2014年06月27日

【セミナー】心の動きを理解する技術

ご案内: 7月27日(日)開催

   NLP実践講座 〜心の動きを理解する〜


   (※NLPの概念を使って「心」を説明しますが、
     NLPの資格講座の受講経験は必要ではありません。)


少し前に予告を出していた内容になりますが
「心の動きの理解」をテーマとした7月の講座のご案内です。
(※予告の内容はこちらをご覧ください。)


この講座では、NLPの考え方を取り入れて
 「心」をプログラムとして理解する
ための着眼点を紹介します。


世間で紹介されるNLPの大部分は
プログラムを変えるところに焦点を当てています。

問題を解決するために、その問題を引き起こすプログラムを特定して
NLPの手法でプログラムを変える。

あるいは、目標達成に向けて望ましいプログラムを取り入れる。

自分自身に対してでも、コーチングやカウンセリングなど他者のサポートとしても
プログラムを変えることで問題解決・目標達成を目指すのが主流です。

この場合、注目すべきは1つのプログラムとなります。
問題として繰り返される感情・思考・行動のパターンをプログラムと捉え、
そのプログラムを変えるように取り組むわけです。

目標達成に役立つプログラムを新たに取り入れる場合でも、
役に立つ思考や行動がパターンとして自然と繰り返されるように働きかけます。

カギになるプログラムを絞り込んで、そのプログラムを変えるのが中心なんです。

ですから、扱うプログラムの数は1つが原則だといえます。


一方、人の「心」そのものは、そういうプログラムが数多く集まってできています。
あらゆる心の動きや振る舞い(思考、行動、感情)がプログラムなんです。
NLPではそのように考えます。

一瞬に注目しても、そこには沢山のプログラムが同時に動いているんです。

例えば、知人と同じペースで歩きながら会話をして、何を答えるかを考えて、
しかも他の通行人とぶつからないように注意を払いつつ、カバンから傘を取りだす
…なんていう作業を全て同時にこなせるのは、
それぞれのプログラムが別々かつ同時に動いているからです。

一般的な用語では「無意識にやっている」なんて言ったりもしますが、
その「無意識」こそがプログラムのなせる技なんです。

プログラムを意識しようが無意識のままだろうが、そんなこととは関係なく
必要な場面では自然とプログラムが動いている。

それも同時に複数のプログラムが並行しています。

もちろん感情にしたって、一種類だけが起きるわけではないんです。

例えば、電車の中で足を踏まれたら…、
 瞬間的に「苛立ち」の反応が起きて、
 すぐに「電車の中にいるんだった」という認識が生まれ、
 それによって「苛立ちを抑えようとする」冷静な気持ちと、
 「まぁ、電車の中は揺れるから仕方ない」という思考とが起きる。
 それから「でも、踏んだのだから謝るべきだ」という思考が沸いてきて、
 「公共の場なんだから人に迷惑をかけないようにするものだろう」と思考が続き、
 それに引き続いて「フツフツとした怒り」が上がってくる。
 その怒りの反応を自覚して「あー、やっぱりムカつく!」という考えが浮かび、
 「くそー、やっぱり人が少ない隣の車両に行けば良かった」などと反省を考える。
…といった一連の流れが生まれます。

「足を踏まれた」という1つの出来事だけに対しても、ほんの数秒の内に
数多くのプログラムが繋がって作動しているといえます。

もちろん、これらの全てが意識に上がるわけではありません。
瞬間的な出来事であれば、自覚する間もなく1つの反応に集中したり
(例えば、「フツフツとした怒り」だけを感じ続ける、など)、
すぐに忘れて別の体験に集中したりします
(例えば、メールが届いて携帯電話を見る、など)。

