2011年03月19日

節電のはなし

24時間営業の店が営業時間を短縮しているのを目にします。
夕方6時から7時ぐらいには閉店になる。
スーパーでも、ファストフード店でも。

明確な理由は説明されません。
「震災の影響で…」などという貼り紙があります。

まぁ、それは分かりますけど、言われなくても分かっています。
説明にはなっていないと思います。

一部の貼り紙には節電に関係した説明も書かれていますが、
まぁ、それは一部でしょう。

商品が十分に供給されていないので売り上げが上がらない。
経費を抑えるためには、客数の多い時間帯に集中して営業したほうが効率的。
…そんなところでしょうか。

たぶん、「深夜に営業を中止すると電力消費が抑えられる」
ということは関係ないと考えられます。


深夜に電気を使うことを「節電に協力していない」ことと関連付けるのは
単なるイメージの問題だけで、論理的じゃないと思います。



深夜に煌々と電気がついていて、利用者も少ないのに店を開いている…
確かに電気を無駄遣いしている印象はあって当然かもしれません。

確かに深夜営業しなければ、その時間帯の電力消費は抑えられますから
地球全体のエネルギー消費や総二酸化炭素排出量の観点からは意味があると言えます。

が、現状の関東地方の電力供給不足に対しては、
ほとんど効果が無いはずです。

電力消費のピークは夕方から夜10時ぐらいまででしょうか?

帰宅ラッシュと夕飯に関係した家事が大きく関係すると想像できます。
今の時期だと気温が下がり始める日暮れ以降に暖房器具の使用も高まるでしょう。

多くの人が、夕方から夜にかけて活動をします。
ここが電力消費のピークになるのなら、
そのピークをずらすことが電力供給不足の軽減に効果を生みます。

しかし、そもそも電力消費のピークではない時間帯であれば
電力供給がまかなえる可能性だってあるはずなんです。

おそらく多くの人が寝ている深夜の時間帯では消費電力は低いと考えられます。

そもそも電力消費量の少ない深夜の時間帯に営業を中止しても
電力不足に対しての効果は小さいと思うんです。


街中で聞こえてきた会話に
「早寝早起きをして節電している」
という内容がありました。

夜は早めに寝て、電気の無駄遣いを減らそう、というのでしょう。

夜7時には寝ているのであれば意味があると思います。
そして朝は3時ぐらいに起きて、電車が動くまでの間に家事を終える。
それなら消費のピーク時間帯で節電ができます。

ただ、そうでないのであれば残念ながら効果は小さいと思うんです。

全体的に節電をする心がけは大事だと思います。
それで実際に電力消費量が抑えられているようですし。

でも早く寝ることには、あまり効果がないような気がします。

もし、早く寝ようとして一般的な電力消費のピーク時間に
日常的な活動の大半を集中させてしまったら、
逆に、時間当たりの電力消費量を上げてしまう皮肉な結果さえ想定されます。


電気は溜めておけないんです。

消費量に合わせて供給量を調整するために発電をする。
この基本的な仕組みを意識しながら節電をすると、
より効果的じゃないかと思います。

消費のピークをずらす。

電気に関していえば、個人的には
・効果的な蓄電のしくみ
・損失の小さい送電法
の開発が重要じゃないかと思います。

余った電気を溜めておけたら、消費の少ない深夜の時間帯に発電しておけます。
そもそも必要になる発電所の規模が小さくできるかもしれません。

電気は電線を通して送るだけで、電線の抵抗によってロスが出ます。
だから高圧線も必要になる。
高温超電導を含めて、電気抵抗の小さい送電システムがあれば
発電する量も削減できると思います。

たぶん、そういう研究をしている人たちもいるんじゃないでしょうか。

そういう状態ではない現在においては、
「その瞬間における全エリアの消費電力」がポイントです。

一気に使うのが問題なんです。

電力消費のピークをずらす工夫が、現状の電力供給不足に役立つと思います。

深夜に活動できる人は、ピークの時間をずらすのに良いかもしれません。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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