2013年01月18日

飛躍的に進むとき

以前に読んだSF小説に登場していた考え方で
僕が面白いと感じたのは「超進化」というプロセスです。

この小説の中では今よりも未来のことが舞台となっていて
そこではタイムマシンが開発されています。

映画やマンガなどで良く見かけるタイムマシンに関する設定の1つは
「過去に戻って出来事を変えても、元あった未来は変わらず
 新しい未来がもう1つ別に作られる」
というパラレルワールドのような話かと思います。

もう1つが
「過去を変えると、その瞬間に未来が変わる」
というもの。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、こっちでしょうか。

で、僕が読んだ小説も後者の設定になっていて
「過去を変えると、その延長として未来が変わる」
という前提で話が進められています。

ただし、タイムマシンというのは乗り物ではなくて
電話やFAXのような転送装置という設定になっています。

ですから、送信機と受信機があって、タイムマシンが成立する。
時間を移動できる範囲は受信機があるところまでになるわけです。

なので、戦国時代はもちろん、2012年にさえ
さかのぼることはできない、という話なんです。

タイムマシンが発明されたその瞬間から、
その時間、その場所に対して
未来から何かが送信されてくる可能性が生まれる、と。

もちろん、タイムマシンが作られた後は
ずっと受信機が存在することになりますから
未来とのやり取りは可能だということになります。

まさに時間を超えてFAXを送るようなイメージでしょう。


しかし、タイムマシンが発明されてすぐの時点では
受信機の性能が未熟なので、やりとりできる情報に限度がある。
本当に些細な「情報」しか送れないだろう、というのが
小説の中で仮説として提案されていることなんです。

まさにインターネットが「インターネット」と呼ばれる前の時期、
パソコン同士を通信するシステムがやっと出来上がった頃に
少ない文字情報だけしか交換できなかったようなものでしょう。

そこからネットの技術が発達してきて
今では動画の配信なんかもリアルタイムでできるようになっている。

FAXでいえば、送信されてきた画像情報を受信機で蓄積して
それを画像データに変換してから印刷することで、
高画質のカラー印刷を普通紙でできるようになっています。

もし、三次元プリンターのようなものが身近になれば
立体の形を送り届けることだって可能なはずです。

同様に、タイムマシンが開発されてからは、
タイムマシンの受信機としての性能向上に技術が注がれるようになる。
そして、ある程度のデータを受け取れるようになるときが来る。

そこが転換点になる、というんです。

そのタイミングを狙って、未来からデータが送り込まれます。
当時の科学技術で理解できて、かつ、技術を大きく進歩させるような
そういう重要な未来の情報が送られてくる。

そうすると、物凄く短時間で科学技術が進歩することになります。
そして、その技術はタイムマシンの受信機の性能向上にも寄与する。

未来から送ってもらえるものの範囲が広がるわけです。

さらに、過去の科学技術が飛躍的に進歩することで、未来も変わる。
未来の科学技術は、また一層進歩することになるだろう、と。

未来の技術が過去に送られて、それを元にその時代の技術が大きく発展、
その結果として未来が変わって未来の技術も進歩する。
それがまた過去に送られてきて、また未来が変わって…。

映画で良く見るような物質の時間移動が可能になった頃には、
もう未来の技術の結晶ともいえる製品をバンバン送りこめてしまうわけです。

そうなれば、その時代の技術の進歩は一層スピードを上げる。

…このような
 「未来と過去の間での技術のやり取りを通して
  人類が短時間のうちに、飛躍的に知力と科学技術を向上させるプロセス」
を、その小説では
 『超進化』
と呼んでいるんです。
 
ちなみに小説では、その超進化を迎える直前の時期に
異星人から侵略を受けることになるわけですが…。


これは小説の話ですし、夢のような話だと思います。
実際にタイムマシンが作れたとしても、そういう展開になるかは想像もつきません。

しかし、コンセプトとしての『超進化』のようなものは、
一人の人間を見たとき、その成長の過程にも存在するような気がします。

何かの学びが気づきを促進し、次の学びを効果的にする。
コツを掴み、ポイントが分かることで、取り組み方そのものが変わって
より多くの学びを得られる学び方で体験するようになる、といった感じのものです。

「失敗から学ぶ」というのは大切な考えですし、
それを心がけるのは意味のあることだと思います。

が、失敗の仕方を学んでいないこともあるような印象を受けます。
同じ失敗の仕方を繰り返している。

もっと多くの学びを得られる失敗の仕方があることに気づいていないまま。

同様に、新しく何かを知ったり、気づいたり、身につけたりすることで
今まで思いもよらなかったものが見えてくることがあります。

そういう、短期間で飛躍的に伸びる時期というのがあるんじゃないか、と。

それはSF小説の超進化のように、「タイムマシンが開発された後」
という一瞬の、一回だけのことではない気がします。


別に、成長や学びや変化が必要だというつもりはありません。
色々な楽しみ方があって良いと思いますから。

ですが、もし「もっとこうなりたい」、「なんとかこれを打破したい」
などといった意欲があるのであれば、
そういう転換点になりそうな学びを探してみるのも良いかもしれません。

cozyharada at 23:49│Comments(0)TrackBack(0)clip!NLP | 心理学

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
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