2016年09月19日

【セミナー】良くなるとは何か?

ご案内: 10月16日(日)開催

   カウンセリング講座 〜良くなるとは何か〜



ずいぶんと久しぶりの開催になりますが、10月は講座を開催します。

内容はコミュニケーションです。
カウンセリングの技術をベースにしながら
日常的な範囲のコミュニケーションまで視野を広げます。

自分自身の内面的変化などは範囲外です。


テーマは『良くなる』ということ。


相手の関わりにおいて、相手のためを思い、相手に良くなってもらいたい。

では「良くなる」とは何でしょうか?


世の中のコミュニケーション技術は援助的なものが多い傾向にあります。
カウンセリングにせよ、コーチングにせよ、クライアントが主体というスタンス。

例えば質問法とか、いわゆる技術としての傾聴とか、
それぞれのコミュニケーションスタイルの中から技法だけを取り出せば
日常のあらゆる場面に活かしていくことは可能です。

子育てコーチングや、部下指導のためのカウンセリングなど
さまざまな方法が紹介されているようですが、その多くは
「コーチング・カウンセリングの技法や考え方を取り入れよう」という話であって
実際に「子供や部下に対してコーチやカウンセラーとして関わる」わけではない
と思われます。

つまり技法として相手の役に立つコミュニケーションをすることと
立場としてコーチやカウンセラーになることとはイコールではない、という話です。


そして日常の多くのコミュニケーション、特に関係性が近いときは
相手に対して関わるときの自分の気持ちが影響してきます。

自分の側のメリットのために、組織としての要求として、
親としての想いから、教師としての情熱を反映して…などと
自分の側の願望が関係性を複雑にします。

手法としてコーチングやカウンセリングの技術は役立つとしても
親や教師や上司は、プロフェッショナルとしてのコーチやカウンセラーとして
相手と関わるわけではありません。
一回の限られた時間のコミュニケーションに対価をもらうプロではない。

プロとしての立場を取るのであれば、主役は完全に相手自身であって
相手の人生は相手のものですから、そこにコーチやカウンセラーが
自分の想いを表していく必要性はありません。

どんなに自分の価値観と違うことを相手が求めていても
それがクライアントの望むことであれば、その考えを尊重するでしょう。

一方、関係性が近いほど、相手への気持ちもドライではなくなりがちです。
自分のために、お互いのために、相手のために、と
自分の側の願望が表に出てきやすいはずです。

こうなってくると、求められるコミュニケーションの方法も変わってくるでしょう。

プロとしての立場でなら活用できたカウンセリング・コーチングの手法が
近い関係だと空回りをする場合があるということです。


実際のところ、こういった話はよく耳にします。

コミュニケーション技法を教えるプロだったり、
カウンセラーやコーチをやっている人だったり、
トレーニングを積んでクライアントやお客さんとの関係は凄く良くなったのに
身近な人との関係になると対応が分からなくなる、というんです。

場合によっては、プロとしての使うときには効果的なメッセージが
家族に対して使ったときには「廻りくどい!」、「面倒臭い!」などと
かえって嫌がられる結果になってしまう、とかも。

もちろん「相手のためを思って」の関わりでもあるでしょうし、
お互いのためでもあるのでしょう。

しかし自分の想いが反映されているときには、ある種の技術を使うと
どこか相手をコントロールしようとしているような雰囲気を発してしまう…
という場合があるようなんです。

100%相手のためであれば気にならないものが
自分の都合を通すために技術で工夫しているような雰囲気が出る、と。

実際にそういう意図があるかどうかの話ではありません。
不自然な印象があったときに、相手からすると
「何かしようとしているのではないか?」という違和感に繋がるだけのことです。

これは主に、
非言語メッセージと言葉の内容との間の不一致
から生じると考えられます。

「相手のために」と気を配った形の言葉遣い(言葉の内容)
+相手に向けられた自分の願望が表れた表情や声のトーン。
この組み合わせが不一致なんです。

プロとして関わる場合は、
「相手のために」と気を配った形の言葉遣い(言葉の内容)
+自分の願望が含まれない表情や声のトーン
のように一致しやすいわけです。

相手のためを思っている内面と
実際に言葉として表れるメッセージとが合っていれば問題がない。

対人援助的なコミュニケーション技術は、プロとしての立場を前提にするため
相手のためだけの関わり方の方法として作られています。

だから相手のためだけを思っていられるプロとしての立場であれば
相手のための言葉の技術が効果的に働きます。

ところが、自分の想いが反映されやすい身近な関係性となると、
相手のためを前提とした言葉の技術に
自分のための気持ちが組み合わさってしまって、
受け取る側からすると不自然な雰囲気になりやすいようです。

