2012年06月27日
歯医者に行きました
詰め物が取れたのは土曜日の夜でした。
ですから、急いで電話予約というわけにもいかず、
インターネットで以前通っていた歯科医を検索しました。
すると、ネットから申し込める仕組みがついていました。
それで予約をしました。
最短でできる日です。
そして当日のその時間を迎え、歯医者に行ってみると
予約されていないとの答え。
まぁ、歯科医の受付にコミュニケーション能力は期待していないので、
じゃあ一番早い時間帯はいつなのか?と聞きました。
すると、
どうやって予約したか?
とか
予約確認のメールが届いたか?
とか、そんな話ばかり。
自分のところのパソコンに連絡が来ていない以上
予約を申し込んだ形にはなっていないということでした。
予約確認のメールは届いていませんでしたが
予約確認画面には、しっかりと記録があったのは間違いありません。
まぁ、取れてないなら、それで良いんですけど
時間の合間を縫ってやってきたわけですから、
一番早くやってもらうのは、いつになるのかを聞きたかったんです。
時間によっては、そこで課題をやりながら待つこともできましたから。
ところが、「読めません」の一点張り。
何も正確に知りたいわけではなくて、何時間ぐらいなのかとか、
場合によっては、最短で予約できる日を決めても良いはずです。
そもそも、僕が初診でその歯医者に行ったときは予約無しで行って
1時間ぐらい待って当日に診てもらった記憶があります。
予約を取るから帰って、別の日に出直してくる
…ということではなかったんです。
だったら、同じようにできるんじゃないか、と。
それでも「読めません」と。
「もう予約が一杯ですし、急患の方がいらっしゃることもあるので
どの時間になるかが分からないんです。」
歯医者の急患っていう意味も良く分かりませんが、
救急車で運ばれてくるわけではないでしょう。
むしろ、詰め物が取れて、一刻も早く治したかった僕だって
急患扱いになるんじゃないのか?と思いました。
まぁ、受付の人には決定権はないでしょうから仕方ないかと考えていると
院長にあたる歯科医に話しに行ったようです。
奥から話し声が聞こえました。
どうもイライラしながら受け答えている模様。
怒りが滲み出ている声でした。
受付の人は委縮し始めて、なんだか怒られているような構図。
多分、いつもあんな感じで”命令”しているんでしょう。
語気は荒く、言葉遣いも命令文で荒々しい感じでした。
それが待合室まで聞こえている。
…この時点で、僕は相当、この歯科医に対して不満が高まっています。
僕がトレーナーとして関わってきた歯科医の皆さんは
コミュニケーションを大切にする人ばかりでしたし、
物事を自分の責任として捉える傾向の強い人ばかりでしたから。
もう1つの理由は、ホームページに
「患者さんとのコミュニケーションが…」うんぬん、と
丁寧な対応を売りにしているようだったところにあります。
それで、その院長が出てきて
「こちらのパソコンに記録が残っていないので
予約をしたことにはなっていないんです」
と言いました。
もう自分の責任逃れみたいなことしか言わず、
どうすれば最短でやってもらえるのかの話もさせてくれません。
挙句、だんだんとキレ始めてきて。
歯の状態のことは、一度たりとも聞かれませんでした。
患者のことよりも、自分のスケジュールのほうが大事なようでしたから
もう、その歯医者には二度と行かないことにして帰ってきました。
思えば、あの歯医者に始めていったのは4、5年前だったと思います。
僕が観察やペーシングの本質と思えるものに気づいたのは
歯医者の治療を終えて、しばらくしてからだったんです。
今思うと、あの頃は未熟だったなぁと感じます。
今なら、歯医者の建物に入った瞬間に違和感を感じているでしょう。
本当にゼロから歯医者を選ぶ段階だったら、候補に挙げていないと思います。
まして、あの歯科医の風貌と声を聞いたら、
僕の求める診察は得られないはずだと判断するでしょうし。
当時は分からなかったんですね。
ネットで調べて、それなりに評判が良さそうで
「丁寧に説明してくれる」という情報を頼りに行きました。
かなり言語情報に片寄っていた時期です。
当然、治療の内容なんて評価できませんから。
振り返ると、何も考えずに通っていたことに気づきました。
それが、いつの間にか、僕がサービス業を選ぶときの基準は
コミュニケーションの内容に移り変わっていました。
今の住まいに引っ越すときにも、沢山の不動産屋を渡り歩いて、
結局、一番コミュニケーションが心地良かった人から
物件を選ぶことにしていましたし。
「この人が一生懸命やってくれているんだから」という想いが沸いていたものです。
飲食店もそうです。
僕が良くいく食事処は、明らかに、優秀なホールマネージャーがいるからです。
