2012年05月28日

「自分の範囲」と意識状態の関係

久しく偏頭痛が出ていなかったのですが、かなり重めの状態になりました。
普段は一晩寝て、翌朝起きると楽になっていることが多いのに
今回は二日目まで続く状態。

かなり色々なところに支障が出るのが忙しいときは大変だと感じます。

まぁ、忙しい時のほうが偏頭痛にもなりやすい印象がありますから、
負荷の量と関係しているのであれば、限界を教えてくれているのかもしれません。


偏頭痛としての痛みが治まってきたあたりでも
ボーっとした感じは、しばらく続きます。

で、振り返ってみると、このボーっとした感じ自体は
セミナーの翌日ぐらいには結構な頻度であるようなんです。

どうやら、程度の軽い状態がボーっとした感じで、
ひどくなると痛みに繋がる…というところなんじゃないか、と。

ボーっとした感じというのは、どうもシャッキリしないというか
五感の使い方が受動的になっていて、情報を取りにいっていない感じです。

自分の体に対する意識も下がっていて、姿勢も歩き方も適当。

なんていうか、半径1mぐらいのカプセルの中にいて
カプセル内には薄くガスがかかったようなイメージです。

体の外の世界が曖昧に感じられて、音も映像も不鮮明。

体の内側の感じもドンヨリしていて細かい情報が分からないんです。
すごく大雑把に体の不快感だけが感じられます。

体の範囲というか、表面部分に対しても曖昧になっていて
自分の身体が少し、周りに溶けだしてしまっているような感覚です。

もっと広い範囲にまで自分の体の感覚が広がっていると、
それはそれで安定感があって、リラックスした良い感じがしますが、
溶けだしている範囲が、周りに50cmぐらいの状態なんです。
…喩えていうと。

これが不鮮明な感じ方を表現しているんでしょう。
シャッキリしないわけです。

カプセルの感じも透明度が低く、濁ったプラスチックみたいで
こいつも決して心地良くない。

強く意識が向くのが首や肩の痛みと重み、そして頭痛。
頭にこもった熱。

ドヨーン、ドヨーンと鈍く遅くなった印象があります。


それで思ったんです。
これはセミナーで頑張った後と逆の状態かもしれない、と。

セミナーの最中には意識の範囲が人のいる空間全体にまで広がります。
そこまでがクリアになっていて、感度が上がっている状態なんです。

化学で使う測定機器に喩えると(例えばHPLC)、
低い濃度まで分析できるように感度を上げながら
それでいてベースラインがピシッと安定している状態です。

偏頭痛のあるとき、ボーっとしてくるときは、それが逆。
ベースラインの線自体が太くなっていて、ギザギザしていて、一定にならない。
しかも検出感度も悪いので、よほど高濃度じゃないと検出できない感じです。

感覚的には、10倍以上の差がある気がします。

デスクワーク中心でシャキッと仕事を進めていたり、
勉強に集中しているときが、僕のスタンダードになっているようです。
そこを基準に考えているみたいです。

で、偏頭痛になると半分以下…多分1/4ぐらいに感度が落ちます。
全部がボヤーッとしてくるんです。
多分、目の開き方も減っているでしょう。

全てが”のそーっ”と、スローダウンした感じです。
自分だけ周りの世界よりもスローになっている印象。

この状態で温泉にでも浸かっていれば気持ちも良いんでしょうが、
それで渋谷の街中を歩くとなると大変です。

単純に言えば、「疲れている」ということなのかもしれません。

普段は、すれ違う人も流れる景色も沢山の情報を処理しながら
頭が回転している状態で道を歩いている気がしますから。

音楽でいうと、一小節に入っている音符の数が違うと言えます。
街中が8ビート、つまり8分音符が8つで一小節として流れているとしたら
快適な状態で生活しているときの僕は16ビートぐらいです。

8分音符を2つに分けて聞いている感じ。
「ワン・ツー・スリー・フォー…」を「ワ・ン・ツ・ウ・スリ・イ・フォ・オ」と。

そんな風になってきたのは、5年前ぐらいからかもしれません。

で、そのリズムが、体調が悪くなると落ちるわけです。
4分の4拍子で、しかも短調になったみたい。

ちなみに僕はテストとか、何かの本番とかになって気合いが入ると、
アドレナリンが出るのか、さらにスピードが倍ぐらいになる感覚があります。
32ビートです。

時間制限のあるテストなどでは非常に役立ってきたと思いますが、
反面、スポーツには不向きでした。
練習のタイミングと大幅にズレてしまうからです。

大学の頃、皆で野球をやっていたときなどは、気合が入ると
普段のタイミングでバットを振ったつもりが速く動き過ぎてしまうんです。
だから、あえて重いバットでスイングを遅らせる必要があったり。

