2009年07月28日
「さようなら」のつづき
僕は「さようなら」という言葉が、あまり好きではありませんでした。
言われると無条件に身体反応が表れます。
胸にグッと突き刺さる感じ。
何か、もう会えなくなるような印象があったのかもしれません。
箱根にいたとき、ふと思い立って「さようなら」の元の言葉を調べてみました。
「おはようございます」や「こんにちは」であれば
ある程度、元々の言葉や、使われていた意図も推測がしやすかったんです。
「おはようございます」は「お早うございます」ということから
朝の時間帯に出会ったとき、「お早いお出かけですね」とか
「お早いお目ざめですね」とかいったニュアンスだったのではないでしょうか。
「こんにちは」は「今日は」ですから、
「今日のお加減はいかがですか?」というような意味合いが推測できます。
ただ、「さようなら」というのが想像しにくかった。
調べてみると「さようなら」は「さようならば」から来ていて
「左様ならば」という漢字になるようです。
「左様でございます」という言葉から察すれば
「さようなら」は「そういうことであれば」という意味合いになりそうです。
「そういうことであれば…」
「それでは…」
というように、「さようなら…」の後に含みがあるわけです。
「それでは、また会いましょう」ということなのか
「それでは、今日はここで一端お別れにしましょう」なのか
「それだったら、もう二度と会うことはありません」なのか。
「さようなら」の先に、本当のメッセージがあるんだろうと思ったんです。
そう考えてみてから、「さようなら」という言葉の響きだけで
無条件に苦しい反応をする必要もなくなったように感じられます。
日本語の意味を、敏感に考えてみたい気持ちになりました。
言われると無条件に身体反応が表れます。
胸にグッと突き刺さる感じ。
何か、もう会えなくなるような印象があったのかもしれません。
箱根にいたとき、ふと思い立って「さようなら」の元の言葉を調べてみました。
「おはようございます」や「こんにちは」であれば
ある程度、元々の言葉や、使われていた意図も推測がしやすかったんです。
「おはようございます」は「お早うございます」ということから
朝の時間帯に出会ったとき、「お早いお出かけですね」とか
「お早いお目ざめですね」とかいったニュアンスだったのではないでしょうか。
「こんにちは」は「今日は」ですから、
「今日のお加減はいかがですか?」というような意味合いが推測できます。
ただ、「さようなら」というのが想像しにくかった。
調べてみると「さようなら」は「さようならば」から来ていて
「左様ならば」という漢字になるようです。
「左様でございます」という言葉から察すれば
「さようなら」は「そういうことであれば」という意味合いになりそうです。
「そういうことであれば…」
「それでは…」
というように、「さようなら…」の後に含みがあるわけです。
「それでは、また会いましょう」ということなのか
「それでは、今日はここで一端お別れにしましょう」なのか
「それだったら、もう二度と会うことはありません」なのか。
「さようなら」の先に、本当のメッセージがあるんだろうと思ったんです。
そう考えてみてから、「さようなら」という言葉の響きだけで
無条件に苦しい反応をする必要もなくなったように感じられます。
日本語の意味を、敏感に考えてみたい気持ちになりました。