2017年05月28日

【セミナー】言葉の表現力を向上させる

ご案内: 6月25日(日)開催

   コミュニケーション講座 〜言語表現力トレーニング〜


「話のポイントは分かった。
 この発想の癖が問題の中核になっていそうだ。
 こっちの方向の考えを提案できれば解決するんじゃないか。
 
 …でも、これを何て言えばいいんだろう?」

そんな風に、
 伝えたいメッセージの中身は浮かんでいるのに
 それを上手く言葉にできない
といった”もどかしさ”を感じることがある。

あるいは、質問に対して自分なりに説明しているんだけれど
今一つ相手に伝わりきらない。

色々と言葉を変えたり補足したりしてみても
空回りするばかりで上手く言葉が届かない。

そのように気持ちを言葉にする段階でスムーズにいかず
モヤモヤした時間が続いてしまう。

…いずれも、コミュニケーションのトレーニングを積むほどに
よく聞かれるようになる”もどかしい”瞬間のようです。

日常会話であればさほど問題にならないことかもしれません。
特に日本語のコミュニケーションでは
お互いに相手の気持ちを汲み取ろうとしますから
言葉を増やしていくうちに自然と相手が理解してくれることもあります。

ですがカウンセリングやコーチング、セラピーなど
コミュニケーション技術を学んでいくと、
話の流れの中で鍵になるようなポイントが出てくるものです。
この瞬間が重要!というときが。

そこでどんなメッセージを届けるかによって
展開が大きく変わるようなタイミングです。

相手とペースを合わせる能力が高まって、さらに
相手の非言語メッセージを捉える観察力が身についてくると、
「今、相手は大事なことを表現している!」というのが
自然と掴めるようになってきます。

そのタイミングの一言で相手が楽になり、
前に進むためのキッカケが生まれるようなポイント。

それが分かってくるからこそ、余計にもどかしくなってくるようなんです。
そのタイミングで『的確な言葉』を選べないことが”もどかしい”、と。


コミュニケーションの講座などでは、よく耳にする感想です。
「えーっと、こういうのは何て言うんだろう…」
「あー、ボキャブラリーが足りない」

言葉を続けながら時間をかけてシックリくるものを探す人もいますし、
的確な言葉が見つかるまで黙り込む人もいます。

探し方は人それぞれですが、共通して言えるのは
「言いたいことが言葉にならない」という実感があることです。

この「上手く言えていない」実感が重要です。
それが基準になるから言葉を探せますし、
言葉が見つかった時には「やっと言えた」と納得できます。

ですから、「上手く言えていない」”もどかしさ”こそが
的確な言葉で表現できるようになるための重要なステップだといえます。

そしてそこに気づけているのであれば、あとはトレーニング次第で
的確な言葉を見つけやすくなっていきます。

この講座のテーマは、まさにこの部分です。
 言いたいことを的確に言葉にする。

それがスムーズになると大事なタイミングを逃しにくくなりますし、
相手の心が動いたタイミングに言葉を出せるからこそ
スッと心の奥深くにまで届きやすくなります。

仮に時間をかけて同じ内容の言葉が見つかったとしても、
ここぞというポイントでスムーズに発せられた場合と比べると
どうしても効果には違いが出てしまうことがあります。

ですから『言いたいことを的確に言葉にする』能力が上がると、
自分自身がもどかしい気分を味わうことが減るだけでなく
必要なタイミングで応答できるために効果も高まるわけです。

また、自分の言葉の選び方に対して感度が上がっていきますから
言葉の使い分けがハッキリする分だけ、誤解を与えることが減りますし、
説明を受ける側も分かりやすくなるようです。

例えば「感覚」のように、
・身体の感覚体験の内容のことなのか
・五感でインプットすることなのか
・上手くできるかどうかの”センス”や感受性の高さのことなのか
・論理的に説明はできないけれど直感で、という意味なのか
・最適な言葉が見つかっていないけれど”大体こんな感じ”という意味なのか
などと様々な使われた方をする定義の曖昧な単語がありますが、
そういう曖昧な単語も自然と使い分けをハッキリさせたくなるはずです。

