2012年05月31日

懐かしの”環状オリゴ糖”

『ヘルシア五穀めぐみ茶』を飲んでみました。

僕は結構、”十六茶”とか”爽健美茶”とかの味が好きなので、
ヘルシアの”五穀めぐみ茶”も好きな部類でした。
どうしても苦みと渋みは強いですが。

それでも『ヘルシア緑茶』の衝撃的な苦みと比べると、ずっとマイルド。

ヘルシアを忘れて飲めるぐらいに感じます。

それには、もちろん、ハト麦、とうもろこし、発芽玄米などの
香ばしさと甘みが関わっているとは思います。

ですが、成分中に含まれる『環状オリゴ糖』の効果もあると考えられます。

多分、この『環状オリゴ糖』のせいで、ヘルシアのお茶は
お茶であるにもかかわらず、ある程度のカロリーがあるはずです。


環状オリゴ糖といえば、一般的には『シクロデキストリン』です。

『シクロ』が『環』、『デキストリン』が『グルコース(ブドウ糖)』の繋がったもの。
シクロデキストリンは、グルコースが繋がって輪っか状の形をした物質です。

輪っかを作るグルコースの数によって、輪の大きさが変わります。
ここが、ポイントです。

輪っかの大きさによって、内側に入り込める物質の大きさが変わるんです。
ですから、内側に閉じ込めたい物質に合わせて、
環の大きさ(グルコースの数)を選ぶと、ある程度は
狙った物質だけを閉じ込められる、というわけです。

グルコースが繋がったものは”デンプン”に代表されるように
アミラーゼなどの消化酵素で分解されます。
(「食物繊維」といったときは、分解されにくい形をしていますが)

なので、口から摂取して体内に運ばれると、シクロデキストリンから
その中に内包されていた物質が出てくることになります。

おそらく、ヘルシアの場合は、茶カテキンをシクロデキストリンで囲っているのでしょう。

カテキンの重要な機能は「抗酸化作用」です。
「抗酸化作用」というのは、裏を返せば、
 その物質自体が酸化されやすい
ということなんです。

他のものが酸化される前に、その物質が先に酸化されてくれるので
他の物質が酸化されるのを防いでくれる、というストーリーです。

ビタミンCは、まさに抗酸化作用の代表ですが、非常に酸化されやすいものです。

一般的にペットボトルのお茶にはビタミンCが含まれていますが、
これはお茶の成分が酸化されてタンニンが沈澱しないように
もっと酸化されやすいビタミンCを、「抗酸化作用」の目的で入れていると言えます。

ヘルシアの肝は「茶カテキン」で、これも「抗酸化作用」を持ちますから
できるだけ酸化されないようにガードしておきたいはずです。

実際、ヘルシアのシリーズは、ペットボトルの口を開けてから
長時間かけて飲んでいると、徐々に味が変わってきます。
カテキンが酸化されていると思われます。

そこで、茶カテキンが酸化されるのを防ぐために
シクロデキストリンで囲っておいて安定化している、ということでしょう。


そんなことを大学一年の「工業化学総論」で、応用生物科学の先生に教わりました。

もう随分と前の話です。
10年以上前に退官されて、その後は、
どこかの専門学校の校長先生だか顧問だかをやっていました。

特別に授業の面白い先生だったわけではありませんでしたが、
なんとなく生物系の内容が楽しく思えたので、結局、その先生の研究室に入ったんです。

沢山飲んでも、お腹を下さない加工牛乳、その名も「アカディ牛乳」の話や、
人口イクラの作り方、ポッカの「キレートレモン」の手伝いをした話など、
身近なところに溢れる生化学を勉強していたものです。

…勉強、という感じではなかったかもしれません。
ただ、「へぇー」と話を聞いていただけ。

その身近で生活に密着した感じが好きだったのかもしれません。

そして、当時習ったことを今でも鮮明に覚えていたりします。

忘れないのは、日々、そういうことを考えているからのような気がしました。
考えない内容は忘れていっているようですから。

当時は好きだった無機化学の内容は、もう名称ぐらいしか思い出せません。
大学の時に行った旅行は、”日本全国の窯元を巡る”焼き物探索一人旅でしたから
無機化学でセラミックとか、石のことを考えるのも興味があったんです。

しかし、今に思うと、興味があったのは焼き物の芸術サイドの部分であって、
その芸術面を化学的に扱ってみたかっただけに感じられます。

僕はきっと、芸術的側面を持ちつつ、生活として間近に感じられるものを
科学的(化学的)に見ていくのが好きだったんでしょう。

もし、無機化学のほうに行っていたとしたら、きっとセラミック関係の会社に就職して
その後でやっぱり会社を辞めて、陶芸家にでもなろうとしていたかもしれません。
それで人間の芸術活動を理解したくなって、心理学とかも始めて、
結局は同じようなところに来ていたような気がします。


自覚があろうが無かろうが、『なんとなく好きでやっていること』にこそ
その人の本質的な願望があるのかもしれません。

自分の好きなものの中の、自分の好きなところ。
それを色々と全般に調べていってみると、本質的な共通点が見えてくると思います。

また、頻繁に思い出される内容は忘れにくいはずですから、その意味では
その中に、思い出すための理由があるとも考えられます。

ですから
 あまり強烈な体験だったとは思わないのに、なぜか、ずっと記憶に残っていること
も、思いつく限り書きだして、印象に残っている部分をピックアップしていくと、
そこでもまた共通点が見えてくるんじゃないでしょうか。

もちろん、その共通点を大事にするように意識していけば
自分の選択や進み方に自信を持てるようになるでしょう。

ただ、それ以上に重要だと思うのは、
そうした自分にとって大切で、なんとなく好きなことをすることで
心身のバランスを取りながら、日々を快適に過ごせる、という部分です。

以前は良くやっていたことを、引っ越しや仕事の変化が理由で
やめてしまってから、少しずつ調子が悪くなっていくようなケースは多いようです。

逆に安定感のある人は、以前やっていた習慣が続けられなくなると
共通点のある別のことを知らず知らずのうちに始めていたりします。

自分の好きなことを、具体的な行動や物としてではなく、
「それを通して何を楽しんでいるのか」の観点で知っておくと
色々と日常に活かせるはずです。

せっかく好きなわけですから、堂々とやりたいものだと思います。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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