本当に次から次へと、無数のプログラムが動き続けているのが人の生活なんです。

この講座で扱う「心の動き」とは、まさに
そうしたプログラムの移り変わりのことを言っています。


当然、全てのプログラムを自覚しながら生活していては大変です。

しかし、ある程度を意識に上げることで、自分の心の癖に気づけますし、
それを修正するチャンスも多くなります。

何より、自分の心の動きをプログラムとして眺められるようになると
穏やかで落ち着いた視点を維持できますから安定感も増してきます。

また、相手の心の動きを複雑なプログラムの移り変わりとして捉えられれば、
どのプログラムに対して関わっていくかを選ぶこともできるでしょう。

コミュニケーションにおいて言葉に表れているのは、
同時に沢山あらわれているプログラムのうちの1つだけです。

対応すべきプログラムは、言葉になったものだけではありません。

むしろ相手自身も自覚していないプログラムこそが大事なことも多いものです。

例えば、誰かが不満を言っている場面を考えたときにも
その不満の周りには様々なプログラムが関わっているといえます。
「一体どうなっているんだ?ちゃんと説明しろ!」という表面上の言葉の他にも
いつものような良い対応への期待や、ガッカリしたという感情など
注目に値するプログラムがたくさんあります。

本人が自覚していなくても本当に分かって欲しかったメッセージが
「いつものような良い対応への期待」のプログラムにあったとしたら、
そのプログラムに対して「今後はご期待に添えるように○○を工夫していきます」
などと返答したほうが納得してもらえるかもしれません。

言葉にあらわれた表面上のメッセージだけでなく、
表には出ていない様々なメッセージを捉えられるようになると、
コミュニケーションの可能性は大きく広がります。

相手を理解するにあたっても、多面的な見方ができるようになりますし
「一体、何を考えているのか?」といった疑問も減っていくことでしょう。

そのために、言葉として表に出ているメッセージだけでなく、奥に隠れた動きも
 『どの瞬間に、どのようなプログラムが働いているか?』
という着眼点で並行して理解するわけです。

24時間の生活中ずっとプログラムを意識するまではしなくても
必要なときにプログラムの移り変わりに注目するのは役立つと考えられます。


この着眼点に慣れるには、まずプログラムの理解が求められます。
性質を知ったうえで、どこに注目するかを心がける。

それから、実際にプログラムを意識する練習が必要でしょう。

そのために講座中では、いくつかの実習を通じて体験学習をします。
着眼点のコツを体験的に身につけるような時間を取るわけです。

あとは実践的な練習です。
様々な題材を用いて、心の動きをプログラムとして理解する練習をします。

慣れてくるほど、心の動きを分割して捉えられるようになるはずです。

そして、この分割の作業がポイントです。

1つ1つのプログラムに分割して捉える作業とは、いわば
集団の中にいる一人一人の個人差に注目するようなものです。

「日本人は…」、「A型の人は…」、「男性は…」、「ゆとり世代は…」などと
集団としての傾向を見る捉え方もありますが、
目の前の一人と関わる場合には、個人差を気にしたいところではないでしょうか。

それと同様です。
一人の人という捉え方は、その人の中にある様々なプログラムをまとめて
集団として見ているようなものなんです。

プログラムに注目して、
 「一人の中にも色々なプログラムがあるものだ」
のように理解しようとする姿勢が、
一人一人を別の人間として見て
 「日本人といっても色々な人がいるものだ」
のように理解しようとする姿勢に通じるといえます。

外国に行って現地の人とたくさん出会って、それで初めて
 「○○国の人にも色々いるんだなぁ。ひとまとめにはできないな。」
などと感じられるのと同様に、
一人の中のプログラムを細かく注目してみて初めて
 「○○さんの中にも色々なプログラムがあるんだなぁ。
  簡単にまとめるわけにはいかないな。」
などと思えるようになる。
そうすることで、一人の人を丁寧に理解しようとできるようです。

つまり、プログラムの移り変わりとして心の動きを理解しようとすると
今までよりもずっと多くの関心を向けるようになる、ということです。

相手に対しても、自分に対しても、です。

ほとんどの場合、人は関心を求めています。
関心を向けてもらうための行動がほとんどです。

だから関心を向けられるようになることが役立つんです。
「この人は関心を向けてくれる人だ」と感じてもらえる。
それだけで安心や信頼に繋がります。

コミュニケーションを教える人たちの中には
相手に『寄りそう』ことの大切さを強調する人がいます。

ですが、多くの場合、それは精神論なんです。
どうしたら「この人は自分に寄りそってくれている」と感じてもらえるのか?
最大のカギは『関心を向けること』ではないでしょうか。

