2018年02月28日

眠気をもたらすもの

どういうわけか最近、急に眠くなることがあります。

睡眠時間が十分に取れていないかというと、
物凄く少ないわけでもありません。

確かに余裕のある時期と比べると一日平均で1時間ぐらい短めですが
それぐらいでも問題なく回っていくこともあります。

となると、
 睡眠の質が悪いか、
 睡眠を必要とする状況になっているか、
といったことが考えられそうです。


必要以上に眠く感じられるときにありがちなのが
多くの学習が進んでいるとき。

脳内で情報を再構成するような作業が必要になる時期は
概して理由もわからない眠気に襲われる傾向が見受けられます。

例えば心理療法やNLPなどの関連でいうと
自分の心の癖を変えるような取り組み・実習をしたときや
普段は体験しない種類の刺激的な経験があったときなどは、
その日の夜や、その後の数日間に大きな眠気がやってきたりします。

ワークショップに参加して、
自分の心の癖を掘り下げて行ったり、
普段はやらないようなイメージを使った作業をやったり、
いつもとは違う発想法で考えるトレーニングをやったり、
他の人が個人的な悩みに取り組み場面を目撃したことで
自分だけでは体験できないような刺激を受けたり…。

そんなことがあったあとは
大量に新しくインプットされた情報を整理し、学びとして定着するために
睡眠中になされる記憶の再構成が求められるのかもしれません。

僕自身の経験談としても、他の人の話としても
こういったことは良く耳にします。


同様に語学を集中的にやっているときにも似た状態になりやすいようです。

言語情報として新しく覚えることがあったり
新しい情報の結びつきを作ったりする作業が
睡眠中に行われるということではないでしょうか。

特に語学に関していうと、機械的に単語を覚えたりする作業よりも
実用的な会話の練習のほうが、睡眠を要求する印象があります。

ネイティブの話を聴いて一気に大量の文章がインプットされると
そこから単語の繋がりがパターンとして学習されます。
いわゆるコロケーションというものです。

「この単語の後には、こういう単語が来る可能性が高い」
といったタイプのパターン学習が進むと、
話の流れも予測しやすくなりますし、予測が立っているからこそ
聴いていて内容を理解するのもスムーズになります。

一単語ずつを聞き取って頭の中で並べ、その意味を理解する…
というようなことはしなくても、
ある程度の長さのフレーズをまとめて一気に意味として捉えられる感じ。

それには単語の結びつきのパターンを学習するのが求められ、
ネイティブと会話をしたりして、この種の学習が一気に進む時期には
記憶の再構成が積極的に行われるために睡眠が必要になる。
そういう可能性が考えられそうです。

会話としてアウトプットをトレーニングするときも
単語同士の結びつきを強化することになります。

「この単語の後に、この単語を言う」といった
情報の塊を作っていく作業。

こうした単語同士、フレーズ同士の結びつきが出来てくると、
発話をしようとしたときに自然と次のフレーズが浮かんできて
スムーズに言葉を発していくことができるようになるわけです。

スムーズじゃない時期は、記憶の中から
「覚えてはいるんだけど、すぐに見つからない」単語やフレーズを
一生懸命に探索する時間がかかってしまいます。

言いたいことが浮かんでこない”もどかしさ”があるとき。

その時期にアウトプットのトレーニングをすると
単語同士、フレーズ同士の結びつきが強化されていきます。

ここでもやはり記憶の再構成が必要になるため
睡眠が求められると思われます。

実際に僕の経験としても、英会話を積極的に始め
発話のトレーニングを集中してやっていた頃、
得体のしれない睡魔があったのを覚えています。


ということで多くの学習が進み、記憶の再構成がなされる時期だと
身体が睡眠を求めてくるというのはありそうです。

一般に幼いときほど、どんな体験も新鮮で初めてのものと感じられ、
また動作の学習としても言語習得としても、勉強のレベルでも
新しいことを沢山学習しているわけですから、
当然のように睡眠時間が長くなっているのでしょう。

近頃の僕はフランス語のトレーニングをこまめにやっていたり、
電車での移動中もフランス語の音源を聞いていたりする関係で、
実用的な言語運用をするための学習が進んでいるのかもしれません。

併せてスペイン語も入門内容の講座でチョットだけ勉強していますが
こちらはネイティブが簡単なスペイン語中心で進めてくれるので、
自然なパターン学習が進んでいる印象はあります。

わざわざ机の上で勉強していないにもかかわらず
ある程度の学習が進んでいる気がしますから、
体験学習として記憶を整理する作業が求められている可能性があります。

日程的な慌しさからくる疲労回復だけでなく、
学習の観点からも睡眠が求められているような気がする、という話です。


それと同時に、やはり睡眠の質も関係していそうです。

1月の間は住居の裏側で、4軒分の家屋が撤去され
更地にするための工事が行われていました。

並行して2軒となりで新築工事が進んでいますが
破壊の作業と比べると静かなものです。

とりわけコンクリートの基礎を取り除く作業は
強烈な騒音と振動を生み出していました。

近々、その土地に新築の分譲が数軒立つようですから
これもまた騒音が予想されます。

ですがまあ、まだこっちは始まっていないですし大丈夫。

ところが裏の住宅破壊作業が終わった直後、2月の上旬から
別の工事が目の前で始まりました。

僕の住んでいるところの真向かいは小学校の裏側なんです。
裏ですから子供の声は聞こえません。

しかしその小学校の裏側のフェンスを
作り直す工事が始まったんです。

目の前の通りの端から端まで。
小学校の幅の分、全部のコンクリートの壁を壊して、
そこに新たな壁とフェンスを作るらしいのです。

今はその破壊・撤去作業が行われています。

コンクリートブロックの壁を重機で壊し、
アスファルトの道路と面した部分は土が出るところまで
使われているコンクリート部分を全て取り除いているようです。

それに伴って植物も伐採されていたりして、ものすごい騒音です。

早朝からコンクリートの地面を破砕する音と振動が起こり
それによって目を覚まされてしまうときもあります。

どうやらこうした騒音で睡眠の質が下がっている気もしてきます。

落ち着かないし、寝ていないときでも自宅にいて気が休まりません。

人通りが少なくて静かなところのはずだったんですが…。

再開発が多すぎて騒音被害が甚大です。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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