2016年06月07日
選抜書展に出品しています
例年1月の初めに開催される独立書展には
教わっている先生の指導で僕も毎年出品しています。
数えてみると、これまでに6回出しているようです。
で、実はこの独立書人団が開催する展覧会は年に2回あるんです。
1月に加えて夏ごろ。
上野の東京都美術館で開催されます。
今年は6月11日から19日まで。
こちらは「選抜書展」と呼ばれていて、
1月のいわゆる「本展」が全員の作品を陳列するのに対して
こちらでは審査に通ったものだけが並ぶシステムです。
スペースの関係とかもあるのかもしれませんが、
全部で数百点とコンパクトに収まっている展覧会だと言えそうです。
(ちなみに1月の本展は2000点ぐらい)
その選抜書展に今年は僕も出品してみました。
一応展示してもらえるようなので、期間中には足を運んでみるつもりです。
今まで選抜書展には出品せず、本展だけに出品していた理由には
先生の指導が関係していました。
選抜展のほうが生徒一人一人が頑張る度合いが大きいんです。
もちろんアドバイスはこまめにしてもらえますが
全体構成から文字の組立てなど、基本的に自分で考える必要があります。
自分でやってみて、それから先生にフィードバックしてもらえる。
自分主導で進めていく感じなんです。
そのため教室から出品しようという人数も少なくなります。
実際、僕も今年が初めての出品でしたし。
ちょっとハードルが高いような印象を持っていたんだと思います。
ただ僕の中で、そろそろ構成を考えるような練習も必要かと感じ始めてきた。
それで今年は気軽なつもりでやってみようと考えました。
自信がついてきたというわけではありません。
むしろ壁を感じてきたというところでしょうか。
普段の練習では一文字一文字に注意が向いてしまって
全体の構成を考えたり、表現方法までの工夫は練習できません。
筆遣いやバランスのとり方がメインになります。
しかし作品として大きな紙に書くときには全体構成が重要なようです。
特に「作品感」というか、書表現としての工夫が求められるみたいなんです。
これをトレーニングするには、構成とバランスを工夫しながら
自分なりに考える努力が必要だと感じていたんです。
それを実践するには展覧会への出品が手っ取り早い。
そういうことで今年は選抜展にも作品を提出しました。
どんな練習にも共通するかもしれませんが、
個別の技術練習だけには含まれない実践の要素というのもあるようです。
野球であればキャッチボールやノック、バッティング練習を繰り返しても
やはり試合形式を繰り返して実践経験を積む必要もあるでしょう。
カウンセリングの場合も、個別の技法の練習に加えて
一通りの形としてセッションを通して実践する必要もあります。
つまり、個別の技術トレーニングと、実践形式のトレーニングと
両方の側面が重要になる、と。
野球の場合には練習試合、
カウンセリングの場合にはセッショントレーニングなど、
実践(本番)とほぼ同じ形の練習が可能です。
ところが書道教室には、あまりこの実践形式の練習がないようです。
少なくとも僕が普段やっている書道の練習は
個別の技術練習の度合いが強いんです。
実践形式でトレーニングをしようと思ったら
実際にやってみるしかない状況なわけです。
とはいえ、自分だけで勝手に実践形式で練習しても
充分な効果をあげられるほどのトレーニングにするのが難しい。
我流になってしまうリスクがあります。
やはり専門家から指導を受けながらトレーニングしたいところです。
そういう風に考えると、作品の形で実践的な指導をしてもらう機会は
最大限に利用したいものだと思います。
作品制作には相応の時間がとられますから
来年もできるかどうかは分かりませんが、
今後もタイミングを見てやってみたいと考えています。
教わっている先生の指導で僕も毎年出品しています。
数えてみると、これまでに6回出しているようです。
で、実はこの独立書人団が開催する展覧会は年に2回あるんです。
1月に加えて夏ごろ。
上野の東京都美術館で開催されます。
今年は6月11日から19日まで。
こちらは「選抜書展」と呼ばれていて、
1月のいわゆる「本展」が全員の作品を陳列するのに対して
こちらでは審査に通ったものだけが並ぶシステムです。
スペースの関係とかもあるのかもしれませんが、
全部で数百点とコンパクトに収まっている展覧会だと言えそうです。
(ちなみに1月の本展は2000点ぐらい)
その選抜書展に今年は僕も出品してみました。
一応展示してもらえるようなので、期間中には足を運んでみるつもりです。
今まで選抜書展には出品せず、本展だけに出品していた理由には
先生の指導が関係していました。
選抜展のほうが生徒一人一人が頑張る度合いが大きいんです。
もちろんアドバイスはこまめにしてもらえますが
全体構成から文字の組立てなど、基本的に自分で考える必要があります。
自分でやってみて、それから先生にフィードバックしてもらえる。
自分主導で進めていく感じなんです。
そのため教室から出品しようという人数も少なくなります。
実際、僕も今年が初めての出品でしたし。
ちょっとハードルが高いような印象を持っていたんだと思います。
ただ僕の中で、そろそろ構成を考えるような練習も必要かと感じ始めてきた。
それで今年は気軽なつもりでやってみようと考えました。
自信がついてきたというわけではありません。
むしろ壁を感じてきたというところでしょうか。
普段の練習では一文字一文字に注意が向いてしまって
全体の構成を考えたり、表現方法までの工夫は練習できません。
筆遣いやバランスのとり方がメインになります。
しかし作品として大きな紙に書くときには全体構成が重要なようです。
特に「作品感」というか、書表現としての工夫が求められるみたいなんです。
これをトレーニングするには、構成とバランスを工夫しながら
自分なりに考える努力が必要だと感じていたんです。
それを実践するには展覧会への出品が手っ取り早い。
そういうことで今年は選抜展にも作品を提出しました。
どんな練習にも共通するかもしれませんが、
個別の技術練習だけには含まれない実践の要素というのもあるようです。
野球であればキャッチボールやノック、バッティング練習を繰り返しても
やはり試合形式を繰り返して実践経験を積む必要もあるでしょう。
カウンセリングの場合も、個別の技法の練習に加えて
一通りの形としてセッションを通して実践する必要もあります。
つまり、個別の技術トレーニングと、実践形式のトレーニングと
両方の側面が重要になる、と。
野球の場合には練習試合、
カウンセリングの場合にはセッショントレーニングなど、
実践(本番)とほぼ同じ形の練習が可能です。
ところが書道教室には、あまりこの実践形式の練習がないようです。
少なくとも僕が普段やっている書道の練習は
個別の技術練習の度合いが強いんです。
実践形式でトレーニングをしようと思ったら
実際にやってみるしかない状況なわけです。
とはいえ、自分だけで勝手に実践形式で練習しても
充分な効果をあげられるほどのトレーニングにするのが難しい。
我流になってしまうリスクがあります。
やはり専門家から指導を受けながらトレーニングしたいところです。
そういう風に考えると、作品の形で実践的な指導をしてもらう機会は
最大限に利用したいものだと思います。
作品制作には相応の時間がとられますから
来年もできるかどうかは分かりませんが、
今後もタイミングを見てやってみたいと考えています。