2013年09月11日

賑やかな食事

日本に暮らす大半の人にとって、「食べる」という行為の目的は
生存のためだけではなくなっているようです。

僕にとっては「味わう」という意味が強いですが、
それすらも決して一般的なことではないのでしょう。
「味わう」は、味覚と嗅覚をメインにしていますから。

もっと一般的な意味では「楽しむ」のほうが近いんだと思います。

つまり、必ずしも味覚や嗅覚をメインにして「楽しむ」人ばかりではなく、
様々な体験を組み合わせながら食事を「楽しむ」人が多い、ということです。

味覚と嗅覚だけを取り上げても、
どれぐらい嗅覚を重視しているかとか、
どの種類の味を優先的に感じ取ろうとしているか、
どのような食感を好むかなど、
様々な食べ方があるんです。

口の動かし方や口腔の広げ方、食べている最中の呼吸の仕方などと
食べ物の好みには関係性が見受けられるぐらい。


そして、味覚・嗅覚から範囲を広げると、食事の楽しみ方には
さらにバリエーションが増えるように見受けられます。

分かりやすいところは、「会話を楽しみながら」といったところでしょうか。
この場合、味覚や嗅覚への注意の配分は下がっているはずです。

ですから「味わう」度合いが小さい。
それでも食事の「楽しみ」は大きいんでしょう。

また、人によっては体感覚を重視して食事を楽しむこともあるようです。

食べ物が胃に溜まっていくときの「お腹のあたりの暖かさ」が満足を生む。
あるいは、沢山ほおばった食べ物をグイッと飲み込むときの
「のどごし」が好きだというひともいるそうです。

もちろん、お箸やフォークなどを使わずに、手で食べるような食事にも
手触りという別の感覚刺激が加わって、楽しみを増すのでしょう。

「熱さ」、「冷たさ」だって食事の楽しみの一要素だろうと思えます。


さらには、聴覚で楽しむ人だっているみたいなんです。

蕎麦やラーメンに限ったことではありません。
とにかく、食事中に発生する”音”が「楽しみ」の1つになっている。

食器の中の食べ物をお箸でかき集める音、
汁物をすする音、
咀嚼する音、飲み込む音、
飲み込んだ後に出る「プハー」という吐息の音、
持ち上げた食器をテーブルに戻すときの音…。

とにかく音の量が多い。
そして、実にリズミカルなんです。

”品”とか”マナー”とかの話ではありません。
「楽しさ」の話です。

きっと、その人にとっては
そうやって様々な音を連続して奏でながら食事をするのが
「楽しい」ことなんでしょう。

多分、子供の頃から身につけてきた
その人なりの食事の楽しみ方なんだと思います。


いわゆる「文化の違い」の評価は
 何をもって「正しい」あるいは「良い」とするか
の違いとして捉えられるようです。

何を体験しているのか、
何に「楽しみ」や「喜び」を見出しているのか、
といったところは”文化”として注目する部分ではないのでしょう。

「良し悪し」で捉えるだけではなく、
「喜び」を基準に捉えるのも、1つのやり方ではないでしょうか。

cozyharada at 23:57│Comments(0)TrackBack(0)clip!NLP | 心理学

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
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