2012年12月26日

【セミナー】カウンセリング講座(1月)

ご案内: 『ホンネを引き出すカウンセリング』講座


日時のご案内だけ先に出していましたが、
1月13日(日)のカウンセリング講座・第二回のお知らせです。

本講座のコンセプトに関しては、こちらをご覧ください>>
(概要説明の回にも、補足説明をしてあります。補足説明はこちら>>


第二回のテーマは『焦点化』です。

ペーシングによって問題の中核部分へのサインを捉える。
それと同時に話の方向性全体をコントロールする必要があります。

実際には、ペーシングの技術が高まってくると
それだけでも十分にニーズを引き出すことができるようになります。

しかし、そこに『焦点化』のための質問の技術を組み込むと
ニーズを特定するまでの時間が短縮されます。

つまり必要最低限の話でニーズ把握のプロセスを終えて
実際のサービス(セラピーやコーチング、施術など)に移るわけです。

誤解して欲しくないのは
 ただ早ければ良いというものではない
ということ。

場合によっては、話を聴くこと自体がお手伝いになっていることもありますし、
心の痛みや疲労の度合いによって求められるスピードは変わります。

ですから、その可能な範囲のスピードにおいて
最短の時間でサービスに移れるようにニーズを把握するのが目標となります。

時間は有限なものですし、ニーズを把握した後のお手伝いにおいても
時間と集中力が必要になります。
そのためにニーズ把握のプロセスは、適切に短時間であるほうが望ましいでしょう。

また、話を聴くだけで問題が楽になっていくことは多々ありますが、
お手伝いの本質として期待されているものは、ニーズ把握の後の部分のはずです。

そのニーズに基づいて、プロから何かをしてもらうわけです。
それがセラピーなのか、コンサルティングなのか、コーチングなのか、施術なのか…
場合によっては何かの品物を販売することもあるでしょうが、
そうした実際のサービスの部分で、現状を変えることが求められています。

「現状に不満があって、それを変えたい」ということです。
「不満」が何かを特定するのがカウンセリングの役割で、
「変える」方法を提供するのが、その後のサービスの部分。

ここでは、クライアントは変化を求めてやってくることを前提として考えていますから
最終的なお手伝いは、変化に対するものになります。

求めているのは「変わりたい」という部分なんです。
苦しみが大きい場合ほど、「早く変わりたい」だろうと思われます。

だから無駄を省きたいんです。

もちろん、一回のお手伝いで、どれだけの変化が得られるかは分かりません。
ですが、まずは楽になってもらう。
少しでも早く楽になってもらいたい。

そういうお手伝いのスタンスとして、無駄を省きたいわけです。

ニーズを把握するのに欠かせない重要なメッセージは見逃さず、
それでいて、必要でない情報収集に時間をかけないようにする。

そのバランス感覚を養うトレーニングが、今回の中心テーマだといえます。

話の焦点を絞って、重要な部分だけを明確にする練習です。
ペーシングに加えて、質問の仕方をトレーニングすることになります。


ここで重要になるのが、
 『質問は命令である』
という発想です。

質問はプレッシャーを与えます。

質問された側には、
「その質問には答えたくありません」と返答することも可能ですが、
現実的に、そういう受け答えをする人は非常に少ないものです。

そして、もし「その質問には答えたくない」と『言わない』選択ができたとしても
その質問内容を『考えない』選択は、まず不可能でしょう。

質問されたら、答えるかどうかにかかわらず、答えを考えてしまうわけです。

そこに質問の強制力があります。
「答えを考えなさい」と命令する作業が質問なんです。

”質問攻め”という言葉あるように、繰り返される質問は
答える側にとって負担になるんです。

本講座のカウンセリングが想定しているクライアントは、
ガンガン目標に向かって進んでいくようなパワフルな人から
日常に押しつぶされそうなほど疲弊しきっている人まで、限界がありません。

この心の疲れが大きいクライアントほど、質問の負担が堪えるといえます。
頑張って答えてくれているんだと自覚しておくことが大切じゃないでしょうか。

だからこそ、質問によって負荷をかけるのと同時に
心の痛みに対するケアが求められます。

このケアのプロセスは、三回目に詳しく扱う予定ですが、
焦点化とは切り離せないものでもありますから、
今回もセットにして少しだけ練習します。

まとめると、
・ペーシングは土台として続けながら
・質問による会話の絞り込み(焦点化)と
・言葉がけによる心の負担のケア

をトレーニングする、となります。



技術が最短で向上するようにトレーニング法を工夫する
というのが、この講座のウリだと考えています。

ワークのやり方を説明して、ただやってもらうだけ…ではありません。
効果の高い実習になるように工夫して進めます。
しっかりと課題意識をもって取り組んでいきましょう。



◆今回の講座で得られるもの

●会話の流れを捉える能力

●非言語メッセージに対する観察力

●質問に対する細心の注意

●カウンセリングで避けるべき対応への自覚

●自分のコミュニケーションの癖に気づく

●言葉がけの表現力

●安全にカウンセリングを進める上での”型”



◆お持ちいただくと役立つもの

●ICレコーダー

必須ではありませんが、ICレコーダーのような録音機材をご持参いただくと
振り返りの作業が効果的になります。

ご自身の実習の模様を録音して、振り返るのが目的です。

ビデオをお持ちいただいても構いません。

現時点では、全体の中で収録した内容を使うことを目的としていませんが、
自分自身が何を言ったか、どのような展開だったかを思い出すためにも
利用価値の高いツールだと言えます。

