2015年01月08日

【セミナー】才能を磨く

ご案内: 1月25日(日)開催

   コミュニケーション講座 〜才能を磨く〜



『才能』という言葉を聞くと、
 「何かを自然と上手にできる」
ような意味合いを受け取るかもしれません。

確かに技能としての才能もあります。

ただ今回の講座では、より本質的な『才能』に目を向けます。


前置きとして一般的に『才能』として語られることの多い方向性を挙げると、
 ー然と(苦もなく/楽に)上達できる
 ⊂綯の上限が高い(他の人よりも高い技能レベルまで到達できる)
 その分野に求められる身体的特徴を持っている
といった3つが見受けられそうです。


まず分かりやすく、かつ対処のしにくいところから
「その分野に求められる身体的特徴」について考えてみると、
例えば、相撲や競馬、ファッションモデルなどは
生まれつきの身体的特徴の影響を強く受ける分野だといえます。

昨今のスポーツでは、体が大きいほうが有利になる傾向はあるようで、
選手の平均身長が高いバレーボールやバスケットボールであっても
1つの技能に特化する形で小柄な選手が活躍することはありますが、
やはり競技の花形というか、大部分で求められる方向性は
「身長が高い」という身体的特徴に左右されるはずです。

技術レベルを誰もが高められるようになってきた近代スポーツでは、
体が大きく、筋力やスピードが上がりやすいのは重要な才能なんでしょう。

逆に、競馬の騎手は馬にかける過重を小さくできることから
小柄なほうが望ましいとされます。

ファッションモデルは背が高く、容姿としても
流行りの顔に近いことが求められます。

その分野で有利に働く身体的特徴がなかったとしても
技術を高めることで競えることは充分にあるとはいえ、
やはり生まれつきの身体的特徴で有利になる傾向があるわけです。

ですから身体的特徴はコントロールしようのない『才能』の1つだと考えられます。


一方、 崋然と上達できる」に関しては、
 学習の効率が良いとか、
 技術の必須要素を見つけられるとか、
 見つけた必須要素を習得するための方法を発見できるとか、
そういったことで特徴づけられそうです。

そしてこれらのことは、いわゆる『コツ』として本質的には学習可能なものなんです。
問題は、「その『コツ』を意識化して、意図的にトレーニングできるかどうか」。

この『コツ』を言葉や手本、ドリルで伝えられる人は
「トレーナーとしての指導技術がある」ということになるでしょうし、
それを自分で見つけて取り組める人は、勝手に練習方法を工夫しながら
一人で上手くなっていくと考えられます。

一般的に「自然と上達できる」という意味での『才能』は、この
 自分で勝手に技術の必須要素を見つけ、習得のための工夫ができる
ということになるのでしょう。

その場合だと、指導者に関わらず、他よりも早く上達するはずです。
そして「あの人は皆よりも上達が早い。才能があるんだな。」と見られるわけです。

ですがこの『才能』は、『コツ』を意識化して、意図的にトレーニングできれば
本来は誰にでも習得可能なものですから、高められる素養だといえます。

これに関しては『モデリング』の範疇であって、習得可能な才能、
つまり能力として上達させられるものなんです。

かなりの部分でコントロールの効く範囲だということです。


では、△痢崗綯の上限」に関してはどうでしょうか?

ここには1つの要素として「その分野に求められる身体的特徴」が関わります。

どれだけ相撲の技術を徹底的に身につけていったとして、
身長が低く、筋肉もつきにくく、体重が増えにくいタイプの身体だとしたら
相撲の強さとして到達できる上限にはハンデがあるはずです。

また加齢にともなう身体の変化は、多くの分野において不利に働きます。
人生のより早い時期に始めて、早いうちから上達のコツを身につけて
長くトレーニングを積んできた人のほうが、年齢的に有利な時期を
活躍のために、より長く使うことができて有利でしょう。

例えば、イチローの技術の要素を徹底的に解明して、コツを掴み、
上達のために最高効率の練習方法を編み出し、
イチロー並みのストイックさで全ての時間を野球に費やしていったとします。

つまり『上達の能力』に関してはイチローと同じレベルまで高めた、という想定です。

この場合、身体的な特徴としてイチローには及ばない可能性もありますし、
そのトレーニングを始めた年齢がイチローよりも遅ければ
年齢的なハンデによって、同じレベルまで到達しきれない可能性があります。

ですから、
・その分野で有利に働く身体的特徴を持っているか
・その分野のトレーニングをどれだけ早い時期に始めたか
が、
『上達の上限』を決めるのではないか、ということです。