家電量販店で、すぐに買うか、しばらく待つかの判断基準も
対応してくれた店員のコミュニケーションによります。
そして、そのコミュニケーションを判断するのにも
あまり時間がかからないようです。
ということで、新たに歯医者を探し直すことにしました。
ホームページを色々見て選んでみようか、と。
口コミは気にしません。
1つには、ホームページに、経営意識が反映されると思いますので。
特に歯科医の場合、医療行為の側面とサービス業としての側面が
両立していないと上手くいきにくいだろうと想像します。
その意味で、治療への想いと、経営に対する工夫が
ホームページの作り方から伺えると感じます。
何より重要なのは、歯科医の顔写真。
ハッキリ言いますが、僕は人を見た目で判断しています。
ただし、大雑把に見た目の印象を感じるのではなく、
詳細に分析して、沢山の情報を見た目から取るようにしています。
僕にとっては、話を聞くのも、見た目の情報も、重要度は変わりません。
話の内容だって、文章だって、どれぐらい活用できるかは場合によります。
沢山の内容が書かれていても、本心を表していない文章であれば
その文字情報に、どれだけ価値を置けるかは分かりません。
重要なのは、見た目なのか、声の印象なのか、話の内容なのかではなく、
どの種類であっても多くの情報を得られているかどうか、です。
判断に使える情報量を増やしたいんです。
そのためには、僕にとっては写真が重要です。
写真は実物とは違いますが、それでも写真に出ているものはありますから。
それで新しい歯医者は、ホームページのデザインと内容の工夫、
伝えたいメッセージの統一性、治療に対する想いを読みとるようにして選びました。
もちろん、顔写真も重要です。
行ってみると、設備も新しいところでしたし、
何より運営上の工夫がシッカリしていました。
歯科医の技術は分かりませんが、経営者として優秀なんでしょう。
ただ、一人ひとりの患者の気持ちを大事にするタイプではない印象。
むしろ関心の対象は、『患者の口の中』といった感じでしょうか。
話しかけると、少しだけ面倒くさそうに答えますから。
多分、自分のリズムが崩れるのが嫌なんじゃないかと推測しました。
それだけ、忙しい中を、治療のクオリティを考えながら動いている気がします。
患者本人よりも、ずっと患者の口の中を気にかけている人だと思います。
それが感じられれば、僕としては満足です。
ですから、急いで電話予約というわけにもいかず、
インターネットで以前通っていた歯科医を検索しました。
すると、ネットから申し込める仕組みがついていました。
それで予約をしました。
最短でできる日です。
そして当日のその時間を迎え、歯医者に行ってみると
予約されていないとの答え。
まぁ、歯科医の受付にコミュニケーション能力は期待していないので、
じゃあ一番早い時間帯はいつなのか?と聞きました。
すると、
どうやって予約したか?
とか
予約確認のメールが届いたか?
とか、そんな話ばかり。
自分のところのパソコンに連絡が来ていない以上
予約を申し込んだ形にはなっていないということでした。
予約確認のメールは届いていませんでしたが
予約確認画面には、しっかりと記録があったのは間違いありません。
まぁ、取れてないなら、それで良いんですけど
時間の合間を縫ってやってきたわけですから、
一番早くやってもらうのは、いつになるのかを聞きたかったんです。
時間によっては、そこで課題をやりながら待つこともできましたから。
ところが、「読めません」の一点張り。
何も正確に知りたいわけではなくて、何時間ぐらいなのかとか、
場合によっては、最短で予約できる日を決めても良いはずです。
そもそも、僕が初診でその歯医者に行ったときは予約無しで行って
1時間ぐらい待って当日に診てもらった記憶があります。
予約を取るから帰って、別の日に出直してくる
…ということではなかったんです。
だったら、同じようにできるんじゃないか、と。
それでも「読めません」と。
「もう予約が一杯ですし、急患の方がいらっしゃることもあるので
どの時間になるかが分からないんです。」
歯医者の急患っていう意味も良く分かりませんが、
救急車で運ばれてくるわけではないでしょう。
むしろ、詰め物が取れて、一刻も早く治したかった僕だって
急患扱いになるんじゃないのか?と思いました。
まぁ、受付の人には決定権はないでしょうから仕方ないかと考えていると
院長にあたる歯科医に話しに行ったようです。
奥から話し声が聞こえました。
どうもイライラしながら受け答えている模様。
怒りが滲み出ている声でした。
受付の人は委縮し始めて、なんだか怒られているような構図。
多分、いつもあんな感じで”命令”しているんでしょう。
語気は荒く、言葉遣いも命令文で荒々しい感じでした。