「ダブルプレーのチャンス!」と思ったら、ベースに入ってボールを捕ったつもりが
まだボールが来る前に、捕球から送球の動作までしてしまったこともあります。

周りがスローモーションになって、自分だけ速く活動している感じ。

当時は、自分が気合いを入れると32ビートになるなんて意識していなかったですが、
それによって助かっていた部分、失敗していた部分の両方があったようです。

今、セミナーをやっているときも32ビートか、それ以上に内面のスピードを上げて
意識に上げる情報の範囲も空間的に広げている感じがあるので
普段よりも沢山のことを処理しているんだと思います。

カウンセリングでも処理量は上がりますが、空間的に感じ取る範囲が
セミナーと比べると狭くなるので、処理スピードを一番上げるのがセミナーなんでしょう。

それで、久しぶりに処理スピードを目一杯に上げるようなことをして
負荷がかかり過ぎた結果、疲労を含めて偏頭痛になった。
…そんなところかもしれません。

スピードを上げ過ぎたから、スローな時間を数日とることで調節しているのでしょうか。


そう思うと、ある程度は仕方ないと感じられてきますが、
それでもやはり現実的に困るところもあります。

そこで今回の発見は、空間的に半径1mの範囲で境界がボヤけているなら
それをシャープに戻せば良いんじゃないか?ということです。

関わってきたクライアントの方々の中には、常日頃から境界がハッキリせず
感受性が強い反面、人ごみのストレスに弱い方もいました。

その場合、バリアを張るようなイメージで対処するケースが多かったんですが、
それだと僕の体調不良時のカプセルみたいなもので、
負荷は減ってもパフォーマンスが落ちるデメリットもあったかもしれません。

もちろん、僕のケースは疲労もあって速度を遅くするほうが目的でしょうから
カプセルの中の空間を濁らせてドヨーンとしておくのが重要なんだと思います。

それと比べると、感受性の高い人は透明度の高いカプセルで対応していたはずです。
身を守りつつ、それほどドヨーンとはしない。
ですが、日頃感じているものを遮断すると「何か下がった」感じがあっても自然でしょう。

そこで役立つのが、
 そもそも広がっている空間を狭めていく
という方法。

自分の範囲を、自分の体の表面までにして、体表面の境界を意識する。
すると、世の中との繋がりが減って孤立感(自立感)が強まり
周りとは無関係に自分をシャッキリさせることができます。

僕の場合、曖昧に広がってしまった範囲を意図的に狭めるつもりになると
途端に世界がシャープに感じられてきて、頭も体もスッキリしてきます。
情報処理スピードと、体の中の感覚への感度が上がる感じ。

痛みや重みからも楽になるようです。

僕にとって、一人で効率的に仕事をしているときの感じに近いんですが、
そのように自分の空間意識を変えるだけで、体験の雰囲気がガラっと変わります。

自分の体の範囲をキッチリ意識できるように自分の空間範囲を限定すると
自他の区別が強化されますから、周りに振り回される度合いも減りますし、
人ごみのストレスにも耐えやすくなると思います。

「なんだかボーっとしている」
「シャッキリしない」
「自分の中がドンヨリした感じ」
…そういうときには、あえて自分の体の”範囲”を意識してみて
自分を小さく押し縮め、密度高く圧縮するイメージをしてみるのも効果的でしょう。


まぁ、僕の場合は、疲労回復のためにドヨーンとしているんでしょうから
そこで無理にコントロールしてしまっては意味がないかもしれませんが。

cozyharada at 23:38│Comments(0)TrackBack(0)clip!NLP | 心理学

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
おしらせ
 ◆ セミナー情報 

New!

《コミュニケーション講座》
 〜人を育てる指導力〜

【日時】 
  2019年6月16日(日)
   10:00〜16:30


【場所】 
  北とぴあ 601会議室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《瞑想講座》

【日時】 
  2019年6月22日(土)

  午後の部 13:30〜16:30
  夜間の部 18:00〜21:00

【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細は後日


《怒りの取り扱いマニュアル》
 〜期待の手放し方と
  ゆるしの技法〜


【日時】 
  2019年7月6日(土)
     7月7日(日)
   10:00〜18:30


【場所】 
  滝野川会館

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
   南北線西ヶ原駅より7分

詳細はこちら>>
次回未定


 ◆ 過去の講座 

《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


当時の内容はこちら>>


《勉強会》 

【テーマ】 変化の流れを考える

当時の内容はこちら>>
次回は未定



 ◆ お問い合わせ 
  技術向上、
  コンサルティング、
  スーパーバイズ、
  執筆・講演…

  諸々のお問い合わせはこちらへ>>



ホームページ
バナー1


プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
Archives
最近のコメント
QRコード
QRコード