでしょう。

自分たちの持ち味と、経験から見出してきたパターンと余裕が
自然と「〜らしさ」というスタイルを生み出すんです。
売れてくるのが納得できる時です。

こうした型やスタイルは、見ている側に、分かりやすさや
いつも通りの安心感を与えてくれるメリットがありますから、
中には早い段階から意識的に自分たちのスタイルを決め打ちしてくるケースもあります。

テレビ番組で言えば、「エンタの神様」などは気の毒なくらいに
こうしたスタイルを強要されている雰囲気があります。
分かりやすさが優先される様子を感じます。

中には、そうした戦略で売れるケースもあるようですが、
僕の眼には自然と生み出されてきたオリジナルのスタイルとの違いが見受けられます。
素直に笑えないときが多々あるんです。

自然な感じというのは、本人たちの楽しそうな雰囲気から受け取るのかもしれません。

僕はNLPをやってから特に、楽しそうにやっている場面を見るのが好きになりました。
やっている本人たちの余裕や、その場を楽しんでいる状態が
見ている自分をも楽しくさせてくれるような気がするんです。

僕の好みの傾向は、この「本人たちが楽しそうにしているか」というのに
随分と影響されそうな気がします。

笑いを取ろう、笑わせようと必死になっている感じよりも、
笑ってもらうために色々と考えること自体が楽しそうな感じが好きなんです。

これは、独りよがりで自分が楽しい感じとは別物です。
自分が面白いと思っていることをやって楽しんでいるのとは違います。

相手に笑ってもらうためにする工夫が楽しいという状態。
そういうのを感じると一緒に楽しい気持ちになるんです。

それは単なるバカ笑いとはチョット違った、少しホノボノした雰囲気や
暖かい気持ちを含んだ笑いなんです。
「ゲラゲラ」の中に、少し「ウフフフ」が混ざっているんです。

テレビ番組で言うと「しゃべくり007」とかでしょうか。


好きな芸人や、その細かい特徴のブームが移り変わっても
根底にあるものは変わらないのかもしれません。

どうやって僕の中に生み出されたものかは分かりませんが
大切な価値観であることは間違いなさそうです。

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この記事へのコメント

1. Posted by enosawa   2009年03月29日 08:02
相変わらず鋭い考察ですね〜
エハラマサヒロさんと
ガリガリガリクソンは僕も
ビンゴです。

オッスオラニート!を
ふざけて使っていたら
某にし○らトレーナーに
怒られました。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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