2014年06月11日

感謝の気持ち

先日、久しぶりに心理テストのようなものを受けました。
実際には「強み」を判定するテストです。

120個の質問に答えると、24種類の個性について
順位を出して強みを示してくれるものでした。

内容は一般向けに作られていますから、
僕のようにチョット変わった考え方をする場合には
あまり適切な判断が出ないような印象。

答え方によって強みを判断する目的だと思われますが
質問が誘導的になっているため、そこで引っかかるんです。

例えば、
「自分の信念に沿って自分の道を切り拓いていく」
のような文章があったとしたら、
まぁ、「好き勝手にやっています」という意味では「当てはまる」に近いですが
「信念」なんてものを重要視していないので「全く当てはまらない」とも言えてしまう。

そのため、結果として「どちらでもない」を選ぶことになったり。

どうもスムーズに取り組めないところが多かったんです。


で、その中でも印象的だったのが「感謝」に関する項目でした。

そのテストにおいては、日々の中で感謝の気持ちをもてることが
幸せに生きるための1つの強みだと考えられているわけです。

たしかに感謝の気持ちを意識に上げるようにするのは
日々の幸せを感じるうえで効果的な方法でしょう。
その点では、感謝の頻度が高いのは強みだといえそうです。

ただ、この感謝の観点が片寄っているんです。

自分以外の存在に対して向けられる感謝しか考慮されていません。

もちろん、一般的に「感謝」といえば
自分以外の誰かに対して感じるものとされるとは思います。

誰かが親切にしてくれた。
「ありがとう」
そうやって感謝の気持ちを向ける。

あるいは、様々な出来事の巡りあわせが上手くいったときに
その縁や世の中全体に対して感謝を感じる、というのもあるでしょう。

「〜のおかげで」といったスタンスがあるんです。
その「〜のおかげ」が自分以外の対象となるということです。

つまり、「自分のおかげ」とは考えない、と。


「自分が頑張ったからだ」と考えるとしたら、
そこには感謝が無さそうに感じられるかもしれません。

何でもかんでも「自分でやった」、「全ては自分の成果だ」と捉えるとしたら
傲慢さが表れることもあるとは思います。

一方、何でもかんでも「〜のおかげ」と捉えて感謝するのは
謙虚さの表れとして美徳とされることもあるでしょうが、
同時に、自分を卑下したり過小評価することに繋がりかねません。

自分以外の存在への感謝が過剰になると、結果的に
自分を尊重しない方向に進んでしまうこともあるはずです。

ここが注意しておきたいポイントじゃないでしょうか。

「感謝」、「感謝」と思えるのは強みでもあるものの、
その奥には
 「私みたいなものが、こんな幸せだなんて…、ありがとうございます」
のように自尊心が減ってしまう可能性も秘めていると考えられます。

「自分が頑張ってきたことが報われた」といった具合に、
自分の努力と、周りの人の協力や巡りあわせ…
その両方を認められると、感謝の方向性にも違いが出そうな気がします。

いわば「自分にも感謝する」感じです。

あの頃の自分が頑張ったから、今こうして望ましいことを体験できている。
「今日までの自分、ありがとう!」
そんな感謝の仕方も有効ではないでしょうか。

自分以外の存在にも、自分自身に対しても、同じように感謝するという話です。

特に、自分自身への感謝が深まってくると、
さらに自分以外への存在への感謝も自然と高まってくるはずです。

「自分がこうしているのは〜のおかげだ」と思えるからです。

ここには自分を卑下したり、謙遜したりする要素は含まれません。
自分を大事に思えるからこそ、
その自分を育んできた周りの人々や環境にも、しみじみと感謝できる。

自分への感謝を心がけてみるのには、そういう好循環も期待できると思われます。

cozyharada at 23:52│Comments(0)TrackBack(0)clip!心理学 | NLP

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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