2012年12月09日

非言語での影響

最近、「 The Mentalist (メンタリスト)」のシーズン3のDVDを買いました。

レンタルでもよかったんですが、英語の勉強として繰り返し見られるように
DVDボックスのほうが便利かな、と。

コールドリーディングや催眠に近い言葉の使い方を
本ではなく、もう少しナチュラルな英語で仕入れたいと考えたんです。

なので毎日少しでもDVDを見る時間を取ることにしているところ。

英語に影響が出てくるには、もっと”書き起こし”とかをする必要がありそうですが
非言語への影響は、自分の予想以上に早く出ていることに気づきました。

カウンセリング講座の最中、皆さんに
細かな姿勢の修正や、注意の向け方のポイントなど
個別のフィードバックを行っているときが顕著でした。

自分の歩き方、ジェスチャー、1つの話を終えて次に移行する際のタイミングなど、
何気なく自分がやっていることに、主人公”パトリック・ジェーン”の影響が…。

自分の振る舞いも自覚しながらやっていると
その真っ最中に、自分の振る舞いの違和感に気づきます。

あの感じは、自分の中で、明らかにDVDの影響だと納得できました。

まぁ、決して無礼なことをしているわけでもないですし、
好きで見ているドラマなので癖が移ったとしても嫌ではないですが、
多少の恥ずかしさはありました。


どうやら、人は非言語レベルのメッセージに対して
かなり影響を受けやすいようです。

それはDVDに限ったことでなく、学校の先生やセミナーの講師、会社の上司など
接触頻度の高い相手であれば、大体の場合に当てはまるでしょう。

逆に、僕の場合、「この講師のこの癖は取り入れたくないなぁ」と感じる場合、
かなり積極的にその部分を注意して意識に上げ、
影響を受けにくくなるように工夫していたことも多々あります。


で、この”影響を受けやすい”ということが重要で、
ストレスの原因にもなるし、役立てられるものにもなるんです。

影響を受けやすい状態でテレビなどを見ていると、
表面的に作られた言葉のメッセージや、台本通りのやり取りとは別に
その奥にある出演者の感情なども感じられるようです。

おそらく、細かな非言語をキャッチしているんでしょう。

すると必ずしもバラエティ番組だからといって楽しいとは思えず、
情報番組のはずなのに妙に不快な気分になったりする。

つまり、『なんとなく』で影響を受けてしまっているわけです。

そこでの有効な対策の1つは、その理由を意識化することです。

自分は、どのメッセージを受け取っているのか?
その画面の中に、どんな細かいメッセージがあって、
それがどんな感情を示しているのか?

・非言語メッセージに表れた感情だけに着目して
・その感情と直接的に結びついた非言語の部位を特定する
という作業で、『なんとなく』を意識化するんです。

すると
「この人は口ではこう言っているし、表面的には笑顔を見せているけれど
 この口もとの緩みと喉元の詰まったようなハリは
 ”言いにくそう”な感じを表しているんじゃないだろうか?」
などと思えて、
少なくとも
「良く分からないけど不快」とか
「生理的に嫌」とか
そういった感じにはなりにくいと思われます。


そういう意味でいうと、僕の最近のオススメ番組は
テレビ朝日『マツコ&有吉の怒り新党』でしょうか。

出演者三人のコミュニケーションが
なんとも心温まるやり取りになっています。
とても朗らかに楽しい番組だと思います。

言葉にとらわれなければ、ですが。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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