2010年12月03日

12月のトレーニングの案内

先日、ご案内していた「トレーニングの場」の詳細をお知らせします。

日時は先の記事に書いたとおり、
   ① 12月11日(土) 18:30~21:30
   ② 12月19日(日) 18:30~21:30

です。

トレーニングとしての意図は、以前の記事をご覧いただくとして、
各回のテーマを決定しました。

といっても、基本的には前回扱った内容を復習しながらトレーニングし、
扱いきれなかった実習を行うのが全般的な流れにはなると思いますが。

12月の2回では
 ①「ねぎらい」の復習とトレーニング
 ②「流れのあるコミュニケーション(焦点化を含む)」のトレーニング
を行います。

11日(土)が「ねぎらい」のトレーニングで、
19日(日)が「流れのあるコミュニケーション」になります。


「ねぎらい」に関しては、11月の勉強会の説明に書いたとおりですが、
トレーニングとして注目したい部分は『カギになる感情の捉え方』です。

言葉の選び方の基準として、ポイントを掴む練習をします。

11月の勉強会にご参加でない方も、簡単な内容の説明をしてから取り組みますので
トレーニングを活かして頂けるものと思います。


「流れのあるコミュニケーション」というコンセプトは
コミュニケーションのトレーニングとして、場数を踏むことを主眼においています。

トレーニングとしての色を濃くして、目的をハッキリさせて練習していくと
実習の作業が短時間で、個別の部分を扱う内容になっていくものです。

同時に沢山のことを意識するのは難しいものですし、
多くのことを同時にやろうとすると、普段の癖が出やすくなって
いつも通りのやり方をやっただけで終わってしまうことがあります。

それでは何も新しいことの練習になっていないわけです。

料理に喩えると、
包丁の使い方のトレーニングとして「大根のかつらむき」を練習するとか
中華鍋の振り方のトレーニングとして「ふきんを返す」練習をするとか、
何かしら特化した練習がなされるのに似ています。

それは個別の技術を向上させる目的として非常に重要なので
普段の勉強会では、こちらの意図のトレーニングが中心になります。

同時に、ある程度の技術を身につけてきたあたりからは
より実践的なトレーニングも役立つようになります。

スポーツでいえば練習試合、料理でいえばレシピを見ながら試作する。
そんな段階です。

全体としての「まとまり」を作り出すトレーニング。
流れを捉えるトレーニングといっても良いでしょう。

多少、カウンセリング的な方向を予定していますから
内容を『焦点化』する練習にも役立てて頂けるはずです。


ご都合のつく方は、是非お越しください。


<ご参加に際しての注意事項>

※NLPの専門用語の説明などは省略するつもりですので、
 NLPなどに対する知識と経験のある方、もしくは
 過去に勉強会でトレーニングを積まれた方
のご参加をお薦めします。

※実習が中心となりますので資料の予定はありません。
 過去の資料をお持ちの方は、ご持参いただけると参考になるかもしれません。
 
※前月分に参加されていない方には、その資料をお渡しすることが可能です。
 ご希望される場合には「ご意見など」の欄に、その旨をご記入ください。


詳細は以下のとおりです。




【勉強会の詳細】


【日時】 ◆12月11日(土) 18:30~21:30  
     ◆12月19日(日) 18:30~21:30


     ★ご参加日をフォームにご記入ください。
      (「11日」、「18日」、「両方」)



【場所】 北とぴあ
     (JR京浜東北線・王子駅 北口より徒歩2分)
     (東京メトロ南北線・王子駅 5番出口直結)
     ◆12月11日(土) 808会議室 
     ◆12月19日(日) 808会議室


【参加費】 4,000 円 (一回あたり)
      (当日、会場にてお支払いください。)
     
    
    
【テーマ】 ◆12月11日(土) 『ねぎらいの技術』 
      ◆12月19日(日) 『コミュニケーションの流れと焦点化』



 *実習を優先しますので、学びの密度を考えて、
  一定数で募集を打ち切らせていただくことがあります。
  ご了承ください。




参加をご希望される方はこちらのフォームに入力してください。
(*は必須項目です)


終了しました


実践の中で技術を磨いていくのは有効な手段です。

しかし、人を相手にする技術として考えたとき、
実践では気軽に試してみることに抵抗を感じる方もいると思われます。

だからといって、使うことなしに技術を向上させるというのも難しいはずです。

研鑽の場は重要なものではないでしょうか。

効果の高いトレーニングとなるように取り組んでいきましょう。



追伸。

最近、過去に行っていた2日間のコミュニケーションの基礎コース
(当時は「コミュニケーション・ベーシック」という名称)
について話し合う機会がありました。

こちらから何をしていたかを説明するという趣旨。

内容は受講生によってコロコロと変わっていましたから
決まった形というのは無かったんですが、
全般的に地味なトレーニングが多かったものです。

難しくて高度で、カッコイイ技術ではありません。
もっと日常的で、泥臭くて、単調とも言えるものもありました。

ただ、いずれも徹底的に細かく、普段だったら意識しないことを
きちんと意識してできるように練習するための実習が多かったんです。

中には、「日常会話を盛り上げる」話の聞き方なんていうのもありました。
言われれば当たり前のことを実際にやるだけです。

しかし、それがやってみると難しい。
デモをやるときも結構大変なんです。

考えながら、工夫をして、できるだけ分かりやすくなるように
ポイントを明確にしてデモを行う。
自分にとっても、それがトレーニングになりました。

多分、初期よりも後期のデモのほうがポイントがハッキリしていたはずです。

そして、その講座を一緒に担当して、
デモのパートナーや、受講生の実習のパートナーとして混ざったりしていた
トレーナーから意見をもらいました。

「このワークショップをやっていて、一緒にワークをするのを繰り返すうちに
 地味なトレーニングだったんですが、気づいたら、いつの間にか
 コミュニケーションが上手くなっていたんです」

受講を検討している方や、受講中の方のサポートをしているときに
自分のコミュニケーションが上達していることに気づけたそうなんです。

日常で普通に使っているコミュニケーションだからこそ、
一見すると当たり前で、誰にでもできそうな技術を
正確に、的確に使えるように磨いていくことが役立つわけです。


魔法のような技術は、確かにカッコイイものです。
一瞬で深いトランスに入れるとか、催眠で暗示をかけるとか、
言葉巧みに相手の心理を誘導していくとか、
そういった技術も沢山学びました。

それは野球に例えると、ファインプレーのようなものです。
ボールに飛びついて、転びながら空中でキャッチする。
カッコイイんです。

しかし、本当の名手は、他の人がファインプレーでないと間に合わない打球を
いとも簡単に、普通の打球を処理するように捕ってしまいます。

難しく見えないんです。
踏み出す一歩が速いとか、打球の行方を予測しているとか、無駄がないとか、
一つ一つの技術の高さが組み合わさって、普通にできる範囲が広がるんです。

特別なことをしているように見えないのに、実は高い成果を出している。
それは派手なファインプレーには見えませんが、高い技術に支えられているんです。

魔法のようには見えない、
いたって普通のことのように見える、
そんな技術の高さもあるということです。

それには言うまでもありません。
一つ一つの技術を磨いていくのが求められるものじゃないでしょうか。

cozyharada at 23:39│Comments(0)TrackBack(0)clip!セミナー情報 | NLP

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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