2009年04月01日
内なる声のトーン
誰もが考え方の癖を持っています。
自分の心の中で何かをつぶやくんです。
独り言とか、セルフトークとか呼ばれるものです。
NLPでは内部対話と言ったりもします。
そうした思考の癖もまた、人それぞれのパターンであって
内面的な状態を反映してくるものです。
落ち込んだときには「はぁーあ、どうしよう」というような声が聞こえてきたり。
忙しい時には「えーっと、次は何をするんだっけ?」という具合です。
こうした心の中の声も自分の生理状態と結びついていますから
セルフトークを変えることで自分を変えられるだろうという発想が出てくるんでしょう。
様々な自己啓発の手法で、セルフトークの言葉を変えるものが見受けられます。
自分の中のネガティブな考えを止め、違う考え方を意識的にする。
それによって行動まで変えていこうというわけだろうと思われます。
これは行動を変えるレベルまで進めれば十分に効果があるはずです。
ただ、その場合には行動を変えたことが重要なのであって、
心の中の言葉の内容を変えたこと自体に意味があったとは言い難いと思います。
セルフトークを変え、自分の思考の癖を変えていくことで
自分を変えていけるという発想は手軽ではありますが、
効果の観点からすると手放しで称賛できるものではない気がするんです。
なぜなら、心の中の声にも、声のトーンがあるからです。
どんなにポジティブな言葉を心の中で繰り返してみたところで、
その声が低く沈んだトーンで、ゆっくりと、ため息まじりに
お腹に向かって発せられるような下向きの声であれば、
気分はドンドン落ち込んでいくのが普通でしょう。
逆に、「やっちまったぁ!!」というようなネガティブな言葉でも
胸を張って、眼を見開きながら上のほうを見て、鼻から頭のてっぺんに抜けるように
早口の高い声でセルフトークを聞けば、気分は落ち込まないと思います。
確かに、言霊とまでは言いませんが、特定の言葉を発すると
それまでの人生で発してきた言葉に関する体験が呼び起こされますから、
内面的な状態も言葉に結びついたものが出てきやすい性質はあります。
「ありがとう」というと感謝の気持ちが呼び起こされやすいわけです。
ですが、言葉そのものよりも、言い方のほうが重要だと考えられます。
「ありがとう」を心の中で、皮肉っぽく思いだしてしまったら、
自分の気持ちも感謝の状態にはならないものです。
「ありがとう」という言葉を発する時には、
感謝の状態を思い出しながら言ってみることに意味があるわけです。
言葉と非言語メッセージを一致させる。
それは自分の内部で起きているセルフトークでも共通しているポイントだということです。
気持ちや生理状態との結びつきが強いのは非言語のメッセージです。
生理状態が体に表れるわけですから、体を通じたメッセージに影響するんです。
声は姿勢や筋肉の使い方で変わるものですから、
声のトーンには内面が色濃く反映されます。
声に関する特徴も、体を通じたメッセージとして受け取ることができるわけです。
であれば、セルフトークとか内部対話とか呼ばれる、心の中の声を意識するよりも
自分の姿勢や声の出し方を意識するほうが手っ取り早いと考えられます。
姿勢や息使いを変えれば、心の中の声のトーンも変わります。
その結果として、同じ言葉の内容でも、意味が変わってくるはずです。
例えば、困難にぶつかったとき「どうしよう…」と落ち込むのか
「どうすれば良いだろうか」と解決策を考えるのかで
その後の気持ちや行動の内容にも変化が出る、というような話も言われます。
それも、一般的には「どうしよう」よりも「どうすれば良いだろうか」のほうが
声のトーンを力強く積極的な姿勢で思い出しやすいからだと思います。
仮に、「どうしよう」を力強く、明るく高い声でイメージすると
クヨクヨ悩んでないで、あっけらかんと「とりあえずやってみるか」とか
「ま、いいか」とかいうような、そんな気持ちになるんじゃないでしょうか。
逆に「どうすれば良いだろうか…」であっても
猫背で目線を下げながら、お腹に向かって、ゆっくりと低い静かな声で
心の中のつぶやきを聞いてみれば、「手の打ちようが無い」感じがするかもしれません。
それだけ声のトーンが重要だということです。
ネガティブな状態になっていると、セルフトークを変えようとしても
言葉の内容だけを変えて、心の中の声のトーンが変わっていないことがあります。
ネガティブな度合いが高いほど、生理状態から抜け出にくくなるものです。
気持ちがネガティブになるときほど、いくらポジティブな言葉を考えても
心の中の声が沈んだ状態のままになってしまいやすいんです。
セルフトークを意識して、自分の思考の癖を変えていきたいのなら、
自分の姿勢や声のトーンをコントロールして、
生理状態から変えていくことが効果的だと思います。
声は内面に対する影響を考えたときにも、
