2010年02月27日

納豆に注意

先日、テレビで色々な業界の常識やジンクスを放送していました。
それぞれ独自の習慣というのがあるものですね。

僕が以前にやっていたバイオテクノロジー系の研究の場合には
雑菌汚染に対する工夫が色々なされていました。

元々、母が「キレイ」か「汚い」かというのを気にするほうだったように思いますが、
バイオ系の研究をするようになって、汚染に対する意識は強まった気がします。

「汚染」は英語で「 contamination 」なので、
略して「コンタミ」と呼んでいました。
これは全国的に生物系の研究では使われる用語のようです。

あとは「 PCR 」という種類の実験作業が上手くいくことを
「 PCR が、まわる」という言い回しをしたり。
業界用語といったところでしょうか。


で、このコンタミに対する発想は、経験的にも知識的にも強く根付いているらしく、
例えば、CD をジャケットから出して、机の上に仮置きするときに
どちらの面を上にするかという部分にも反映されています。

それから、食べ物の容器を開けた時のフタの置き方も同様です。

基本的に、空中には沢山の雑菌やウイルス、ホコリなどの汚染物質
(純粋培養するときに汚染源になるという意味)
が飛び回っていますが、空中から落下してきて汚染されるというリスクは、
実際の経験上、あまり多くないものなんです。

落下菌体の試験などで汚染度合いを調べることもあって、そのようなときには
栄養豊富な培養シャーレをしばらく開けておいて、そのあとで密閉して、
それを培養してみて菌がどのくらい増えるかを調べたりします。

一瞬フタを開けて、それをまた閉じる、ぐらいであれば
空気中からの落下菌体は意外と多くないんです。
多いのはカビの胞子とかでしょうか。

その点、どこかの場所に直接触れるという接触が起こった場合には、
相当な確率で、その場所から雑菌汚染が起こります。

空気中を飛び回っているものよりも、何かに触れるというほうが
汚染源としての可能性は高そうなんです。

なので、僕は習慣的に、キレイに保ちたい側を空気中に向けて、
色々なものに触れる可能性の高い側を、床や机などに触れる向きにする。
そんな習慣が身に付いているんです。

CD であれば、ラベルの面を下側にして、情報が入っている面を上に向けて置く。
食べ物のフタも、入れ物の内側を向いているフタの内部が上のほう(空中)に向き、
開けるために手で触る側のほうを下に向けて台に接触するように置きます。

持ち上げたり、外したりしたときとは逆になるように
一度ひっくり返して置くわけです。

これは多分、バイオ系・微生物系の研究をしていた習慣のはずです。


ちなみに、バイオ系の中でも特に動物細胞のように汚染の悪影響が出やすい分野だと
自分の体から雑菌がコンタミするリスクを最小限におさえるために、
「納豆は食べない」というジンクスを持っていたりするようです。

納豆菌は胞子を作って死滅しにくいので、
他の雑菌よりもコンタミしやすいと考えるからでしょう。

実際の製造現場の発酵タンクに汚染が見つかれば
原材料と固定費で膨大なロスが起きてしまいますから
慎重になるのも分からなくはありません。

文化や習慣の違いも、理由から考えていくとチョット面白い気がします。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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