2016年12月12日

白黒反転

札幌の雪景色は、道外からやってきた立場として見ている分には
なんとも不思議に心を奪われるものでした。
(住んでいたら大変だと思いますが)

特に空が白くなり、遠くが見えなくなるほどの降雪となると
あたりはもう一面が白く見えます。

日中ですから太陽光は届くわけなので薄明るさはある。
ただ前面が均一に近い形で、うっすらと白く明るい。


こうなると色味の強いものはグレースケールのように黒っぽく見えます。
実際は中間色のグレーは目立たず、白黒二色のような感じでした。

これが興味深いんです。

雪国で育っていたら違うのかもしれませんが
雪景色を見慣れていない環境で育った僕には少なくとも、
光と影なら光のほうに目を向ける癖があります。

明るいところに注目がいくというか、
物体を光の反射で認識しているというか、
明るさのコントラストや色味の変化で形を認識する感じがあるようです。

ところが一面が真っ白の景色となると、明るい部分は雪に覆われていて
その白さが背景の白さと溶け込んでしまう感じになります。

明るさのコントラストが輪郭を作ってくれない。
普段通りに光に注目していると形が分からなくなるんです。

一方、樹木なんかは幹や枝のうち、雪の積もっていないところだけが
真黒な線として樹の形を示しています。
一応は樹木があることを認識できる。

その景色の中で光に注目する癖は残っていますから
つい白い部分全体のほうを見てしまって
樹木の形は黒く抜け落ちた部分のように認識されたんです。

普段の見方であれば背景の中に、前景として「樹木がある」と認識しますが、
目は一面の白さに向いてしまっています。

背景であるはずの一面の白さをメインで前景として見てしまって
物体として際立っているはずの樹木が背景のように見える。

前景と背景が反転している感じがしました。

よほど写真にとって白黒反転したほうが自然に認識できそうなほどです。


普段とは違った認識の仕方でした。
ちょっと不思議な感じ。

書道をやっている僕としては白黒の着眼点として勉強になった気もします。

雪景色の中で黒く埋もれている木々は、背景として認識された状態のようです。
書道の場合は、白い紙の中で黒い文字が前景として認識される。

書道でも白い紙の部分を前景として、文字を黒の背景のように捉えられれば
文字の形という物体の認識を離れて、単純な白黒のバランスだけに注目できます。

文字の持つ意味を離れて、白黒だけで美しさを表現するのが芸術だとしたら
黒の部分を背景として見られるぐらいの認識の仕方も重要だと思われます。

その意味で、雪景色は前景と背景を反転する見方を経験するのに有意義でした。

意味づけした物体や概念を捉えるのではなく、
全体の光の特徴だけを捉えるという知覚の仕方。

意味づけの少ないニュートラルな受け取り方の練習にもなるような気がします。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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