2013年10月22日

虫も殺せないほど

先日、外食していたとき、店内を飛び回るハエを発見しました。

大きさにして 8mmぐらい。
軽快に食卓の上空を移動していました。

1cmを超えるようなハエの種類で
ブリっと重くて堅そうなヤツがいますが、
あれではありません。

もうちょっとスリムで柔らかそうなヤツでした。
赤い目と黄色い胴体をしていて、ザラザラした感じの質感。
よく見ると愛嬌があるものです。


僕が食事を終えた頃、そのハエが近くの壁にとまったので
ペーパーナプキンをそっと近づけてみたところ、
ハエはナプキンに飛び乗ってきました。

そのまま食べ終わりの魚のあたりへ移動させると
ハエは骨に飛び移ってしばしジッとしています。

その後、ご飯茶わんのほうへ飛び移って
そこで手をこすり合わせていました。

ハエの手をする動作は面白い。
見ていて飽きません。

時折、後ろ足なんかも擦ってみたり、
頭の上に手を上げてみたりしていて、
あのせわしない感じが何とも目を惹きます。

タモリの往年の芸『ハエのモノマネ』を思い出して
一人でニタニタしてしまいました。

本当に良く似ているんです。
ハエを見るほどに、タモリの形態模写の精度に感服。


それで気づいたのは…、

 食器の上にとまったハエを10分も凝視していると
 店員は食器を下げにこない

ということ。

食べ終わってはいても、邪魔してはいけない雰囲気だったかもしれません。


ちなみに、
ハエをはじめとする虫の類が、元から好きだったわけではありません。

今も好きなわけではないですし。

かといって、「殺生してはいけない」とか
「一寸の虫にも五分の魂」とか、「生き物の命は全て尊い」とか、
そういう考えに基づいているわけでもないんです。

ほったらかしな感じなだけ。

人とすれ違うときに、急にやっつけようとは思わないのと似ています。
もちろん、人とハエが同じだというつもりもありません。

ただ、人とすれ違っても危害を加えない、
犬とすれ違っても、ノラ猫とすれ違っても危害を加えない、
ハトやスズメとすれ違っても、セミやチョウとすれ違っても危害を加えない…
っていうように考えていくと、
どこから邪魔者扱いしたらいいかが分からないだけのことです。

かといって、絶対に殺さないわけでもありません。
自分の部屋に出てきたら、自分の快適さに影響するので対処します。

これもまた、見ず知らずの人が僕の跡を着いてきて
僕の住まいの中へ一緒に上がり込もうとしたら
追い出そうとするのと同じようなものです。

外食の場であれば、ハエが飛んでいても、さほど気にしないという話です。

僕のご飯の上に乗っかろうとしてきたら追い払います。
それを譲るつもりはない。

そこが線引きになっているみたいです。

ハエが飢え死にしそうで困っていたとしたら…
食べ物を分けてあげるかもしれません。

まぁ、僕にはその判断ができませんけど。

cozyharada at 23:31│Comments(0)TrackBack(0)clip!心理学 | NLP

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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