2010年10月16日
型だからこそ役に立つ
メタモデルの質問は型になっています。
「こういう発言の形には、こういう質問をする」という型。
もちろん、それで覚えても役に立つ場面は多いでしょう。
しかし、その質問の意味を良く考えて、
「この質問によって何を聞こうとしているのか」
を掴めてきたら、その質問の使いやすさは格段に上がると思います。
もし、日本人が英語で誰かのカウンセリングをする必要があったとします。
ネイティブの感覚で英語を話せるわけではないという設定です。
なんとか聞いて話は理解できるけど、自分の言いたいことは
日本語と同じようなスムーズさでは言えない。
使えるフレーズを駆使して会話をしている。
そんな段階だとします。
そういうときに、「メタモデル」の質問パターンを教わったら
どれぐらい役立つことでしょうか。
僕は、すごく助かると思います。
細かいニュアンスで自分の聞きたいことを工夫して話すことはできないけど、
シンプルな質問の形を知っているだけで、
カウンセリングの会話を効果的に進めることができる。
それはもちろん、日本語でカウンセリングを進めるレベルには
追いつかないだろうと思います。
それでも、そこそこの形になる。
型を覚えることのメリットは、その部分にあるような気がします。
シンプルな方法だけでも、それなりの結果が出る。
ところが、日本人が日本語でカウンセリングを勉強して
その過程でNLPのメタモデルというのを学んで、質問の型を習うと
なかなか、それを中心に使うという発想にはなりにくいようです。
もっと色々と工夫して聞いてしまいたくなる。
色々なことができるからこそ、わざわざ効率を下げてしまう場面も多々あるんです。
回りくどくなる場合があると言っても良いでしょう。
メタモデルの質問がシンプルな形をしているのは
汎用性を広げるためとも考えることができると思います。
短い質問のフレーズで、自分が期待した通りの情報を引き出しやすい。
もちろん、そのためには「メタモデル」の質問の英語でのニュアンスを掴み、
それぞれの質問によって、どういう返答が返ってくるのかを知っている必要があります。
逆に言えば、そのことさえ分かっていれば
色々と言葉を工夫して自分なりの質問を考えるよりも、
どの型の質問が使えそうかを考えたほうが簡単だということです。
ここで重要なのが、
・メタモデルの質問は、知りたいことを聞くための直接的な形になっている
・幅広い発言内容に対して適用できるように一般化された形になっている
という点。
多くの場面で使えて、かつ、直接的なんです。
知りたいことをダイレクトに聞いている。
色々な言い方ができてしまうと、知りたいことを尋ねるときに
間接的で遠まわしな表現になることが多いものです。
メタモデルではない例になりますが、例えば
仕事で失敗した部下に対して「なんで、こんな失敗をしたんだ?」
と質問が投げかけられることがあります。
しかし、それは正確ではない。
上司の意図を直接的に反映していないと思います。
その質問をしている理由は、失敗の原因を知りたいからでしょうか?
おそらく、原因を知って、改善策を考えたいのでしょう。
原因を分析させて、本人に解決してもらいたいのかもしれません。
反省してもらいたくて叱っているのかもしれません。
それぞれ、もっと直接的に言うことだって出来るはずなんです。
「何が原因で、こういうことになったと思う?」でも良いでしょうし、
丁寧にするなら「この問題を解決するために、問題が起きた原因を教えてください」
と言っても良いでしょう。
質問で引き出すような技術を学ぶと、
コミュニケーションが間接的になる場合も多いようです。
本人に考えさせようとして色々と質問を工夫する。
質問を組み合わせて、1つのゴールに導くようなやり方です。
自ら問題を分析して、解決してもらいたいのであれば、
質問で引き出すだけが方法ではないんです。
もっと直接的に言っても良い。
「自分で問題を解決してもらいたいから、まず原因を分析してきて下さい」と。
知りたいこと、期待している返答が得られるように
直接的な言い回しが出来るようになると、コミュニケーションのスピードが上がります。
会話を楽しむことが目的でないのであれば
その会話の目的を速やかに達成することが可能になるわけです。
メタモデルは質問でありながら、直接的な形で作られていると考えられます。
残念ながら、それが日本語訳される時に直接性を失っている感じはありますが…。
知りたいことをダイレクトに聞く。
そのためには、自分がしようとしている質問によって
何を知ろうとしているのかを自覚する必要があります。