それが待合室まで聞こえている。
…この時点で、僕は相当、この歯科医に対して不満が高まっています。
僕がトレーナーとして関わってきた歯科医の皆さんは
コミュニケーションを大切にする人ばかりでしたし、
物事を自分の責任として捉える傾向の強い人ばかりでしたから。
もう1つの理由は、ホームページに
「患者さんとのコミュニケーションが…」うんぬん、と
丁寧な対応を売りにしているようだったところにあります。
それで、その院長が出てきて
「こちらのパソコンに記録が残っていないので
予約をしたことにはなっていないんです」
と言いました。
もう自分の責任逃れみたいなことしか言わず、
どうすれば最短でやってもらえるのかの話もさせてくれません。
挙句、だんだんとキレ始めてきて。
歯の状態のことは、一度たりとも聞かれませんでした。
患者のことよりも、自分のスケジュールのほうが大事なようでしたから
もう、その歯医者には二度と行かないことにして帰ってきました。
思えば、あの歯医者に始めていったのは4、5年前だったと思います。
僕が観察やペーシングの本質と思えるものに気づいたのは
歯医者の治療を終えて、しばらくしてからだったんです。
今思うと、あの頃は未熟だったなぁと感じます。
今なら、歯医者の建物に入った瞬間に違和感を感じているでしょう。
本当にゼロから歯医者を選ぶ段階だったら、候補に挙げていないと思います。
まして、あの歯科医の風貌と声を聞いたら、
僕の求める診察は得られないはずだと判断するでしょうし。
当時は分からなかったんですね。
ネットで調べて、それなりに評判が良さそうで
「丁寧に説明してくれる」という情報を頼りに行きました。
かなり言語情報に片寄っていた時期です。
当然、治療の内容なんて評価できませんから。
振り返ると、何も考えずに通っていたことに気づきました。
それが、いつの間にか、僕がサービス業を選ぶときの基準は
コミュニケーションの内容に移り変わっていました。
今の住まいに引っ越すときにも、沢山の不動産屋を渡り歩いて、
結局、一番コミュニケーションが心地良かった人から
物件を選ぶことにしていましたし。
「この人が一生懸命やってくれているんだから」という想いが沸いていたものです。
飲食店もそうです。
僕が良くいく食事処は、明らかに、優秀なホールマネージャーがいるからです。
家電量販店で、すぐに買うか、しばらく待つかの判断基準も
対応してくれた店員のコミュニケーションによります。
そして、そのコミュニケーションを判断するのにも
あまり時間がかからないようです。
ということで、新たに歯医者を探し直すことにしました。
ホームページを色々見て選んでみようか、と。
口コミは気にしません。
1つには、ホームページに、経営意識が反映されると思いますので。
特に歯科医の場合、医療行為の側面とサービス業としての側面が
両立していないと上手くいきにくいだろうと想像します。
その意味で、治療への想いと、経営に対する工夫が
ホームページの作り方から伺えると感じます。
何より重要なのは、歯科医の顔写真。
ハッキリ言いますが、僕は人を見た目で判断しています。
ただし、大雑把に見た目の印象を感じるのではなく、
詳細に分析して、沢山の情報を見た目から取るようにしています。
僕にとっては、話を聞くのも、見た目の情報も、重要度は変わりません。
話の内容だって、文章だって、どれぐらい活用できるかは場合によります。
沢山の内容が書かれていても、本心を表していない文章であれば
その文字情報に、どれだけ価値を置けるかは分かりません。
重要なのは、見た目なのか、声の印象なのか、話の内容なのかではなく、
どの種類であっても多くの情報を得られているかどうか、です。
判断に使える情報量を増やしたいんです。
そのためには、僕にとっては写真が重要です。
写真は実物とは違いますが、それでも写真に出ているものはありますから。
それで新しい歯医者は、ホームページのデザインと内容の工夫、
伝えたいメッセージの統一性、治療に対する想いを読みとるようにして選びました。
もちろん、顔写真も重要です。
行ってみると、設備も新しいところでしたし、
何より運営上の工夫がシッカリしていました。
歯科医の技術は分かりませんが、経営者として優秀なんでしょう。
ただ、一人ひとりの患者の気持ちを大事にするタイプではない印象。
むしろ関心の対象は、『患者の口の中』といった感じでしょうか。
話しかけると、少しだけ面倒くさそうに答えますから。
多分、自分のリズムが崩れるのが嫌なんじゃないかと推測しました。
それだけ、忙しい中を、治療のクオリティを考えながら動いている気がします。
患者本人よりも、ずっと患者の口の中を気にかけている人だと思います。
それが感じられれば、僕としては満足です。