2017年03月07日

学習における頻度と蓄積

2月頃から始めた英語でのプレゼンテーションのクラスも
半分が過ぎて進め方や何をするかにも慣れてきました。

英語でプレゼンをするということそのものについても
多少は慣れが出始めてきたあたりかもしれません。

そうすると感じてくるのが、体験する頻度とスムーズさの関係です。

プレゼンを練習するとなれば自ら英語で発話する量が増えます。
それに慣れるとそのスムーズさが上がっていく。

去年は英語を使う機会が週に一回の英会話ぐらいだったんです。
その前の年ぐらいまでは、週一の英会話に加えて
大学の公開講座で英語を使って何かを勉強することをしていました。
週二回ぐらい英語を使う頻度だったわけです。

すると自然に、週二回の時期と比べると
週一回の頻度だとスムーズさが落ちるような印象も受けます。

もしかするとラジオや映画などで英語に触れ続けていれば
そのあたりは変わってくるのかもしれませんが、
やはりアウトプットということになると頻度は限られてしまいます。

それに比べると今は、
週一回の英会話と週一回のプレゼンのクラスがあるので
英語に触れる頻度は多くなっています。

そのせいもあってスムーズさが上がっている気がします。


しかし反面、フランス語に触れる頻度は下がっています。

一昨年は週二回だった英語が、昨年は一回に減ったのは
その分だけフランス語の頻度を上げたからです。

であればフランス語のスムーズさが下がったのか?

ところがそうではないんです。

僕のようなレベルのフランス語の場合、
問題は語学力を運用するスムーズさにあるのではありません。

むしろ基礎となる語学力そのものを鍛える段階です。
音を捉える訓練とか、ボキャブラリーとか、文法の正確さとか。

ボキャブラリーに関しては接触頻度が落ちると忘れていくものもありますが
文法はむしろ数を重ねるごとに自然と定着していきます。

基礎の部分においては、とにかく量を積み重ねていく必要があるんでしょう。
積み上がっていくものであって、下がる度合いは少ない。

一方、基礎が固まった後に、それを実用的に運用していく段階となると
ここには慣れの要素が関係してきます。
日常の中で頻度が高ければ慣れでスムーズさが上がり、
頻度が下がると不慣れになってきてスムーズさが落ちる、と。

このあたりは日本語でも当てはまるのではないでしょうか。

現代人は紙に文字を書くことが減ってきているはずです。
そのため漢字がすぐに思い出せなかったり、
文字を書いたときに形のバランスが悪くなってしまったりするかもしれません。

書けなくなってしまっていた漢字でも読むのには苦労しませんし、
思い出せないときでも一度調べれば、すぐに「あぁ、そうだ」となります。

英語でアウトプットするときも同様です。
読むときには理解できている単語が、話すときは書くときには出てこない。

知っているし、理解もしているけれど、
運用するときにはスムーズに浮かんでくるかどうかが重要なんです。

言い換えると、思い出しやすい記憶になっているかどうか。
慣れでスムーズさが上がるのは、使っている頻度が高いために
記憶の中で思い出しやすいところになっているんでしょう。

しかし、知らない単語があるとか、
聞き取りのときに識別できない音があるとか、
そういう段階では運用以前の話になります。

運用するためのものが頭の中に存在していません。
だからまずは頭の中に入れ込む必要がある。

こっちでは頻度よりも蓄積が大切になりそうです。
頻度が高いから思い出しやすいといった運用のスムーズさではなく、
運用できる情報をどれだけ溜めこんでいけるかの段階。


となると僕の場合、フランス語はまだ蓄積重視のレベルですから
一週間当たりの頻度が重要なわけではないのかもしれません。

むしろ頻度重視の側面は英語のほうに充てて、
フランス語に関しては自宅学習で蓄積するものを上げていく。

そういう区別をしても良いような気がします。

しかし同時に発話の部分に関しては運用力を上げる必要があるので
これにはアウトプットを通じた慣れも重要になりそうです。

慣れが重要な要素については頻度重視で会話レッスンなどをする。
蓄積が重要な要素については自宅学習でトレーニングする。

そんな感じでやれたら良いのかもしれません。

ちょっと工夫してやってみようかと思います。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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