2014年04月18日

【セミナー】新・カウンセリング講座:第二回

ご案内: 5月6日(火・祝)&17日(土)開催

   新・カウンセリング講座 〜感情をケアする技法〜



4月に開催した《新・カウンセリング講座》の第二回です。

一回目には、
 クライアントの感情を手がかりにして問題を絞り込む方法
を扱いました。

この方法のメリットは、幅広いクライアントに対して利用可能なところです。

クライアントの力を積極的に利用しながら問題を絞り込む場合には、
「どのようなお手伝いをご希望ですか?」とダイレクトに聞くことができます。

これは、
 クライアント自らが問題を整理しながら
 自分にとっての問題の重要度をチェックして、
 自分が望む状態になるために自分でできること/できないことを把握し、
 それをもとに専門家に手伝って欲しい部分を答える
という前提を含んでいます。

第一声でこの質問に答えられなくても、クライアントの自己対話を促すと
「そうか、やっぱりここが大事なんだ」と気づく瞬間があらわれ、
そのタイミングで再び
 「では、今日はどのようなお手伝いがよろしいでしょうか?」
と聞くことで、カウンセラー側の意図した答えが得られる。

「〜な状況で、…ができないのが困っていて、
 本当は○○な感じになりたいんですが、それは自分ではできないので、
 その部分を変えるサポートをしてもらいたいです」
というのが理想的な答え。

・困っている状況
・それぞれの重要度
・それをどのようにしたいか
・その過程で自力の対処が無理なところはどこか

といった情報を、
自分で整理するだけの元気
問題解決への慣れがある場合には、
「どのようなお手伝いをご希望ですか?」の質問だけで
これらの情報を整理したスッキリした返答が得られるわけです。


しかし、現実的にカウンセリングに来る相談者の多くは
そういう元気を失っていて、状況に圧倒されて混乱しているものです。
だから自己対話を促しても整理しきれないケースが良くあるんです。

では、ここで何に圧倒されているのか?

それが感情です。

厳密には、感情と結びついた状況が
本人の対処能力の幅を超えたときに問題となる


そして感情が大きく動いていて、それを自分の力でコントロールできないとき
その感情を抱え続けることが苦しくなるんです。

感情的に苦しくなければ、厄介な状況でも悩みはしないでしょう。
むしろ厄介な問題ほどヤル気が沸く人だっているものです。

自分では処理しきれないほどの感情に圧倒されるから
そこで悩み苦しみ、何とかしたくてカウンセリングに来るわけです。

この感情と状況とがセットになった問題を小分けにして、
どれが重要なのかをクライアント本人に吟味してもらう方法が
この講座で紹介しているカウンセリングの手法だといえます。

状況だけで整理しようとすると重要度の判断は理性的なものとなりますが、
実際にはそこに感情が結びついていて整理しきれないものです。

理性的に考えて何とかしようとするのは本人もやることがありますし、
家族や友人に相談して得られるアドバイスも極めて理性的なものでしょう。
しかし、それらの理性的な考えでは納得できないから悩み、苦しむ。

そしてカウンセリングに来るんです。

感情が結びついていて理性で処理できないのであれば、
最初から感情を基準に整理すれば良い。

感情を基準に重要度を整理しようとすると、人は感じようとします。
自分の問題を考えるのではなく、問題となる気持ちを捉えようとする。

そもそも好き嫌いや意志決定と関係するのは感情です。
体の中の感情的な反応をチェックして判断するんです。

だから感情を頼りにすると、どの問題が重要かを判断できる、と。

つまり、問題解決の最優先は、
 「どの感情(気持ち)が手に負えなくて困っているか?」
の部分
なんです。


具体的に何かの行動を変えるとか、何かの対処をするとかは、その後
感情がケアされた後に、落ち着きと安定感を取り戻し、
そこでやっと前に進むための一歩を踏み出せるようになる。

「まずは一番困っている感情のケアをしましょう。
 それから、具体的な対処も考えるというのは、いかがですか?」
といった感じの提案だといえます。


そのために、ここで扱うカウンセリングでは
「どのようなお手伝いをご希望ですか?」
の質問は使いません。

クライアント本人に自分自身の感情を吟味してもらうサポートをしながら、
どの感情(と結びついたこと)が重要かを判断してもらう。

どの感情のケアをするかを絞り込んでいくわけです。

そして、
「〜な状況で、○○なお気持ちになって困っているとのことですが、
 それがどのような感じになれたら望ましいですか?」

と質問します。

これによって、カウンセラー側は
 どの感情を、どのようになるためにケアをするか
を把握できるという流れです。

ここでカギになるのが、
「じゃあ、どの感情を、どのようにケアしたら良いのか?」
の部分。

この対処法が、大まかに決まっているんです。
これが特徴。

カウンセラー側は、クライアントのケアしたい感情の種類に合わせて
ある程度の決まった方法を使えば良い
んです。

ここがシンプルで使い勝手の良いところでしょう。


今回の講座では、この
『感情をケアする技法』
を紹介します。

決まった方法といっても、方向性と型があるだけで
中身はクライアントに合わせて柔軟に変更しますから、
その意味では練習も重要になります。

紹介といったのは、型に合わせて実習するところまでを含みます。

カウンセラー側とクライアント側の両方を体験していただくことで
それぞれの感情が処理されていくプロセスを深く実感できるはずです。

人の感情というのは、こうやって楽になっていくものなのか
…と納得してもらえると、今後の対応も安心してできるようになるでしょう。

日頃の人間関係でも、
「今、この人は○○な感情だから、〜を経験して、…されていくんだろう」
なんて予想できるようにもなるかもしれません。

それだけでも困っている人と接する際に余裕が生まれると思います。

特に役立つのは、感情がケアされるときの内面の動きを把握できること。
つまり、
 感情をケアするときには、どのような視点で問題を捉え、
 どんな言葉を吐き出しながら、どんな考えを思う浮かべるのか
を経験として蓄積できる
、ということです。

