2011年04月16日
緑のヤツ
以前、あるセミナーに参加したときのことです。
どういう流れかは忘れましたが、一緒に参加していたコンサルタントの方と
自分の立ち位置みたいなことについて話す時間があったんです。
グループでの意見交換みたいな時間の中です。
他のメンバーは、二人とも経営者だったように記憶しています。
(コンサルの人も自分の会社でやっていますから、皆さん経営者)
で、僕以外の全員が語っていたのが
「敵を作る」
という内容。
「ライバル」というよりは「敵」のニュアンスだったと思います。
戦う相手を明確に決めておく、と。
先に敵を設定しておくと、自分の立ち位置がハッキリする。
経営で活躍できる人は、その作業を自然とやっているようです。
ただ僕は、それができませんでした。
「できませんでした」と言っているのは、
「当時はできなかった」ということ。
嫌われるのがイヤだとか、怖いとか、
他の人からケチをつけられるのが嫌だとか、
そんな気持ちだったと思います。
当たり障りなく平穏に…、という期待があったんでしょう。
そりゃ、ビジネスは得意になれないだろうなぁ、と思ったものです。
ですが、今は違います。
本当に、つい先日、僕の敵が見つかりました。
おぼろげだったものが、明確になりました。
嫌われても構わない。
どんな文句を言われても気にならない。
相容れないであろう対象です。
敵が分かったからといって、僕の場合、結果的に
自分の立ち位置に対する自覚は変わりませんでした。
自分で大事にしたいものは、そのままです。
違うのは、
「敵から守ると決めた大切なものがある」
という覚悟です。
当事者意識を微塵も持たず、
当人の状況と心情へ想像力を使おうともせず、
外野から問題の本質とやらを指摘して正義を振りかざすだけ。
それに対する怒りと緊張と混ざり合ったような奇妙な感覚があって、
色でイメージすると黒みがかった緑みたいな感じかなぁ…
なんて思っていたんです。
それが「正義を振りかざす」部分に対する不快感と繋がって
僕の中に「デビルマン」のイメージが浮かんできました。
あの薄暗い緑色の感じ。
昔の「仮面ライダー」の薄汚れた緑色のイメージにも
「妖怪人間ベム」のオープニングに出てくる深緑色の細胞らしき液体のイメージにも
共通して感じられる雰囲気です。
小さい頃は、一般的なヒーローものも好きで見ていましたが、
印象に強く残っているのは、まさにその
「ダークな緑色」のヤツ
が多かった。
「キン肉マン」では、キン肉マンも好きでしたけど
ブロッケンJr.が好きだったのも覚えています。
ダークな緑色をしたヤツの奥には、
なぜか、いつも深い悲しみと怒りがあった。
そこが心に残っていたのかもしれません。
僕が敵を自覚するときも、怒りだけでなく、悲しみが伴う気がします。
しばらくは、このエネルギーで進んでみようと思います。
どういう流れかは忘れましたが、一緒に参加していたコンサルタントの方と
自分の立ち位置みたいなことについて話す時間があったんです。
グループでの意見交換みたいな時間の中です。
他のメンバーは、二人とも経営者だったように記憶しています。
(コンサルの人も自分の会社でやっていますから、皆さん経営者)
で、僕以外の全員が語っていたのが
「敵を作る」
という内容。
「ライバル」というよりは「敵」のニュアンスだったと思います。
戦う相手を明確に決めておく、と。
先に敵を設定しておくと、自分の立ち位置がハッキリする。
経営で活躍できる人は、その作業を自然とやっているようです。
ただ僕は、それができませんでした。
「できませんでした」と言っているのは、
「当時はできなかった」ということ。
嫌われるのがイヤだとか、怖いとか、
他の人からケチをつけられるのが嫌だとか、
そんな気持ちだったと思います。
当たり障りなく平穏に…、という期待があったんでしょう。
そりゃ、ビジネスは得意になれないだろうなぁ、と思ったものです。
ですが、今は違います。
本当に、つい先日、僕の敵が見つかりました。
おぼろげだったものが、明確になりました。
嫌われても構わない。
どんな文句を言われても気にならない。
相容れないであろう対象です。
敵が分かったからといって、僕の場合、結果的に
自分の立ち位置に対する自覚は変わりませんでした。
自分で大事にしたいものは、そのままです。
違うのは、
「敵から守ると決めた大切なものがある」
という覚悟です。
当事者意識を微塵も持たず、
当人の状況と心情へ想像力を使おうともせず、
外野から問題の本質とやらを指摘して正義を振りかざすだけ。
それに対する怒りと緊張と混ざり合ったような奇妙な感覚があって、
色でイメージすると黒みがかった緑みたいな感じかなぁ…
なんて思っていたんです。
それが「正義を振りかざす」部分に対する不快感と繋がって
僕の中に「デビルマン」のイメージが浮かんできました。
あの薄暗い緑色の感じ。
昔の「仮面ライダー」の薄汚れた緑色のイメージにも
「妖怪人間ベム」のオープニングに出てくる深緑色の細胞らしき液体のイメージにも
共通して感じられる雰囲気です。
小さい頃は、一般的なヒーローものも好きで見ていましたが、
印象に強く残っているのは、まさにその
「ダークな緑色」のヤツ
が多かった。
「キン肉マン」では、キン肉マンも好きでしたけど
ブロッケンJr.が好きだったのも覚えています。
ダークな緑色をしたヤツの奥には、
なぜか、いつも深い悲しみと怒りがあった。
そこが心に残っていたのかもしれません。
僕が敵を自覚するときも、怒りだけでなく、悲しみが伴う気がします。
しばらくは、このエネルギーで進んでみようと思います。