裏を返すと、
身体能力を必要としない分野であれば
『上達の上限』という意味での『才能』は、
 もしかすると存在しない、か
 あったとしてもあまり違いがない
と考えられそうだ、と。


しかしながら、現実には明らかに『上達の上限』、つまり到達点には
大きな個人差があるように見えます。

そのメインの理由は、前述の『コツ』でしょう。
その分野で求められる技術を細分化して、必須の要素として見つけ、
その要素を習得するための方法を編み出せるか。

これについては先にも述べたとおり、「モデリング」が有効です。
そして今回の講座はモデリングではありません。

上達の上限に個人差がある、もう1つの重要な理由。
より本質的な理由です。

それは『楽しめるか』です。

言い方を変えると、「モチベーション」とか「ヤル気」とか、
「好きかどうか」とか「喜びを感じられるか」とか、そんな感じ。

それによって、費やせる労力が異なります。

時間だけでなく、集中力にも差が出る。
全身全霊でトレーニングに集中し、そのうえで
一日の大部分をトレーニングに費やして毎日を過ごす人と、
気が向いたときにチョットだけトレーニングする人とでは
上達の程度に差があるのも当然のことでしょう。

イチローは言うまでもなく、幼いころから時間としても気持ちとしても
その大部分を野球に注いできているはずです。

この部分の『才能』が、上達のスピードや、パフォーマンスに大きく影響します。

今回の講座では、自分の内側にある『楽しみ方』という才能を掘り下げます。

ただの好き嫌いではありません。
楽しかったことを色々と探るのも役立ちますが
『楽しさ』や『喜び』の中心部分を明確にします。


色々と人を観察してきたところ、どうやら人には
喜びの感じ方にパターンがあるようなんです。

ある意味「元型」のようなものでしょうか。

誰しもが持っている「喜び」、「楽しさ」の種類。

例えば、「物事の関連性を見出す」のが楽しい、とか。
「大勢の一部として溶け込む」のが楽しい、とか。
「人の感情の動きに触れる」のが嬉しい、とか。
「予定した通りに物事が進む」のが嬉しい、とか。

何をするのが楽しいか、何をするときに喜びがあるか、ではありません。

その行為の中に「何を見出して喜びを感じているか」です。

こうした『〜する喜び』を洗い出す作業をします。

おそらくこの「喜びの元型」には種類があって、
人それぞれ、どれかが表に出やすく、程度の違いを生んでいるのでしょう。

そして本質的には持っているはずの「喜び方」を
あまり活かせずにいる分野があるものです。

自分のケースでいえば、例えば
「特徴ごとに整理されている喜び」というのがあって、
これが勉強したことを記憶しやすくしたり
思い出しやすくしたりするのに役立っていますが、
この喜びは、部屋の中を片づけるときには働いていません。

引っ越し直後や、大掃除で物を入れ替えたりするときには
関連性や使いやすさごとに整理して満足感を得ているものの、
毎日コツコツと整理整頓をするような形では使えていないんです。
だから割と散らかりやすい。

仮に、部屋の整理整頓をすることを目標としたとすると
この「特徴ごとに整理されている喜び」を部屋の中で感じられるようにしたら
きっと今よりも整理された部屋になるだろうと考えられます。

ここでは身近な例を挙げましたが、
もっと大きな目標に対してでも、同じことが言えます。

自分の中にある「喜びの型」を明確にして
それを場面によって使い分けるように工夫ができれば、
今まで苦手だと思っていたことを『楽しんで』できるようになります。

人前で話すのが苦手なんていうのも、
「喜びの型」を使い分ければ、喜びとともにできるようになるんです。

つまり、
 「何かを楽しんでやる」という『才能』を引っぱり出し、
 その才能を苦手分野で発揮できるようにしよう
というのが
この講座のテーマだということです。


自分はどういうことを喜べるのか?

喜べなければ、やりようがありません。
喜びの源泉が分かっていれば、やりたいことが沸き上がってきます。

何かをすると設定しておく必要もないのかもしれません。

その瞬間に喜びを感じられるものが
自分の内側から沸き上がってきます。

それを自覚しながら、そのことをする喜びを味わえる。

具体的な目標設定とは違いますが、
一年を過ごす上での確固たる指針になるのではないかと思います。

ご参加の方同士で、喜びのタイプの違いを知れるのもまた
有意義な機会になることでしょう。

本質的な取り組みになるものと期待しています。
自分と共に過ごす時間を満喫してください。



※ 内面と向き合う実習を行います。
 
 NLPや心理療法などの経験があるほうが取り組みやすいと思います。
 
 ご不安な点、ご不明な点などがありましたら、
 申し込みフォームの「ご意見・ご要望など」欄にご記入ください。

 おってお返事させていただきます。



◆録音/録画に関しまして

 講座全体の内容は、ICレコーダーやビデオなどで
 記録いただいても構いませんが、あくまで
 個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