色々と変えられるようになっておくと便利なもののようです。
自分の心の中で何かをつぶやくんです。
独り言とか、セルフトークとか呼ばれるものです。
NLPでは内部対話と言ったりもします。
そうした思考の癖もまた、人それぞれのパターンであって
内面的な状態を反映してくるものです。
落ち込んだときには「はぁーあ、どうしよう」というような声が聞こえてきたり。
忙しい時には「えーっと、次は何をするんだっけ?」という具合です。
こうした心の中の声も自分の生理状態と結びついていますから
セルフトークを変えることで自分を変えられるだろうという発想が出てくるんでしょう。
様々な自己啓発の手法で、セルフトークの言葉を変えるものが見受けられます。
自分の中のネガティブな考えを止め、違う考え方を意識的にする。
それによって行動まで変えていこうというわけだろうと思われます。
これは行動を変えるレベルまで進めれば十分に効果があるはずです。
ただ、その場合には行動を変えたことが重要なのであって、
心の中の言葉の内容を変えたこと自体に意味があったとは言い難いと思います。
セルフトークを変え、自分の思考の癖を変えていくことで
自分を変えていけるという発想は手軽ではありますが、
効果の観点からすると手放しで称賛できるものではない気がするんです。
なぜなら、心の中の声にも、声のトーンがあるからです。
どんなにポジティブな言葉を心の中で繰り返してみたところで、
その声が低く沈んだトーンで、ゆっくりと、ため息まじりに
お腹に向かって発せられるような下向きの声であれば、
気分はドンドン落ち込んでいくのが普通でしょう。
逆に、「やっちまったぁ!!」というようなネガティブな言葉でも
胸を張って、眼を見開きながら上のほうを見て、鼻から頭のてっぺんに抜けるように
早口の高い声でセルフトークを聞けば、気分は落ち込まないと思います。
確かに、言霊とまでは言いませんが、特定の言葉を発すると
それまでの人生で発してきた言葉に関する体験が呼び起こされますから、
内面的な状態も言葉に結びついたものが出てきやすい性質はあります。
「ありがとう」というと感謝の気持ちが呼び起こされやすいわけです。
ですが、言葉そのものよりも、言い方のほうが重要だと考えられます。
「ありがとう」を心の中で、皮肉っぽく思いだしてしまったら、
自分の気持ちも感謝の状態にはならないものです。
「ありがとう」という言葉を発する時には、
感謝の状態を思い出しながら言ってみることに意味があるわけです。
言葉と非言語メッセージを一致させる。
それは自分の内部で起きているセルフトークでも共通しているポイントだということです。
気持ちや生理状態との結びつきが強いのは非言語のメッセージです。
生理状態が体に表れるわけですから、体を通じたメッセージに影響するんです。
声は姿勢や筋肉の使い方で変わるものですから、
声のトーンには内面が色濃く反映されます。
声に関する特徴も、体を通じたメッセージとして受け取ることができるわけです。
であれば、セルフトークとか内部対話とか呼ばれる、心の中の声を意識するよりも
自分の姿勢や声の出し方を意識するほうが手っ取り早いと考えられます。
姿勢や息使いを変えれば、心の中の声のトーンも変わります。
その結果として、同じ言葉の内容でも、意味が変わってくるはずです。
例えば、困難にぶつかったとき「どうしよう…」と落ち込むのか
「どうすれば良いだろうか」と解決策を考えるのかで
その後の気持ちや行動の内容にも変化が出る、というような話も言われます。
それも、一般的には「どうしよう」よりも「どうすれば良いだろうか」のほうが
声のトーンを力強く積極的な姿勢で思い出しやすいからだと思います。
仮に、「どうしよう」を力強く、明るく高い声でイメージすると
クヨクヨ悩んでないで、あっけらかんと「とりあえずやってみるか」とか
「ま、いいか」とかいうような、そんな気持ちになるんじゃないでしょうか。
逆に「どうすれば良いだろうか…」であっても
猫背で目線を下げながら、お腹に向かって、ゆっくりと低い静かな声で
心の中のつぶやきを聞いてみれば、「手の打ちようが無い」感じがするかもしれません。
それだけ声のトーンが重要だということです。
ネガティブな状態になっていると、セルフトークを変えようとしても
言葉の内容だけを変えて、心の中の声のトーンが変わっていないことがあります。
ネガティブな度合いが高いほど、生理状態から抜け出にくくなるものです。
気持ちがネガティブになるときほど、いくらポジティブな言葉を考えても
心の中の声が沈んだ状態のままになってしまいやすいんです。
セルフトークを意識して、自分の思考の癖を変えていきたいのなら、
自分の姿勢や声のトーンをコントロールして、
生理状態から変えていくことが効果的だと思います。
声は内面に対する影響を考えたときにも、
色々と変えられるようになっておくと便利なもののようです。