2012年08月26日

裏にも目を向ける

色々な作業で共通していると思うんですが、
『裏をとる』というのは効果的なようです。

「根拠を集める」とか、「証拠を見つける」という意味ではありません。

「普通にしていると注意が向きやすい部分の逆側に注意を向ける」
という意味です。


音楽でいうと、リズムの裏拍をとるのに相当します。

今でも印象に残っていますが、何かの音楽番組かオーディション番組で
ダンスの指導をしている人が言っていたことです。

音楽自体は8ビートの曲で、それに合わせて踊るという状況。
振付としては「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト」
に合わせて、動作が決められている。

ですから、「ワン」から「ツー」にかけてで、動作が変わるわけです。

そのときに、「ワン」の時間全部をかけて動作を変えるのではなくて、
「ワ・ン」に分けて動くようにするんだ、という話でした。

カッコイイ人は、「ワ」では止まっていて、「ン」で素早く次の動作に移る。

半分の時間は止まっていて、残り半分の時間で動く。
…そんな指導でした。

つまり、8ビートを実質は16ビートとして扱っているということです。
1つの”まとまり”を8分割で捉えるのと、16分割で捉えるのであれば
処理できる量が倍になるといえます。

解像度が倍になったというか、ハイスピードカメラにしたというか、
とにかく処理量を増やしているんです。

もちろん、それには半分の時間で動作を完了するだけの
筋力とスピード、キレが必要です。

ただ、それが満たされれば、できることが増えるだろう、と。


絵画であれば、前景となる対象だけを描くのではなく、
背景となる余白を描くようにする。

書道であれば、文字の黒の部分だけを意識して書くのではなく
白として残る部分も見るようにする。

文学であれば、行間を読むという感じでしょうか。

コミュニケーションにおいては、むしろ”裏”となっている部分のほうが多いでしょう。

人それぞれ自分の注意が向きやすい部分は違います。
そして、その情報に頼ってコミュニケーションをします。

感情を捉えるときを例にとれば
全面的に分かりやすく表れている感情の奥に、
同時に別の感情が共存していることがあります。

何か上手いことを言ったり、カッコいいリフレーミングの言葉をかけたり、
魔法の言葉や質問で気づかせたり…。
そういうことの裏にも、「あえて何も言わない」というメッセージが持つ
大切な意味だってあるはずなんです。

何かをしてあげる優しさもあれば、
傷つけることをしない優しさもあるんです。


意識が向きやすいことの裏にも注意を向ける。
そこから見つかることが沢山あると思います。

僕の場合は、体の使い方ですね。
今まで使っていなかったところが色々とあります。

情報量が増えるのは負荷がかかる面もありますが、
僕は処理量を上げる方向でやっていくつもりです。

全て、生きているうちにしか体験できないことですから。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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