 ※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
  十分にご配慮ください。






【セミナーの詳細】

≪コミュニケーション講座 〜才能を磨く〜≫

【日時】  1月25日(日)
       10:00〜16:30


       ※開始時間にご注意ください 
       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。


【場所】 滝野川会館 301集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。


    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。




終了しました

考えてみると、「関心があるかどうか」は
誰かがコントロールできる範疇ではないものなんでしょう。

同じときに同じイベントに遭遇したとして、それ以来
そのことに興味を持つようになるか、
何事もなかったかのように過ぎ去っていくか、
その違いには大きな個人差があります。

自分の過去を思い返せば、
よく分からないけれども生物や化学が好きだったものです。

小学校のとき、皆と同じように月の観測をしました。
秋のある日、友達と一緒に夜更かしをしながら
1時間に一度、月の方向と角度を測って記録したのを覚えています。

その日は楽しかったけれど、それは
観測待ちの時間に皆でファミコンをしたのが楽しかったり
普段はできない夜更かしをしたり、夜中にカップ麺を食べたりする
特別なイベントとして楽しかったのであって、
月の動きに興味があったからではありませんでした。

それよりも顕微鏡でミカヅキモを観察したり、
タマネギの細胞をスケッチしたりするほうが楽しかった。

リトマス紙で色が変わるのが面白く、
二種類の金属板をレモン汁につけて電池を作るほうに心が躍りました。

水だけが固体よりも液体のほうが密度が大きいために、氷は水に浮いて、
だからこそ氷は水面から厚みを増すように作られていく。
そのため氷河期でも海底は凍らずに、生物は生き残った。

それには水の結晶構造と水分子の形が関係していて、
水分子が作る水素結合こそが、もっとも身近で、しかも特殊な現象であり
それによって生命活動が可能になっている。

「うおー、水ってなんてスゴイんだ!」

…そんな感動を覚えた理由を説明することができません。

なぜ、天体の動きに興味をもって天文学を勉強するのではなく
生物を支える構成物に興味をもって生化学を勉強したのか。

毎日のように夜空を見上げ、月とオリオン座を確認しているのに
天文学や宇宙物理に興味をもたなかった理由は何なのか?

あんなにも大腸菌の遺伝子をたくさん覚えたのに
12星座すら言えないのは何故なのか?

「好きになる」、「興味をもつ」、「関心が向く」。
これこそが何よりの『才能』なのかもしれません。


興味がないことを、興味が持てるようにするというのは
とてつもなく難しいことのように思えます。

コミュニケーションに興味を持つ人の中には
人間関係で苦い思いをしたという体験がキッカケとなった人がいます。

しかし、同じような体験をしていても、そんなことは意に介さず
苦手だからと割り切って生活をしている人も大勢いるわけです。

「あの経験があったからコミュニケーションに興味をもった」
のように理由を説明すると
あたかも必然であったかのように感じられるかもしれませんが、
実際には『関心を持てるだけの何か』があったからこそ
その体験をキッカケとして関心が高まった、といえるはずです。

そのことをキッカケとして関心を持ち始めるだけの『才能』があった、と。

そして、興味があって「やりたい」と思っているはずなのに
「なぜか今ひとつ上手くいかない、気持ちが乗らない」
ということがあるとしたら、それは
 才能の発揮の仕方にアンバランスなところがある
と考えられます。

「この種の喜びを味わいたい」という想いが整理しきれていないために
才能同士がぶつかり合っているような状態です。

皆が協力しあって、足並みをそろえて1つの方向に進めば
もっとスムーズにことが運ぶところを、
色々な才能が別の方向に進もうとして空回りしている。

であれば、自分の内側を吟味して、整理しなおして
全体が協力し合えるように取り組めばいいんです。

誰から頼まれたわけでもなく、
誰から強制されることもできない
 「興味がある」、「関心が向く」、「好きになる」
という状態。

その自分ならではの『才能』を存分に発揮するとき
そこには「喜び」が溢れます。

目標を達成できるかどうかは分かりませんし
幸せになれるかどうかも分かりません。

ただ「喜び」は増すと思われます。

それこそが、ここでいう『才能を活かす』という意味かもしれません。

せっかくの才能ですから存分に発揮されてはいかがでしょうか。

cozyharada at 23:32│Comments(0)TrackBack(0)clip!セミナー情報 | NLP

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【日時】 
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【場所】 
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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