2012年07月26日

答えを聞きました

前に「 think about nothing 」のニュアンスについて書きました。
そのときの内容はこちら>>

瞑想とは何か?と聞かれたネイティブの一人が
「 to think about nothing 」と答えた、という話です。

それで
「 to think about nothing 」と
「 not to think about anything 」
とは同じか?という疑問です。

僕のイメージでは
「 to think about nothing 」だと「考える」作業をやっている感じ。
ただ、考えている中身が無い。

一方、「 not to think about anything 」の場合
「どんなことについて考えることもしない」というイメージが浮かびます。
つまり「考える」という作業をしていない状態です。

僕にとっては、2つの言い方が違う内容に思えたんです。

それでネイティブ・スピーカーに質問してみました。


ネイティブも僕のイメージしたのと同じニュアンスを感じるそうです。

「何も考えない」というのであれば
「 not to think about anything 」
のほうが近いようです。

文法的にも、「 not to think about anything 」のほうが普通だろう、と。

「 think about nothing 」は何か矛盾した感じがすると言っていました。

ただし、瞑想を「 to think about nothing 」と答えた彼のイメージが
意図的に「考える作業はしているんだけど、その中身が空っぽ」
というニュアンスで答えていた可能性もあります。

そして、
「考える作業をしているけど、中身が空っぽ」と
「何も考える作業をしてない」
のと、どちらが瞑想に近いのかは、また別の話になります。

「 not to think about anything (何も考える作業をしない)」だと
何か別の作業をしている可能性も想像されますし、
そこまで踏まえて「 to think about nothing 」だったのかもしれません。


それはともかく、「 not 」のつく位置でニュアンスが変わるというのは
言語としては自然なことのようです。

ちなみに、沢山のネイティブに確認したわけではありませんから
全員がそう感じるかは分かりませんが。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
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