2012年12月15日

「いかに人を理解するか」

先日の勉強会では、それぞれが考える
「人を理解する」ということについて話し合いました。

セミナーとして知識を学ぶのも面白いものですが、
こうやって自分の意見を言葉にする体験も面白いものだった
と皆さんからの感想を聞けました。

セミナーに参加する方は、なぜか、その後の懇親会でも
かなり真面目な話をする場合があります。

セミナーの最中には相応しくないと判断して言わなかったことが
その後の飲み会では自由に語り合えるものになる。

単に情報交換という側面もある一方で、
根底にある自分の想いを溢れさせる場でもあるのかもしれません。

何かを自ら学ぼうとして思い立ち、外に出ていって勉強するわけです。
当然、その内側には、何かしらの動機があるはずです。

その動機を直接的に表現するか、間接的に表現するかには
個人差があるようですが、自ら語り始める機会を得たときには
奥底にあった動機が形を変えて溢れてくるように見えます。

そのプロセスを通じて、本人が大事なことに気づく場合もありますし、
想いそのものを実感することも深い意味を持っているのでしょう。

そういう語らいを気兼ねなくできるような学び方が
このゼミ形式の勉強会では可能なんじゃないかと思っているんです。


個人的には、「いかに人を理解するか」というテーマでの話し合いから
僕が勉強し始めたころに何を求めていたかを思い出せました。

それは
 『苦しんでいる人がいたとき、
  そっとしておくほうが良いのか?
  手を差し伸べるほうが良いのか?』
というものでした。

僕が勉強を始めたキッカケが、このことと関わっています。

大学生の頃、身近なある人が、とても苦しんでいるように見えました。
当時の僕は、「自分だったら、そっとしておいてもらいたい」という理由で
声をかけず、何もしないことを選びました。

何かあったら、言ってくれれば良いなぁと思いながら。

結果的には、その選択はハズレでした。

後に、本人から「あのとき、なんで何もしてくれなかったのか?」と言われました。
結果的には、あの時の選択が、その人を大きく傷つける引き金になっていました。

それで、自分なりに色々と勉強を始めて、とにかく本を沢山読みました。

また、
会社員の頃、これまた身近な同僚が、とても苦しんでいるように見えました。
今度は、「あのときのように、何もせずに後悔はしたくない」という理由で
自分から声をかけ、なんとか助けになれないかと頑張りました。

本で学んだ技を駆使して、1つの大きな気づきを引き出し、
その場は、そこそこの体裁で話を終えたと思います。

でも、そのときの僕の関わり方は、やってはいけないものでした。

放っておけなくて、自分のワガママで関わっていました。
これまた相手を深く傷つける結果に。

それから、付け焼刃の技ではダメだと思って
本格的に勉強を始めたんです。


セミナーに通い始めたころ、出会う講師に片っ端から
あの質問をしていました。

 苦しんでいる人がいたとき、
 そっとしておくほうが良いのか?
 手を差し伸べるほうが良いのか?

人によって好みがあるなら見分ける方法を知りたい、と
ダイレクトに方法を尋ねたこともありました。

ですが、誰からもピンとくる答えはありませんでした。
むしろ、真剣に質問している側の気持ちをないがしろにするような
プロとは思えない返答も何度か経験しました。

「もっと具体的に質問してもらわないと答えられません」とか
「どうして、その人が困っているって分かるんですか?
 好きで、そんな風な態度をしているかもしれないじゃないですか?」とか。


今にして思えば、当時の僕の質問の様子には
色々な非言語メッセージが加わっていたことでしょう。

それよりも、言葉上の質問内容に、誰もが答えようとしていた気がします。

今の僕が、当時の僕のような人から同じ質問をされたら
多分、違う受け答えをするんじゃないかと思います。

 「痛みを伴う切実なテーマは、大切な原動力になります。
  そのお話は誰かに質問して、気軽に答えを探していいものだとは思えません。
  その質問に、そこまで真剣になれる感性を大切にして
  今後も向き合っていって下さい」

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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