そして言葉の持つ意味に敏感になりますから、
他人が同じ単語を自分とは別の意味合いで使っている場合にも
「あぁ、この人はこの言葉を〇〇の意味で使っているんだな」と
変換させながら理解できるようにもなります。

つまり他人の話を聞いて理解する能力も上がる、ということです。


基本的に人が言葉にするものは、言葉になる前の段階で
頭の中に『内的表象』として浮かんでいると考えられます。
(内的表象=視覚・聴覚・体感覚を組み合わせたイメージのようなもの)

ある内的表象のパターンに対して、特定の呼び名として単語が存在する。
イメージを言い表した言葉を選び、それを文章や発話で届け、
受け取る側はその単語をもとに頭の中でイメージを再構築する…、
そうやって言語コミュニケーションが成立しているといえます。

頭の中のイメージを直接共有できないから、
一度言葉に翻訳するステップが追加されているんです。

「伝えたい内容が頭に浮かぶ」という段階は
この内的表象が発生したときです。

「上手く言葉にならず”もどかしい”」ときには、
内的表象が自覚されているのに、対応する言葉が見つかっていないわけです。

この内的表象(イメージ)と言葉の対応を明確であれば
言葉がスムーズに見つかるようになりますし、使い分けもハッキリします。

しかし多くの人は、母国語の場合とくに、あまりにも慣れすぎてしまって
内的表象と単語を対応させる段階がショートカットされ、
自覚しにくい状態になってしまっています。

ですからトレーニングとして、内的表象を丁寧に自覚して
それに相応しい単語を見つける練習をしていくのが効果的です。

つまり、
  話し手の内的表象(イメージ)→ 言葉 →
    →【伝達:話し手から聞き手へ】→
  → 言葉 → 聞き手の内的表象(イメージ)
という翻訳の過程を丁寧に自覚する練習が大切だ、と。

講座では、この翻訳過程を様々な角度からトレーニングするつもりです。

具体的には
・言葉の定義をイメージに対応させるトレーニング
・言葉の抽象度を調節するトレーニング
・内的表象への感度を上げるためのメタファーの練習
・言いたいことを文章にするための要素を整理するトレーニング
・論理構造を意識しながら説明/理解する練習
などを考えています。

母国語である日本語を客観的に見つめなおし、
自覚しながら日本語を使い分けられるようにしよう
というトレーニングだともいえるかもしれません。


どちらかといえば地道なトレーニングの部類です。
雰囲気としてはリラックスしながら楽しいものにしたいですが、
いわゆる”意識”と”無意識”の両面を使いますから
楽な作業ではないように感じます。

しかしながら多くの人は母国語だからこそ「いい加減」なんです。
それを「的確」なほうにシフトさせる努力をするかどうか。

ほとんどの場合、的確にしなくても何とかなってしまいます。
だから的確に表現しようとする努力のほうに向かいません。

逆に言うと、
「上手く言葉にできなくて”もどかしい”」と感じるときぐらいしか
的確なほうにシフトさせるチャンスは無いような気もします。

文章を書くにしても、想いを言葉で伝えるにしても、
自分から発信するにしても、相手のための言葉を返すにしても、
「言いたいことを的確に表現できるかどうか」
で、伝わりやすさ・届きやすさが大きく変わります。

そのための努力に興味が湧いたようでしたら
トレーニングをやってみる価値は大いにあると思います。

一日で劇的に変わるものではないでしょうが、
トレーニングの成果を発揮している人は何人も見ています。
心がければ「的確さ」は、いくらでも上がっていくようです。

地道なトレーニングも、誰かと一緒なら
気軽に取り組めるのもメリットでしょう。

関心とご都合が合いましたら、どうぞお越しください。


※国語辞典までは必要ではありませんが、
 言葉の意味を調べたくなるときが出てくるかもしれません。
 スマートフォンや携帯電話など、情報端末をご持参いただくのはお勧めです。




◆録音/録画、再生機材に関しまして
講座全体の内容は、ICレコーダーやビデオなどで
記録いただいても構いませんが、あくまで
個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
 十分にご配慮ください。