この心の動きが分かっていると、
 どういう言葉をかけたら相手の心がケアされるのか
も想像できるようになります。

相手の抱えている感情に合わせて、暖かい言葉をかけるのにも役立つわけです。


ということで、今回のメインは『感情をケアする技法』の練習です。

全体の流れを把握するためにも、
感情を指標にして問題を絞り込む流れも練習します。

一通りのカウンセリングとして、
問題の絞り込みから感情のケアまでをトレーニングする機会となります。

カウンセリングに興味のある方、
整理したい感情のある方、
心理療法やNLPの技法に興味のある方…

いろいろな方に役立つ内容だと考えられます。

4月にご参加の方や、これまでのカウンセリング講座にご参加された方は
スムーズに取り組める内容だと思いますが、
初めての方には、目的によって馴染みやすさが異なる場合が想像されます。

初めてのご参加でご心配がありましたら、申し込みフォームの
「ご意見など」の欄にご記入ください。


☆カウンセリング最大の秘伝を練習するかもしれません…。
 様子を見ながらになりますから保証はできませんが。



感情のケアは、日々の中で非常に大切な部分です。
ストレスへの対処として、ご自身のためにも知っておいて損はないと思います。

ご興味のある方は、是非お越しください。


【講座の進め方】

実習が中心です。
解説もありますが、大半の時間は体験学習となります。


5月6日と17日は、同じ内容でトレーニングを行います。

理論的な解説は重複しますから、両方にご参加くださると
復習として知識が定着しやすくなります。

何より、今回は感情のケアの方法を実習としてトレーニングしますから
経験の量を積むことが大きく役立ちます。

流れを掴むのにも、基本的な心の動きを把握するにも
数を経験しておくのがオススメです。

ご都合のつく方は、二回ともご参加なさることも検討してみてください。

両日のご参加でも参加費は変わりません

ただし、一方のみのご参加の人数によっては
講座中のフィードバックの量に偏りが生まれる可能性もご了承ください。



◆録音/録画、再生機材に関しまして

実習の模様は録画・録音を元に振り返ると学びが多いものです。

特にクライアントの非言語メッセージを見逃していないかチェックしたり、
迷いが生じた部分を吟味したりできるのは、録画の強みでしょう。

必須ではありませんが、ご活用をお勧めいたします。


また、講座全体の内容は、ICレコーダーやビデオなどで
記録いただいても構いませんが、あくまで
個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
 十分にご配慮ください。





【セミナーの詳細】

≪新・カウンセリング講座 〜感情をケアする技法〜

<日程 
【日時】  5月6日(火・祝)
       10:00〜16:30


       ※開始時間にご注意ください 
       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。

【場所】 滝野川会館 303集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)


<日程◆
【日時】  5月17日(土)
       9:30〜16:00


       ※開始時間にご注意ください 
       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。

【場所】 五反田文化センター 第五会議室
    (JR山手線・五反田駅より徒歩15分)
    (東急目黒線・不動前駅より徒歩8分)


     ★申し込みフォームに、ご希望の日程(6日/17日/両方)をご記入ください。


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。
       ※両日のご参加でも同料金です。

    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。




終了しました

多くの場合、一歩を踏み出せれば何かが変わるんです。

少しでも行動を変えれば、そこから広がっていくことがあります。

上手くいかないときは、ちょっと違うことをしてみればいい。
シンプルな原則ですが、とても本質的で有効なものです。

しかし、困っているとき、悩みが大きいときには、
なぜかその一歩が踏み出せない。

行動を起こせないときがあるんです。

それが、感情によって行動が妨げられているとき。


また、頭で分かっていても気持ちが追いつかないこともあるものです。

考え方を変えようとしても、自分を言い聞かせようとしても
なかなかそれが変えられない。

思考もまた、感情によって影響を受けます。


気持ちがついていかないなら、その根底にある
”わだかまり”となっている感情をケアする必要があります。

感情の処理ができると、スッと一歩を踏み出せることがある。
感情に整理がついたら、自然と考え方や物の見方が変わる。

あんなに憎んでいたはずだったのに、その感情を解消したら
実は奥底にあった感謝で胸が一杯になった
…なんていうことが良くあるものです。


逆に、いつまでも感情を溜めこんでいると
それが鬱積してくるようなこともあります。

それだけ感情のケアは大切だということです。

感情を心の奥底からのメッセージとして捉え、
その声に耳を傾け、丁寧にケアをしていく。

そういう取り組みの積み重ねで、日々が楽になります。
心身ともにバランスが取れてくることもあるようです。

場合によっては「状況が変わらなかったら意味がない」と
思いたいときもあるかもしれません。

しかし、意味はなかったとしても、価値はあります。

感情をケアすると楽になりますから。


ご自分のためにも、関わる周りの方のためにも
感情を大切になさっていただければと思います。

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【日時】 
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【場所】 
  北とぴあ 601会議室

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【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
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《怒りの取り扱いマニュアル》
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【日時】 
  2019年7月6日(土)
     7月7日(日)
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【場所】 
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   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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