そういう訓練がコミュニケーションの質を上げてくれるはずです。
「こういう発言の形には、こういう質問をする」という型。
もちろん、それで覚えても役に立つ場面は多いでしょう。
しかし、その質問の意味を良く考えて、
「この質問によって何を聞こうとしているのか」
を掴めてきたら、その質問の使いやすさは格段に上がると思います。
もし、日本人が英語で誰かのカウンセリングをする必要があったとします。
ネイティブの感覚で英語を話せるわけではないという設定です。
なんとか聞いて話は理解できるけど、自分の言いたいことは
日本語と同じようなスムーズさでは言えない。
使えるフレーズを駆使して会話をしている。
そんな段階だとします。
そういうときに、「メタモデル」の質問パターンを教わったら
どれぐらい役立つことでしょうか。
僕は、すごく助かると思います。
細かいニュアンスで自分の聞きたいことを工夫して話すことはできないけど、
シンプルな質問の形を知っているだけで、
カウンセリングの会話を効果的に進めることができる。
それはもちろん、日本語でカウンセリングを進めるレベルには
追いつかないだろうと思います。
それでも、そこそこの形になる。
型を覚えることのメリットは、その部分にあるような気がします。
シンプルな方法だけでも、それなりの結果が出る。
ところが、日本人が日本語でカウンセリングを勉強して
その過程でNLPのメタモデルというのを学んで、質問の型を習うと
なかなか、それを中心に使うという発想にはなりにくいようです。
もっと色々と工夫して聞いてしまいたくなる。
色々なことができるからこそ、わざわざ効率を下げてしまう場面も多々あるんです。
回りくどくなる場合があると言っても良いでしょう。
メタモデルの質問がシンプルな形をしているのは
汎用性を広げるためとも考えることができると思います。
短い質問のフレーズで、自分が期待した通りの情報を引き出しやすい。
もちろん、そのためには「メタモデル」の質問の英語でのニュアンスを掴み、
それぞれの質問によって、どういう返答が返ってくるのかを知っている必要があります。
逆に言えば、そのことさえ分かっていれば
色々と言葉を工夫して自分なりの質問を考えるよりも、
どの型の質問が使えそうかを考えたほうが簡単だということです。
ここで重要なのが、
・メタモデルの質問は、知りたいことを聞くための直接的な形になっている
・幅広い発言内容に対して適用できるように一般化された形になっている
という点。
多くの場面で使えて、かつ、直接的なんです。
知りたいことをダイレクトに聞いている。
色々な言い方ができてしまうと、知りたいことを尋ねるときに
間接的で遠まわしな表現になることが多いものです。
メタモデルではない例になりますが、例えば
仕事で失敗した部下に対して「なんで、こんな失敗をしたんだ?」
と質問が投げかけられることがあります。
しかし、それは正確ではない。
上司の意図を直接的に反映していないと思います。
その質問をしている理由は、失敗の原因を知りたいからでしょうか?
おそらく、原因を知って、改善策を考えたいのでしょう。
原因を分析させて、本人に解決してもらいたいのかもしれません。
反省してもらいたくて叱っているのかもしれません。
それぞれ、もっと直接的に言うことだって出来るはずなんです。
「何が原因で、こういうことになったと思う?」でも良いでしょうし、
丁寧にするなら「この問題を解決するために、問題が起きた原因を教えてください」
と言っても良いでしょう。
質問で引き出すような技術を学ぶと、
コミュニケーションが間接的になる場合も多いようです。
本人に考えさせようとして色々と質問を工夫する。
質問を組み合わせて、1つのゴールに導くようなやり方です。
自ら問題を分析して、解決してもらいたいのであれば、
質問で引き出すだけが方法ではないんです。
もっと直接的に言っても良い。
「自分で問題を解決してもらいたいから、まず原因を分析してきて下さい」と。
知りたいこと、期待している返答が得られるように
直接的な言い回しが出来るようになると、コミュニケーションのスピードが上がります。
会話を楽しむことが目的でないのであれば
その会話の目的を速やかに達成することが可能になるわけです。
メタモデルは質問でありながら、直接的な形で作られていると考えられます。
残念ながら、それが日本語訳される時に直接性を失っている感じはありますが…。
知りたいことをダイレクトに聞く。
そのためには、自分がしようとしている質問によって
何を知ろうとしているのかを自覚する必要があります。
そういう訓練がコミュニケーションの質を上げてくれるはずです。