関心を向け続けるためのコツは、細かく注目することです。

人の心の動きをプログラムとして細かく捉える。
そのこと自体が人間関係を望ましい方向に導いてくれると期待されます。

相手を理解したい、
他者とのコミュニケーションを良好にしたい、
グチャグチャになっている自分の内面を整理したい、
寛大で穏やかな内面を維持したい、
苦しんでいる人に寄りそいたい、
…様々な目的に役立つ土台の部分のはずです。

今までより少しでも「心」を理解できるようになるための練習をしましょう。

自分自身の気持ちにも、周りの人の気持ちにも
丁寧に関心を向ける時間をお過ごしいただけるよう願っています。

ご興味とご都合が合いましたら、是非お越しください。



◆録音/録画、再生機材に関しまして

講座全体の内容は、ICレコーダーやビデオなどで
記録いただいても構いませんが、あくまで
個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

※プライベートな内容の扱いに関しましては
 十分にご配慮ください。





【セミナーの詳細】

≪NLP実践講座 〜心の動きを理解する〜≫

【日時】  7月27日(日)
       10:00〜16:30


       ※開始時間にご注意ください 
       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。


【場所】 滝野川会館 304集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。


    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。




終了しました

詳しくは説明しませんが、脳の機能について調べていくと
「心」というのは実に複雑なものだと思えてきます。

様々な機能が別々に処理されていて、
最終的に辻褄が合うように上手く調整されているようです。

その観点からも、
 複数のプログラムが並行して働いている
という考え方は理にかなっているように思えます。

何より、実際に人と深くかかわってみて、自分の心を探ってみて、
「心」は決して単純な傾向として説明できるものではないと感じられます。

確かに、心理学が目指すように
 「多くの人には、こういう心の傾向がある」
といった調査をしていくのも価値のあることです。

大勢を相手にするときや、一般論として説明したいときには
多くの人に共通する傾向を知っておくのは役立つでしょう。

ビジネスの場合など、達成すべき課題があるときには
時間を節約しながら、最大の効率で成果を上げるのも求められます。

そのときにも、一般論としての傾向を利用して対処をすると
そこそこの成果を大部分の人に出せますから、
現実的には効率が良いといえます。

「一人一人が別の人間で、全く別の心の動きをしている」という発想は
ほとんどの人が納得してくれるでしょうし、個人差を尊重することこそ
個人の尊厳を大切にすることのように捉える人もいると思います。

そうはいっても多くの人は、一人一人を別々に理解するのは
あくまで理想であって現実的ではない、と感じるのかもしれません。

できることなら、楽に簡単に、1つのシンプルな方法で
全てを扱えてしまったほうが望ましい。
そういう風潮があるように見受けられます。

色々と忙しいし、ストレスも多いから、人間関係や自分の気持ちのことには
それほど時間と労力を使いたくない…ということなんでしょうか。

シンプルな原則や、「絶対にこうだ」と断言してくれる人など
分かりやすいほうが人気があるようです。

「細かく注目して、複雑な心の動きを丁寧に分解して理解しましょう」
なんていう方針は、世の中一般でいったら人気がないとは思います。

忙しい毎日で、たくさんの人と関わるのに
一人一人の心の動きを細かく理解しようなんて
そんな余裕はないかもしれません。

でも、そのほうが目の前の人のことをより深く把握できる。
より正確な理解に近づける。
より相手に沿った対応ができる。
より人の心というものを知ることができる。
より人のことを大切にできる。

大変だけど、そちらを優先しようという人もいると思います。
大変だけど、人の心にはそれだけの労力をかける価値がある
と感じる人もいるでしょう。

そういう人のための講座だといっても良さそうです。

労をいとわない方のお越しをお待ちしています。

cozyharada at 23:21│Comments(0)TrackBack(0)clip!セミナー情報 | NLP

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 〜人を育てる指導力〜

【日時】 
  2019年6月16日(日)
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《瞑想講座》

【日時】 
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  午後の部 13:30〜16:30
  夜間の部 18:00〜21:00

【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

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《怒りの取り扱いマニュアル》
 〜期待の手放し方と
  ゆるしの技法〜


【日時】 
  2019年7月6日(土)
     7月7日(日)
   10:00〜18:30


【場所】 
  滝野川会館

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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