2016年07月04日

まるで映画のようなゲーム

以前にも少し書きましたが、ときどきYoutubeで
懐かしいゲームの動画を見ることがあります。

子供の頃に全然できなかったゲームを見事にクリアする様子には、どこか
昔に置いてきたものを取り戻すような喜びがあるみたいです。


そういう風にYoutubeの動画を見ていると、
関連する動画やオススメ動画などが勝手に紹介されてきます。

その中には最近のゲームの動画なんかもあるようです。

ゲームは詳しくありませんから、それほど気にしていなかったんですが
なんとなく1つ惹かれるものがありました。

こちらです↓。



『Life is strange 』というゲームで、2015年に発売されたものらしいです。
最新のゲーム機に対応しているようで、画像は非常に綺麗なCG。

普通に映画を見ている感じです。

こちらの公式ホームページに行くと、予告編動画のようなものが見られますが
まさに映画の予告編を見ているような気分。

その綺麗な画像と、アメリカの少し田舎の街を舞台にした雰囲気が気に入って
試しにということで動画を見始めてみました。


最初のところはゲームらしく、やり方の説明なんかが混ざっています。

どうやらテーマは、「時間を巻き戻す能力」を主人公が使いながら
どのように物語を展開させていくか、というあたりにありそうだと分かりました。

ふとしたキッカケで自分の「時間を巻き戻す能力」に気づく過程が
上手いことゲームの序盤の進行と合っている印象です。

能力に目覚めたばかりの主人公の状態と、
その能力を使ってゲームを操作するプレイヤーの状態とが
うまく連動しているのではないでしょうか。

主人公が能力に慣れていくあたりで、プレイヤーも操作になれていく。
そんな工夫なのかもしれません。

もちろん僕はゲームをやっているわけではなく見ているだけなので
操作に慣れる必要はありませんが、それでも
世界観に入り込んでいく流れとしては、上手いこと誘導してもらった気分でした。

結果、まんまと僕は引き込まれました。

ここに載せた動画自体は、おそらく達人のような人がやったものだと思いますから
すごくスムーズに進行していきます。
そのおかげもあって、自然なストーリー展開となり
映画を見るような単純なスタンスで動画を見られたんだと思われます。


ストーリーは一言でいうと「バタフライ・エフェクト」についてのものです。
少しのことが出来事に大きな影響を及ぼす、という話。

とくに時間を巻き戻す設定の中では、過去にしたことの小さな違いが
未来の大きな違いとなって表れるところがポイントでしょう。

主人公は過去に戻って出来事をやり直しながら
悲惨な未来を避けるために色々と工夫をします。

1つの選択が引き起こす未来の結末。
そこを見ながら時間を行ったり来たりする話です。

まさに映画で『バタフライ・エフェクト』というのがありましたが
それを違った舞台で描きつつ、選択肢の多さという点でゲーム性を持たせ、
かつサスペンス的な謎解きの要素が入っているのが特徴でしょう。

ただ主人公がワガママで人生を思い通りにしようという話ではなく、
事件に巻き込まれながら災難を避けるために
その事件の真相に迫っていくところに物語としての面白さがあります。

推理小説とか刑事モノのドラマのような感じ
プラス
時間を巻き戻すことのバタフライ・エフェクト。

なかなか興味を引き続る工夫があると考えられます。


舞台はアメリカ・オレゴン州。
海辺の田舎町といったところでしょうか。

そこの高校に通う主人公の女の子が
高校とその周りで起きている事件に関わっていくストーリーです。

アメリカの高校生の様子とか、学校や寮の様子とか、町の様子とか
まるで海外ドラマを見ているような雰囲気です。

ゲームですが、ジェスチャーなどの非言語メッセージは
それなりに内面を読みとれるだけのリアリティがあります。

「内気なカメラオタクの18歳の少女」という主人公も
見た目の様子や仕草でよく表現されていると感じます。

紹介した動画は日本語吹き替え版のほうで
英語のバージョンもあるようですが、
個人的には吹き替えのほうが上手くできていると思います。

英語のほうは声優の声質が比較的堂々としていて
内気なカメラオタクというよりも、むしろ
物静かで知的な学生といった印象さえ受けてしまいます。

まぁ、設定なんか気にせずに、見たままの印象で
人物像を認識していけばいいのかもしれませんが、
仕草やジェスチャー、姿勢、歩き方が内気さを表していることを考慮すると
どうしても声の雰囲気にはギャップを感じてしまうんです。

大人しさは声にも出ているのに、
人づきあいにおける緊張感が姿勢にだけ出ていて声には表れていない。
そこが違和感を覚えるポイントかもしれません。

その点、日本語吹き替えは無難です。

普通の日本人がしないオーバーな表現は日本の声優にありがちですが、
そこはアメリカ映画の吹き替えや、アニメ映画、
場合によっては日本の俳優にも見てとれるところですから
あまり違和感なく見ていられます。

ということで、ここに載せたYoutubeの動画は
非言語メッセージが声としても姿勢やジェスチャーとしても
内面を表せている感じがして好印象です。


そのあたりのリアルな表現、世界観、ストーリー展開と謎解きの感じ…
色々と組み合わさった結果、僕は動画を見続けてしまったのでしょう。

結構な時間がかかった気がします。
睡眠時間を削ることになりました。

話の長さから言っても、続きが気になる感じからしても
海外ドラマ1シーズン分ぐらいの感じはあるはずです。

忙しい人は見ないほうが良いと思います。

いくらかの部分は純粋なゲーム目的で
見ていても退屈なところがあるかもしれません。
僕はその辺を飛ばしながら見ましたが、それでも結構な時間です。

心にグッとくるシーンも沢山。
なんでも泣けるゲームなんだとか。

海外ドラマのDVDボックスを買うか
1シーズンまとめてレンタルするぐらいのつもりで
見てみるのは良いかもしれません。

僕は睡眠時間を削った甲斐があったと感じました。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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