2009年10月15日

オススメ本

最近買ったオススメの一冊。

機関銃英語が聴き取れる!-リスニングの鍵はシラブルとビート-
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オススメなのは僕だけではありません。
ジュンク堂では意外と推しているようです。

名古屋に行ったときに寄ったジュンク堂・名古屋店で目にとまったのがキッカケですが、
そのときには立ち読み用の見本があり、丁寧にポイントとなる部分に見出しがついていて、
色々な解説まで書きこまれているほどだったんです。

名古屋店は気合が入っているなぁ、と思いながら頭の片隅に置いて、
しばらくしてからジュンク堂・池袋本店に行ったときにも
やっぱり同じように見出しと解説付きの見本があったので、そこで購入。

元から買うつもりではいましたが、
もしかするとジュンク堂の全店舗で同様の紹介をしているのかもしれません。


で、読んでみて何が良かったかというと、
「日本語と英語では、発音の聞きわけで意識を向けるポイントが違う」
という内容を、分かりやすく、かつ詳しく解説してあるところでしょう。

大きなポイントの1つはシラブル。
音節の単位として、音の区切りのリズムが日本語と英語で違うという話です。

もう1つが僕にとってインパクトがありました。
それは発声の仕方。

よくある英語の発音法のテキストというと、
口を横から見た断面図で、舌の位置をどこに置くかを説明していますが、
この本の場合は、口の中を重視していません。

むしろ発音で大事なのは、ノド。

日本語は口の中で、聞き取りに必要な音の要素を区別して発声するのに対して、
英語はむしろノドの状態をコントロールして発音の仕方を変えていく。

日本人からすると聞き取りにくい「L」と「R」の発音の違いも
その音が響く場所がノドの高いところか低いところかで区別すると
全く別の音として聞こえるようになる、というんです。

ネイティブの子供は、LとRの区別は難しくなく、
むしろ「R」と「W」の音の聞き分けを間違いやすいんだとか。
こういうところからも、普通に注意を向ける音の特性が
日本語と英語で別物だということが分かります。

実際、僕もLとRの音の聞き分けは苦手なほうでしたが、
声がノドの中で響く位置を意識したら、随分と区別しやすくなりました。


英語を発音する人たちは、発声の仕方として
ノドの筋肉を緩めて、ノドを開いた状態にしているので
全体的に声が低めの印象を受けると思います。

歌を歌うときと近い発声で話していると言っても良いかもしれません。

この本の中では、その英語を発話するときのノドの使い方に対して
色々なエピソードを加えて解説してありますが、
その中の1つに、欧米人の姿勢のことが説明されています。

欧米人に猫背はいない。
皆、姿勢が良いというんです。

それは発話のときにノドを緩めるため、首をストレートに保っておく必要があるから。

確かに、そう言われてみると、欧米人は年を取っても
背中が丸まらないイメージがあります。

映画に出てくる老人も、車いすに乗っていたり、
杖をつきながら歩いていたりして、上半身を直立させた姿勢を保っています。

日本人のように、腰を曲げて歩くのは見たことがありません。

背中を曲げて、首を起こした姿勢をとっていると
英語の発音は難しいのかもしれません。

言語活動と体の使い方の関係を考えると、
このようなノドの状態に意識を向けた説明は興味深いです。


これは本の内容からは離れますが、僕の見立てでは、
ノドの開き方や発声の仕方が、その人の内面の状態と密接に関わっているようです。

言いにくい内容だったり、自分の意見を出しにくい環境だったりすると
自然と声が詰まったようになってくることが多いもの。

口先で発音するようにした場合、自分の体の反応や気持ちを切り離して
言葉の内容だけで考えたことを言っていたりします。

ノドを緩めて、ノドのあたりで音を響かせながら発声するという状態は
自分の体の反応や素直な気持ちを声に乗せやすいという意味にも近いと考えられます。

欧米人のコミュニケーションスタイルが直接的で、感情表現豊かに感じられるのは、
1つの要因としてノドで発音する言語だということが関わっている気がします。

読みやすい本ですが、色々な示唆を与えてくれた内容でした。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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