2016年06月05日

演歌の魅力に気づき始めました

ここ最近、八代亜紀の味わいが感じられるようになってきた気がします。

もっと広く「演歌が好きになった」と言えるのかもしれませんが、
そこまでの思い入れがあるほどではありません。

今の時点では「八代亜紀がスゴイ」というところ。


別に好きになろうとして好きになったわけではありません。

それでもキッカケとなる出来事はありました。
大きくは2つ。

1つは以前見たテレビ番組です。
何人かの歌手が集まって歌について語る番組でした。

そこで八代亜紀が自分の歌い方について説明していたんです。

「感情を入れて歌わない」と。

歌い手が感情を入れて歌ってしまうと、それは歌手の歌になってしまう。
でも演歌は聴く人それぞれのものなんだ、と。

あえて感情をあまり入れずに歌うことで
聴く人が自分を投影する余地を作るようにしてから、
演歌歌手として人気が出てきた…。

そんな話だったかと思います。

人の心を打つ伝え方は大きく2通りに分けられます。
 ・自分が感情に浸って伝えることで、共感や同情をしてもらう
 ・相手の心に響くことを思いやりを込めて伝える

もちろん、どちらも人気が出るでしょうし、人を感動させるものです。
セミナーでもプレゼンでも両方のやり方が可能です。

カウンセリングでカウンセラーが自分の感情に浸ってしまって
クライアントに同情される形は一般的ではありません。
主役はクライアントだという発想が主流です。

演歌も通じるところがあるのかもしれません。

人気のある歌手でも、自分が感情に浸るタイプも多々見受けられますが、
演歌では聞く人の心に響くように歌う、ということなのかと思いました。

僕にとって、この着眼点は新鮮だったんです。

それまで僕が歌を聴くときは、僕が歌手に共感する形で
歌手目線に入りこむようにして歌を味わう部分が大きかったからです。

映画を見る感じに近いと思われます。
その世界観に入りこんで仮想体験する。

ところが演歌では、自分の世界に対して
歌が共感してくれようとしているようなんです。

自分の世界に浸りながら、演歌が自分の気持ちを代弁してくれるのを聞く。
ちょうどカウンセリングで、ねぎらわれるような体験でしょう。

そういう視点のシフトを知ったのが興味を持つ1つのキッカケでした。

自分に馴染みのあること(カウンセリング)と共通点を見つけたら
そこから理解をしやすくなった、というわけです。


もう1つのキッカケは、知人の話です。

その人は歌手やボイストレーナーを仕事にしていて
演歌歌手のバックで歌ったりもしているそうです。

で、演歌歌手の凄さを教えてくれたんです。

なんでも演歌は、曲ができたときから”あの歌い方”なわけではないんだとか。
デモテープの段階、楽譜の段階では、ただのメロディーでしかない。

そこに演歌特有の節回しをつけて、表現を広げるのは歌手なんだそうです。

で、ヒット曲は節回しが素晴らしく、
あのような表現を思いつくのはスゴイことだと聞きました。

言われてみれば確かにそうです。
フラットな楽譜を渡されて、そこから演歌に仕上がるまでのプロセスがある。
無限の表現のバリエーションが考えられるわけです。

その中で仕上がった1つ。
それを見つけられる演歌歌手のスゴさというのがある。

そういう着眼点でした。

要約すると、
 沢山の可能性の中から1つのベストを生み出す力
といった感じでしょうか。

その話を聞くまでの僕には、出来上がった曲のイメージしかなかったんです。
ですが実際には、いくらでもアレンジがあり得るはずです。

無数にあるアレンジの中から、人の心を打つ表現をしているのが
ヒットしている演歌だという話。

どれぐらい譜面から外すかという工夫をすることを考えてみると
雰囲気を表現しながらも過剰にしない範囲を見つけるのは至難の業でしょう。

そういう着眼点で演歌を聞くと、巧みなアレンジの幅に注意が向くようになります。

いわば僕は、その人の話を聞いて
演歌を聴くときの注目ポイントを教えてもらった、ということです。

実際に見聞きしているその1つだけを意識するのではなく、
他の可能性も視野に入れることで、選ばれなかった選択肢との対比ができます。

対比させる作業によって注意が集まり、何かに気づきやすい状態になって
漫然と流さずに関心を向けられるようになるわけです。

このような関心の高め方は、間違い探しにも似ているかもしれません。
1枚の絵だけを見たときには注目できない細かい部分でも、
間違いを探そうとして対比させたときには関心が向けられるようになります。


つまり、
興味の無かったものに関心を向けるためには
ー分に馴染みのあるものとの共通点を見つけ、
 そこを着眼点として注目できるようにする
同じようなもの(他の選択肢)と対比させることで差異を意識し、
 特徴を際立たせるための着眼点を探そうとして注目できるようにする
といった方向性がありそうだという話です。

,里曚Δ和召里發里箸龍δ姪世鯊山見つけられるほど着眼点が増えますし、
△里曚Δ蓮同類のものと対比させる数を増やすほどに着眼点が増えます。

いずれにしても、興味がないということは着眼点さえないはずですから、
共通点や対比を数多く見つけるほどに関心も向けられるようになるでしょう。

特に心がけていたわけではありませんが、
今まで興味がなかった演歌に対して、そういう作業をやるキッカケがあったようです。

あとは数をどれだけ増やすかですが、今のところ
そこまでの関心には高まっていません。

まずは八代亜紀の味わいぐらいに集中しておこうと思います。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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