2013年01月12日

【セミナー】カウンセリング講座(1月・実践編)

ご案内: 『ホンネを引き出すカウンセリング』講座

 【1月の追加日程】 実践練習:1月27日(日・夜間)



1月13日(日)、カウンセリング講座・第二回:『”焦点化”編』の開催に続けて
同じテーマの実践練習のご案内です。

もちろん、13日にお越しで方にも、ご参加いただけます。


メインの内容は『焦点化』の効果的な進め方に集約しますが
合わせて、第一回で扱った『ペーシング』もキッチリと復習します。

ペーシングは、相手に合わせる行為だと言えます。
一方、焦点化は、相手をリードする行為です。

ペーシングだけでも、相手の話の流れに沿って本題に近づけます。
話しているうちに自然とクライアント自身が本題に近づけるようにサポートする。
そっちがペーシング。

焦点化は、本題に関係のない部分を最低限にとどめながら
最短距離で会話を本題へと絞り込んでいくためのもの。

そんな理解をして頂くと良いかもしれません。


山登りに喩えてみるとイメージしやすい気がします。

クライアントが好きな道を選び、好きなように景色を眺め、
好きなように時間を過ごしながら、山道を登っていく。

そのときにガイドとして
「そっちの行き先を見ているときが、充実しているようですね」
「その景色を眺めている時間は大事そうに見えますね」
というように
クライアントの傍にいるのが『ペーシング』のスタンスと言えるでしょう。

積極的に道を示すこともなければ、どっちが目的地かも気にしない。
行きたい方向に一緒に進んでいって、お伴をする感じです。

クライアント自身が自分の気持ちに従って行き先を決めやすいように
本心に気づくためのお手伝いをするわけです。

それに対して『焦点化』は、もう少し積極的です。

ガイドとして近くにいることは変わりませんが
「そっちの道で良いんですか?」
「さっきまで進んできた方向と違うほうへ行こうとしていますけど大丈夫ですか?」
「そこの景色を眺めていて良いんですか?」
「今、この瞬間に一番したいのは、それで合っていますか?」
「目的地は変更になりましたか?それとも以前と同じですか?」
「今そっちに行こうとしているのは、目的地に進むのに関係がありますか?」
という具合に質問するんです。

ガイドとして常に目的地へ短時間で辿り着くことを心がけ、
クライアントが道から逸れるようなことをしたときにチェックをするわけです。
その結果、できるだけ最短距離で進めるようにする、と。


ここで注意してほしいのは、『焦点化』のプロセスにおいても
 ・目的地が変わっていく
ことや
 ・進み方が変わっていく
 ・じっくりと景色を味わってから先に進む
といったことも
十分に起こりえるという部分です。

最初に聞いた目的地へ最短で行くために、
一切の余計なことをさせないというのではありません。

当初の想定と違うことが起きたときに
「これで合っていますか?」
と確認するだけのことです。

その確認をしないと、全く関係のない道へドンドン進んでしまうかもしれませんから。

世の中には、
 ガイドが勝手に目的地を設定して
 そっちに向けてクライアントの手を引っ張っていく
ようなタイプのカウンセリングもあるようです。

ですが、ここでやりたいのは、それではありません。

あくまで、目的地を決めるのはクライアント自身です。
ただ、
「さっきまでと進み方が変わったけど、それで大丈夫ですか?」
と早めの確認をするだけのことです。

というのは、クライアント自身も自覚しないままで
あらぬ方向に歩いていってしまう場合があるからです。

「あら?そっちでいいんですか?」と聞いて
「うん、今はこっちに行きたい気分」と答えが返ってくれば
「じゃあ、そうしましょう」となれば良いんです。


ですから、焦点化をしながらでもペーシングは保たれるとも言えます。

ただし、一言の声をかけるタイミングで
 「そっちの方向に気持ちが向いているようですね」
と『ペーシング』を元に言葉がけをするのか、
  それとも
 「そっちの方向に行って構わないんですか?」
と『焦点化』を元に質問するのか、
2通りの選択肢があるのがポイントです。

しばらく好きなように過ごしてもらうのか、
「ちょっと、それで大丈夫?」とチェックをするのか。

手綱を緩めるか
手綱を締めるか、
と言っても良いかもしれません。

この「程度のコントロール」こそ
カウンセリングのスタイルを決める部分であって、
これを自覚しながら選べるようになっておくことが大事なんです。

そこまでコントロールできるようになると
どんな相手でも、相手に合わせたカウンセリングを進められるはずです。

手綱を緩めて共に漂う立場。
目的地を常に自覚しながら、手綱を締めて方向性をチェックする立場。
そして、その二つの立場の程度をコントロールする立場。

合計すると3つの視点が求められます。


こういう複数の視点での技術をトレーニングするとなると
複雑そうな印象を持つ方もいるかもしれませんが、
練習すれば誰にでもできることなんです。

料理で、色々な作業工程を同時に進めるとか、
自転車に乗るとき、バランスを取りながらペダルをこいで左右を確認するとか、
歌を歌うときに、音程とリズムを合わせながら気持ちを込めるとか…。
慣れれば、誰でも自然に複数のことを同時にやるものです。