この部分を
・言葉の内容の側面から(技術として)
・自分自身の気持ち/想いの側面から
両方で整理しようという趣旨
です。


相手のため、お互いのために「良くしたい」という想い。

そこに知らず知らずのうちに反映されてしまう自分の願望。

これを意識することで、コミュニケーションの技術を使い分けやすくなります。

その関係性においての「良くなる」が何なのかを明確にして
「良くする」ために効果的なコミュニケーションを選びやすくなります。

例えば、しっかりと話を聞いてくれることは支えになりますが、
親しい関係では一方が常に聞き役になるわけではありません。

本人の考えを尊重できるように質問で気持ちを引き出すのは効果的ですが、
質問によって相手の考えの方向を導いて自分と同じにするとなると、
相手に我慢を強いる可能性も否定できません。

技術が効果的に働くケースと、空回りしやすいケースとを整理して
それぞれの技術を意図をもって使えるように練習する予定です。


相手に良くなってもらいたいときに自分の想いが出てしまうのは
プロとしてクライアントやお客様に関わるときにもあることのようです。
特に、自分にとって大事だと思うことを仕事としている場合は。

教育や指導におけるコミュニケーション、
身近な人とのコミュニケーションなどを考える上では
とりわけ重要な内容だと思います。

カウンセリングなどの技法に興味を持って
実践的に使ってみようと思っている方にもお勧めです。

あまり”ワイワイと楽しい”種類のセミナーではないかもしれませんし、
むしろ、自分の気持ちに気づくための真剣さが目立つかもしれません。

座学ではなく、少人数制の参加型・体験型ワークショップです。
気軽なスタンスで積極的に取り組んで頂ければ幸いです。



※内容の密度の関係で定員を設けています。
もしかすると逆に、最少決行人数へ届かない場合もあるかもしれません。
いずれの際も改めてお知らせいたしますので、なにとぞ御了承ください。



◆録音/録画、再生機材に関しまして
講座全体の内容は、ICレコーダーやビデオなどで
記録いただいても構いませんが、あくまで
個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
 十分にご配慮ください。





【セミナーの詳細】

≪カウンセリング講座 〜良くなるとは何か?〜≫

【日時】  2016年 10月16日(日)
       10:00〜16:30


       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。


【場所】 滝野川会館 304集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。


    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。




終了しました

自分自身が学んできた過程を振り返っても
技法そのものを教わる機会は多々ありました。

技の種類を求めれば限りはないですし、
手持ちのツールが増えていくような喜びもあったものです。

反面、それぞれの技法の使いどころは
実際に試しながら効果を見ていくしかありませんでした。

達人と呼ばれる人たちのやり方を参考にしたくても
こちらで見られるのは、彼らがカウンセリングやセラピー、
トレーニングや講座などをやっている場面に限定されます。

日常的なコミュニケーションを見る機会は本当に限られていました。

その意味でも、技法を場面ごとに使い分ける視点は
自らの実体験から得てきたもの、そして
クライアントの方々と協力して見つけてきたものとなっている気がします。

今回の講座では、こちらから提案する使い分けの方法もありますが、
「どういう風に考えれば自分で使い分けられるようになるか」という
着眼点をお伝えすることになると思います。

ご自身で気持ちと向き合いながら、
ご自分にとって最も役立つ形での技法の使い分け方を探る。

そういう時間としていただければと願っています。

ご興味がありましたらお越しください。

おしらせ
 ◆ セミナー情報 

日程確定

《心を調える実践会》

【日時】 2017年12月23日(土)
     10:00〜16:30


【場所】 滝野川会館
    304集会室

    JR上中里駅より7分
    JR駒込駅より10分
    南北線西ヶ原駅より7分

詳細は後日>>
次回は2018年の予定


 ◆ 過去の講座 

《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


当時の内容はこちら>>


《勉強会》 

【テーマ】 変化の流れを考える

当時の内容はこちら>>
次回は未定



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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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