※内容の密度の関係で定員を設けています。
もしかすると逆に、最少決行人数へ届かない場合もあるかもしれません。
いずれの際も改めてお知らせいたしますので、なにとぞ御了承ください。





【セミナーの詳細】

≪コミュニケーション講座 〜言語表現力トレーニング〜≫

【日時】  2017年 6月25日(日)
       10:00〜16:30


       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。


【場所】 滝野川会館 304集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。


    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。




終了しました

世間で言われるように、
コミュニケーションにおいて言葉の占める割合は
それほど高くないのかもしれません。

非言語メッセージをキャッチできる能力が高い方が
相手の感情をとらえやすくなりますし、
数多くのメッセージの中から大事な部分を見つけやすくもなります。

詩のように美しい言葉よりも、
たどたどしくても感情が乗った一言のほうが
心に深く響くときもあります。

聞き手側・受け取る側の感受性が高ければ高いほど
非言語メッセージの重要性も高まっていくのかもしれません。

ですからコミュニケーション技術を磨こうという立場からしたら
非言語メッセージを心がけるのは重要なんです。

大人になってからのコミュニケーションが
言葉に頼りすぎなことを踏まえても、
非言語を強調するぐらいで丁度いいとも言えます。


一方で、話し手側・伝える側としての立場になったときには
言葉のメッセージもかなり重要です。

相手が非言語メッセージの感受性を上げるトレーニングをしていなければ
言葉の内容のほうを重視する可能性もありますから。

また、非言語メッセージを受け取るのが得意な相手に対しても、
的確な言葉を見つけるスムーズさは重要です。

言葉を探している感じのときには、
「言葉が上手く定まらない”もどかしさ”」も
非言語メッセージに乗ってしまいます。

すごく親身になった大切な想いを乗せた言葉であっても、
そこに”もどかしさ”が混ざりこんでしまうわけです。

気持ちの乗った言葉として、
その気持ちの乗り具合が下がってしまう。

それがスムーズに言葉として言い表せたときには
その言葉に想いが100%乗っかります。
非言語メッセージと言葉がマッチするんです。

こうなったときに相手の心の奥深くまで届くメッセージとなります。


やはり言葉も大切なんです。
言葉で会話をしているのですから。

どちらが重要かという比率は状況によって変動しますが
メッセージの両輪であることには違いないでしょう。

非言語メッセージの重要性を実感してきた頃、
改めて言葉の重要性も感じられるような気がします。

だからといって、小説家や詩人のように
芸術的な描写ができることを目指そうというのではありません。
誰かの名言を引用しようというのでもありません。

あくまで自分の言葉として、自分の想いや考えを
「的確な」言葉に変換できるようにする。

自分が的確に表しきれない部分を相手に汲み取ってもらう代わりに、
相手に届きやすい形に表現するところまで
自分ができるだけの最善を尽くしておく、ということです。

的確な言葉を選ぶところにも、
相手のために最善を尽くそうと努力できる範囲があるんです。

コミュニケーションの能力として磨ける余地があるんです。

コミュニケーションを大事にしたいのであれば
「的確な言葉を選ぶ」努力によっても
もっとコミュニケーションを大事にすることができるんです。

相手のために、自分のために、お互いのために
工夫できる部分がある。

何も完璧なコミュニケーションを目指そうというのではないですが、
最善を尽くそうとできるかどうかは意味のあることのように思います。

最善を尽くしていれば、少なくとも後悔はしませんから。

そして、相手のために最善を尽くそうとする姿勢こそが
その相手にとって最大の支えになるような気もするんです。

だから自分の選ぶ言葉にも最善を尽くそう、と。
そういう趣旨です。


お越しをお待ちしております。

おしらせ
 ◆ セミナー情報 

New!

《心を調える実践会》

【日時】 
  2017年12月23日(土)
  10:00〜16:30


【場所】 
  滝野川会館
  304集会室

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
   南北線西ヶ原駅より7分

詳細はこちら>>
次回は2018年の予定


 ◆ 過去の講座 

《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


当時の内容はこちら>>


《勉強会》 

【テーマ】 変化の流れを考える

当時の内容はこちら>>
次回は未定



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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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