2010年02月14日

前から欲しかったDVD

エリック・マーカスのDVDを買いました。
マーカスは家族療法家で、僕が勉強しに行っている先生の師匠にあたる人物。

非常にシンプルな方法を1つだけ紹介した内容でしたが、
色々なことを整理するのに役に立った印象があります。


僕自身、その先生を通じて多くの学びを得ていますから
考え方やスタンスの部分でも影響を受けているのは当然のことでしょう。
その先生の師匠にあたる人物の基本的な考え方とも同様なのも
自然なことかもしれません。

ただ、僕の中には、こうした心理臨床のトレーニング以外にも
生物化学系の研究者としての経験で培われた能力やポリシーもあります。

その中心にあるのが、科学に限らず、「全ては仮説である」ということ。
「正しいものはない」という考え方です。

最も整合性のある理論を、自信をもって説明することはありますが、
それでも、その考え方が正しいという思いはありません。

また、生物化学系の研究というのは、現象の観察と分析から始まりますから
細かな違いを意識することが重要でした。
そのスタンスは人と関わる今でも大切にされていて、
大雑把な理論に当てはめて人を見ることはしたくない気持ちがあります。

マーカスもまた「人は皆違う」ということを強調します。
「『これが正しい』というものはない」とも言います。

さらに「正しいものはない」ということにも例外があると言います。
「柔軟性がないよりも、柔軟性があるほうが上手くいくことが多い」と。

「正しいものがない」こと自体も正しくない、ということでしょうか。

そんなスタンスからなされるワークショップの模様は
僕にとって勉強になるかどうかの前に、非常に受け入れやすい気持ちになれます。

「これが正しい!」ということを強調されると反感が出てしまいますから。

口先だけの内容として「正しいものはない」と言うのではなく、
全ての振る舞いの中から、そのことが感じられる。
そこもまた僕にとって心地良さを感じさせてくれる部分だったようです。


DVDを見ていて色々とアイデアが浮かんできたりもしましたので
3月の勉強会の内容にも関連させてワークを工夫してみようかと思っています。

というように、内容からは理論が整理されたり、手法のアイデアが浮かんだり
多くのものが得られた印象があって、またマーカスという人の言動からは
自分自身のスタンスを明確に意識して強める機会にもなったと感じているわけです。

そして、もう1つ発見がありました。

僕が良く指摘される癖というか、座り方の姿勢があります。
椅子に浅く座って後ろにのけぞるような姿勢。
腕を組んで片手の指で顔の横あたりを触る。

何の自覚もなしにしている姿勢です。

これと全く同じ座り方をマーカスがしていたんです。

多分、僕のお世話になっている先生も同じような座り方をすることがあるんでしょう。
そこから移ってきたものだと思います。

意外と他人の癖というのは伝わりやすいものです。
僕の中には受け継がれてきた癖が根付いているみたいです。

人は皆違う。
でも、人はお互いに影響し合って生きているんです。

自分の中の何かが他人に伝わって受け継がれている。
そういう可能性もあることを考えると、
人は一人ではないことも実感できるかもしれません。

なんだかチョット嬉しい気分にもなりました。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
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