そのために効率的なのは、全ての細分化された技術や視点を
個別に練習して定着させていくことです。

そして、それから組み合わせた実践練習をする。

この実践練習の過程で、個々の技術の偏りや
混乱してしまうときの癖などが見えてきます。

整理してしまえば、それほど複雑なことではありません。
違いを生み出すのは、1つ1つの精度。

そのためには繰り返しの練習とチェックが必要です。

定期的に実践練習を開催するのは、そのためだといえます。
理解して終わりではないと思うんです。

時間の許す限り、練習をして頂きたいんです。
経験したことは、絶対に学習の材料になるものですから。




 ◆今回の講座で得られるもの

 ●会話の流れを捉える能力

 ●非言語メッセージに対する観察力
 
 ●質問に対する細心の注意

 ●カウンセリングで避けるべき対応への自覚

 ●自分のコミュニケーションの癖に気づく

 ●言葉がけの表現力

 ●安全にカウンセリングを進める上での”型”



◆お持ちいただくと役立つもの

 ●ICレコーダー
 
 必須ではありませんが、ICレコーダーのような録音機材をご持参いただくと
 振り返りの作業が効果的になります。

 ご自身の実習の模様を録音して、振り返るのが目的です。

 ビデオをお持ちいただいても構いません。

 現時点では、全体の中で収録した内容を使うことを目的としていませんが、
 自分自身が何を言ったか、どのような展開だったかを思い出すためにも
 利用価値の高いツールだと言えます。

 もちろん、復習としても役立ちます。





講座の詳細は以下の通りです。



【セミナーの詳細】

≪『ホンネを引き出すカウンセリング』講座≫【実践練習◆檻押

【日時】  1月27日(日) 
     《夜間:実践練習》 18:30〜21:30
 

       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。

【場所】 北とぴあ 803会議室
    (JR京浜東北線・王子駅北口より徒歩2分)
    (東京メトロ南北線・王子駅5番出口直結)

【参加費】 
      《夜間:実践練習》 ・・・5,000円

       当日、会場にてお支払いください。


    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。




終了しました


コミュニケーションの方法を知りたくて、色々と勉強を始めました。

ですが、ほとんど全ての技法は、ツールの紹介であったり、
特定の目的と場面に限定されたものだった気がします。

汎用的に、日々のコミュニケーションに活かせる方法論は僅かだった。

「こういうやり方がある」というのは学べますが、
それを「いつ、どこで、どのように使えば良いか」は学べなかったんです。
だから、試してみて、失敗して、自分で探るのが大半だったんです。

このカウンセリング講座で扱っている方法は
「ニーズを把握する」技術だといえます。

相手が本心から望んでいるものを
会話を通じて明確にしていく技術です。

それも、極めて慎重で安全。
同時に、無駄のない効率を目指すわけです。

相手を主体としたコミュニケーションの場面では、かなり役立ちます。

というよりも、自分が今、プロとして人と接するときにしていることの大部分は
この技術に則っていると思えます。

何気なくやっている自分の会話をビデオに撮ったとしても
カウンセリングの技法に当てはめながら解説できるかもしれません。

それぐらい寄り処になっているんだと気づきます。
「闇雲じゃなくなった」と感じられます。

そして、1つの安心な方法を手に入れたことで
「使うか、使わないか」の選択もできるようになりました。

「この場面では相応しくない」と思えば
使わないことも選べるんです。

結果として、コミュニケーションが楽になったと思います。

自分の気持ちが強く動く場面では使いませんが、
日常生活の大部分で利用価値があるんじゃないでしょうか。

いたってオーソドックスですし、華やかな技術ではありません。
慣れてくれば、当たり前のことをやっている気にさえなるでしょう。

でも、その当たり前を知ったのが、わりと最近のことなんです。

なかなか良い方法だと思いますよ。
オススメです。

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 ◆ セミナー情報 

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《コミュニケーション講座》
 〜人を育てる指導力〜

【日時】 
  2019年6月16日(日)
   10:00〜16:30


【場所】 
  北とぴあ 601会議室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《瞑想講座》

【日時】 
  2019年6月22日(土)

  午後の部 13:30〜16:30
  夜間の部 18:00〜21:00

【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細は後日


《怒りの取り扱いマニュアル》
 〜期待の手放し方と
  ゆるしの技法〜


【日時】 
  2019年7月6日(土)
     7月7日(日)
   10:00〜18:30


【場所】 
  滝野川会館

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
   南北線西ヶ原駅より7分

詳細はこちら>>
次回未定


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《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


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【テーマ】 変化の流れを考える

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次回は未定



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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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