もちろん、復習としても役立ちます。

★ご希望の方には、録音したファイルの内容に対して
 こちらからもフィードバックいたします。

 いくつか気づいた点を記録して、送付する程度ですから
 それほど詳細なものは期待しないで下さい。
 
 方法などは当日にご相談下さい。




日中の講座では個別の技術を磨くためのトレーニングと
それを実践に組み込むための練習を行います。

夜間では、一部トレーニングの復習と
実践練習を行います。

続けてご参加いただくと、きっと疲れますが、個人的な経験からすると
疲れて無駄な気負いが抜けてきた頃に得られるものもあるようです。

第一回へお越しでない方にもご参加頂けます。
取り組む際のポイントはこちらでお伝えします。

お時間が合いましたら是非、お越し下さい。

トレーニングすると、結果の違いが感じられるはずです。

ただ、その多くは「何かをしない優しさ」に捉えられるかもしれません。
クライアントには、その配慮に気づいてもらえないことも多いでしょう。

それでも、「なんとなく楽になっている」という結果は感じてもらえると思います。

「本当に大事なことは、クライアントが楽になることだ」
…そんな考えに賛同して下さる方には、是非
トレーニングして頂きたいと思っています。



講座の詳細は以下の通りです。



【セミナーの詳細】

≪『ホンネを引き出すカウンセリング』講座≫【第2回+実践練習◆

【日時】  1月13日(日)
     《日中:第2回》   10:00〜17:00
 
     《夜間:実践練習》 18:30〜21:30 

       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。
       ★申し込みフォームに、ご希望の時間帯(日中/夜間)をご記入ください。


【場所】 滝野川会館 304集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅より徒歩10分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)

【参加費】 
      《日中:第2回》 ・・・15,000円 (フィードバック料を含む)
      《夜間:実践練習》 ・・・5,000円

       ★日中の講座にご参加の方は、無料で夜間の実践練習へご参加頂けます

       当日、会場にてお支払いください。


    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。




終了しました


カウンセリングのトレーニングが面白い理由の1つは
「何かを身につけると、他の何かがおろそかになる」
ということのように感じています。

使いこなすべき技術が、相反するような性質を持っているんです。

あっちを心がけると、こっちが難しくなる。
この間、これができるようになったと思ったら、
知らないうちに雑になっていた…。

…そんなことを繰り返しながら、
全てが染みついていくのを待つようなところがあります。


トレーニングを始める前は
「何をしていいか分からない」
という状態だった記憶があります。

そこで思いつくままに適当にやってみる。
それで結果オーライになるように我流で工夫しているうちに
なんとなくの流れが掴めてくるようになります。

この状態では選択肢がありませんでした。
思いつくことをする以外に、やり方が分からなかったんです。

そしてトレーニングをして技術を学ぶ。
すると「やるべきこと」が実感できます。
「これをやったら良いんだ」と思えて安心する。

ところが、別の技術も練習していくと、新しく学んだほうが中心になって
前の技術を使わなくなっていることに気づくことがありました。

そして、また前の技術も意識的に使おうと心がける。

ここで、ようやく迷いが生まれるんです。
「どっちを使ったら良いんだ?」

ここが重要な転換点だったと思います。

「”何を”していいか分からない」から
「”どれを”やったらいいか分からない」になったんです。

効果的だと思える選択肢、望ましい結果に結びつく実感のある選択肢が
複数になった瞬間です。

後は、技術を数多く身につけていくほどに、
選択肢の数が増えるだけになっていきます。

選択肢の数が多くても
「”どれを”やったら良いんだ?」
という疑問の本質は変わりません。

その後は、自分が後悔しないように選択するだけです。
これは迷うしかない。

ですが、効果的な迷い方ができるまでには
トレーニングが必要だということです。

『迷い』は『ランダム』ではありません。

駆け出しの頃に自分がやっていたカウンセリングは『ランダム』でした。
今は『迷い』だと感じています。

ですから、迷いは欠かせません。

安心して迷えるようにトレーニングをする
と言っても良いかもしれません。

選択肢のある自由には、迷いという不自由さが付きまといます。
選択肢が無ければ不自由でもないでしょうが、自由ではありません。

自由と迷いの両方が楽しめると
コミュニケーションの味わいも深まるのではないでしょうか。

興味のある方は是非、お申し込みください。

お会いできるのを楽しみにしています。

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
おしらせ
 ◆ セミナー情報 

New!

《コミュニケーション講座》
 〜人を育てる指導力〜

【日時】 
  2019年6月16日(日)
   10:00〜16:30


【場所】 
  北とぴあ 601会議室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《瞑想講座》

【日時】 
  2019年6月22日(土)

  午後の部 13:30〜16:30
  夜間の部 18:00〜21:00

【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《怒りの取り扱いマニュアル》
 〜期待の手放し方と
  ゆるしの技法〜


【日時】 
  2019年7月6日(土)
     7月7日(日)
   10:00〜18:30


【場所】 
  滝野川会館

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
   南北線西ヶ原駅より7分

詳細はこちら>>
次回未定


 ◆ 過去の講座 

《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


当時の内容はこちら>>


《勉強会》 

【テーマ】 変化の流れを考える

当時の内容はこちら>>
次回は未定



 ◆ お問い合わせ 
  技術向上、
  コンサルティング、
  スーパーバイズ、
  執筆・講演…

  諸々のお問い合わせはこちらへ>>



ホームページ
バナー1


プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
Archives
最近のコメント
QRコード
QRコード