2011年11月28日

邪魔されるのが、どうも…

僕には、どうしても受け入れられないことがあります。

勝手に他人の中に実在しない問題を指摘して
それを解決したように見せているやり方、です。

最初から無いんだから、解決するのは簡単です。
ただ、「良い経験をした」と楽しませることは上手い。
この技術が高いことは認めます。

が、「それで良いんだろうか?」と思ってしまう。


大袈裟に言えば
「あなた悪霊が付いていますよ。
 あなたの今の不安な気持ちや漠然とした不満は、悪霊のたたりです。
 私が除霊してあげます。
 ハイ、終わりました。
 もう大丈夫ですよ。」
というやり方。

大昔、医療が発達する前には、そうやって痛みを治療していたようですが、
最近は、その方向性は少なくなっているはずです。

もちろん、悪霊がいるかどうかは別にして、
そういう方法を取ることで体の痛みがなくなるのであれば
実用的に意味があるとは思うんです。

良くなるんなら、役に立ってはいるわけです。

体の場合には自覚症状があって、改善も分かりやすいでしょう。

それが、漠然とした不安や不満のような気持ちの問題となってくると
良くなったのかどうかの判断が難しいはずです。

一瞬の気が紛れただけで、日常に戻れば元の不安にさらされるのに、
その場だけでは「良くなった」と感じてしまう可能性だって否定できません。

本当は役に立っていないんじゃないか?
そういう疑問が、僕には避けられないんです。

にもかかわらず
「それでも本人が満足しているなら良いじゃないか」
という考えも同時に浮かびます。

僕から見れば意味のないことのように思えても、
実在しない問題を作って解決している人も、解決してもらっている人も、
両方がそれで満足しているんだったら、本人の自由かもしれません。

僕はサッカーに興味がないですけど、ワールドカップを見るために
海外にまで出向いていく人だっているわけです。
そういう好みのレベルとして見れば、
好きでやっている人たちに対して、僕がどうこう言うものでもないだろう、と。

そう頭で分かっていても、なぜか嫌いなんです。
勝手に実在しない問題を指摘して解決するやり方が。


その理由を突き詰めていって見えてきたのは、僕の中にある
 「人生は有限だ」
という考えのようでした。

他の人がどうやって生きようが、その人の自由だと思う一方で
「人生には限りがあるし、一回きりなんだから…」
といった思いから生まれる「もったいない」という気持ちが消えません。

自分自身の人生に対する焦りも関係しているかもしれません。
その焦りを投影しているという見方。

もう1つは、志半ばで道が途切れてしまった人たちを見てきたから、
という可能性もありそうです。

いずれにせよ、僕の中には人生に対するメタファー的なイメージがあって
それが両方の可能性に反映されている気がします。


 なかなか手に入らないテーマパークのチケットが当たった。
 ずっと欲しくて欲しくて、長年待ち続け、ようやく入手できたチケット。

 それを持ってテーマパークに向かう。

 沢山のアトラクションがあって、事前に調べていて、
 「あれに行きたい、次はこれ、その後でこっちに行って…」
 と少しでも満喫できるように色々と計画まで立てている。

 並ばないと乗れないようなヤツもあるし、
 乗るためには抽選で当たらないといけないようなアトラクションもある。

 人によっては、その高倍率のアトラクションに乗るために
 他には見向きもせずに、何度も何度も抽選に挑み続けたり。

 別のある人は、レストランでのんびりと過ごしていたり。

 大好きなアトラクションだけで何度も遊ぶ人もいれば
 とにかく沢山のアトラクションを回ろうとする人もいる。

 少し疲れたら休む人。
 疲れなんて気にせずに目いっぱい走り回る人。

 アトラクションよりも、友達と話すほうが大事な人もいたり。

 来て間もないうちに、急用で帰らなければいけなくなった人も、
 最初から長くはいられない予定で来た人も。
 逆に、誰よりも長く滞在している人もいる。

 ただ、全員に共通しているのは、ずっといられるわけではなく、
 そのチケットを入手するのは困難である、ということ。

 僕は、そのテーマパークの中で、残りの時間を意識しながら
 精一杯楽しもうとしているようなイメージがあります。

 次に来られるのが、いつになるのかも分からないし、
 ずっと楽しみにしていたから、とにかく満喫したい。

 ちょっとぐらい疲れたって、休んでいたら勿体ないと思う。

 友達の何人かが、途中で帰らなければいけなくなってしまって、
 そのことも残念に思っている。

 人それぞれの好みだとは分かっていても、他の人を見ては
 「せっかく来られたのに、勿体ないなぁ。
  帰らなければいけなかった人だっているのに…」
 と感じることもある。


そんなイメージがあるんです。
それが僕の焦りの感じ。

 テーマパークの中を、じっくりと散策したい人だって良いと思います。
 休憩するのも良いと思いますし、色々な楽しみ方もあるでしょう。

 ただアトラクションの行列を並ぶだけの時間だって
 無駄に思えたとしても必要なプロセスかもしれません。

 本人が、自分でそれを選んでいる分には良いんです。

僕が受け入れ難く感じるのは、
 『道案内しますよ』と言いながら、他人に回り道をさせている人
みたいな感じです。

 最終的に、その人が時間をかけて歩いた道を
 「楽しかった」と思ってくれれば良いなぁ、と僕は願うばかり。

 乗りたかったアトラクションに間に合ってくれれば…。

 どうしても見たかったものがあったはずなのに
 その遠回りな道案内のせいで
 滞在時間に間に合わなくなってしまうのは残念だと感じてしまいます。

最終的に、本人がテーマパークに来たことを「良かった」と思ってくれれば
それに越したことはないんですが。

心残りがあるままで去らなければいけないのは、なんだか嫌なんです。

楽しみ方は人それぞれとはいえ、楽しむための時間を他の人から奪うのは
僕にとって受け入れたくないイメージなんだと思います。

 それにしても、僕は随分と回りたいアトラクションや
 見たい景色が多いみたいです。

cozyharada at 23:35│Comments(0)TrackBack(0)clip!全般 | NLP

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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