2012年05月22日

新学期が始まりました

大学の春休みが終わって、夏学期が始まりました。

二期制なので、夏学期は自由裁量らしいです。
長い夏休みにしても良い、という風潮。
まぁ、夏休みを取る場合は、インターンに行くとかが一般的なようですが。

なので、形式上は「夏休みの期間中に授業をやる」という体裁。
つまり、春学期・秋学期と比べると期間が短いんです。

にもかからず、取得できる単位数は同じ。
そのために、一コマの時間が長くなっています。

だから1.5倍ぐらい、ハードなスケジュールになっているわけです。


今回も心理学の単科受講で、入門的な授業にはなりますが、
今度はアメリカ人の教授なので、授業スタイルはアメリカンな模様です。

宿題の量も多く、授業においてもディスカッションが豊富になるとのこと。

忙しさが増しますが、まぁ、トレーニングとしてやってみようかというところ。


同時に、夜間に開催されているカウンセリングの講座も受けてみました。
全10回で、傾聴を中心とした内容のようですが、
全部を英語でやることになるので、その練習としては良いか、と。

自分自身のカウンセリング経験からしても、
自分が使っているフレーズや質問は、学ぶ前には使わなかった日本語ばかりです。

ですから、カウンセリング用の言葉は体験学習で学んでいくのが自然で
かつ、状況とセットにして身につけられるという点で望ましいかと考えています。

このカウンセリングの講座は受講するかどうか、ギリギリまで迷っていました。

ところが、実際に講座に出席してみて、久しぶりに楽しめているのに気付きます。

初回の始まる前、自分の体の中に「楽しみにしている」感覚がありました。
「あ、この体の感じは”楽しみにしている”んだなぁ」と理解しつつ、
久しぶりに何かを学ぶことを”楽しみにしている”感じに対して、
自分で「そんなに楽しみだったのか…。そりゃあ、良かったねぇ。」と伝えておきました。

もちろん、内容は100%納得できるものではありませんし、
異論の大きいものでもあります。

しかしながら、一流派として学ぶにあたって、
その道でトレーニングを受け、研鑽を積んできた人と接するのは充実感があります。

心意気が感じられるし、机上の空論ではない。
精神論寄りではありますが、だからこそ反発しようもないのかもしれません。

「理想論だけど、それは大事ですよね」と思えますから。

そして内容が傾聴を中心としたカウンセリングであるだけに
そこには”分かったつもり”にさせるような都合のいい理論はありません。

重要なのは精神論。
1、一致感をもって、心からの対応をする。
2、無条件の肯定的関心を向ける。
3、正確な共感を示し、相手の枠組みを理解する。

そりゃそうだ、という内容ばかり。

「無意識が…」とか「潜在意識は…」とか、
「幼少期のトラウマが…」とか「禁止令によって、ビリーフが…」とか、
そんな枠組みでクライアントを理解する理論が無いようです。

とにかく、全く異なった個人を、丸ごと理解して、共感しましょう、という趣旨。

おそらく、そういう精神論は日本に伝わっている
ロジャース派のカウンセリングでも習うところでしょうし、
それを示すためとして、『積極的傾聴』の”技術”を学ぶんでしょう。

ただ、日本とアメリカの心理療法業界で大きく違うのは、
アメリカの心理臨床は非常に厳しい制限を受けていて
師匠からスーパーバイズを受けるのが一般的だということ。

つまり、精神論のような傾聴の技術であっても
職人芸的な細かいポイントに関しては、師匠から直接の指導を受けながら
技術レベルを徹底的に向上させようとするわけです。

重要なのは、「型を学んで、型どおりにできるかをテストする」ようなことではなく、
「心構え的な理想論を実現していくために徹底した個別指導をする」ところ。

そこに「クライアント中心療法」ではなくて
「パーソン・センタード・アプローチ」の趣旨がある気がします。

実際、ロジャース自身が、以前に打ちたてた「クライアント中心療法」を自ら離れ、
晩年の新たな形として「パーソン・センタード・アプローチ」を提唱した。

それこそが、”傾聴”を中心とした技術の重要性から、
”心と心の触れ合い”を中心とした精神論の重要性に
移っていったことを示している気がします。

そして、一人ひとり、個別の人間として、”本物の”関わりをしていくのなら、
その指導にあっても、個別の対応になるのが自然というものでしょう。

「人は皆違う」、「違いを尊重して傾聴しましょう」なんて言いながら、
それを教える側が、誰に対しても同じように教えるなら、
言っていることと、やっていることが全く違ったものになってしまいますから。


細かな技術に関して大きな期待があるわけではありません。
言語的、文化的な違いを理解し、英語モードの幅を広げたいのが1つの目的。

同時に、実際に初回の講座を受けてみて沸いた期待は、
細かいトレーニングを積み、カウンセリングを実践してきた人が
何をしているのかに触れてみたい、ということです。

「どんな意図を持ってやっているのか」
…そこさえ明確になっていれば、あとは好みとポリシーの問題ですから。

自分のスタイルと違っても、1つの方針として尊重できる気がします。

自覚して、意図を持って、選んで何かをしている人は、
意見を聞いていても楽しいだろうと思います。

そのレベルでも楽しみが増えればと期待しているところです。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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